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2010年11月19日 (金)

落合恵子さん講演会「いのちの感受性」が開催されました

◆落合恵子さんの講演会が開催されましたImgp0059

11月17日、図書委員会主催による講演会が全校で開催されました。今年の講師は作家の落合恵子さんです。落合さんは作家になる前は文化放送のアナウンサーで、執筆活動だけでなく、東京・青山と大阪・江坂に、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」と女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」を主宰しています。多くの人と「楽しく考える」をモットーに、子どもや女性、高齢者、障害のある人たちの声を、あらゆる角度から追及しています。

 この間、図書委員会では落合さんの「クレヨンハウス」を訪問して本を購入したり、その紹介をするなどの活動をしてきました。また各学年でも落合さんの出演した「徹子の部屋」のDVDを観たり、「崖っぷちに立つあなたへ」や「ぼくはぼくでいい」など落合さんの本を読んだりしてこの日に備えました。

 「若い人は苦手」といいながらも自らの中高時代の体験から話し始めた落合さんは、今でいうシングルマザーの母親のもとに生まれ、みんなと同じでなければいけないという社会の風潮に違和感を覚え、みんなと違ってもいいと感じていたことを語りました。外国の歌を2曲訳しながら、そこに込められたメッセージを紹介し(このあたりは思わずさすがと感じさせられました)戦争のこと、進路や仕事のこと、社会について、クレヨンハウスのことなど、生徒の心にしみこむような話し方で、多くのことを語られました。

 処分される犬の写真展に通っていた学校に通えない女の子が「動物の医者になる」と決意した話や、長い介護の末に見送った母親に間に合わなかった「おやすみ、ぼく」の絵本が、多くの施設で読まれているお手紙など、印象に残る話も多くありました。

 最後に生徒たちに対して落合さんは「あなたたちは本当にたくさんの明日を持っている」とおっしゃいました。子どもたちの「たくさんの明日」が充実した明るいものになるようにすることが社会の責任だと強く感じさせられました。

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■I can’t live your life.―あなたの人生はあなたでないと生きられない…講演中の落合さんの言葉です

■高校二年生の感想を一部紹介します。

私は差別を受けるのは悲しいことだと思うし、自分は差別をしたくない、されたくもないと思いながらも、知らないうちに自分の中に差別の意識があったりするのに気づいて落ち込むことがあります。だから今日、落合さんの差別を受ける側でよかったと思いなさいという言葉は心に響きました。私には人種とか、そういった自分ではどうしようもないことではないのに、どうしても直せない欠点があり、そのせいで自分を嫌いになることがあります。自分に自信を持てるときも、自信が持てないときも両方とも、他人と比べて勝っている、劣っているということでしかないんじゃないかと最近気づいてショックでした。他人に認めてもらう“何か”を持たないといけないというプレッシャーを抱えている自分に気づきました。

落合さんの本を読み、お話を聞いて、自分を愛することができていないということが分かって、もっと自分を大事にできたらいいのにと思いました。学校という中にいるとどうしても勉強とか運動とか、何か一つ優れていなくちゃいけないという重圧に飲みこまれそうになり、もし受験に失敗したら?という不安も抱え、ありのままの自分を愛するということを忘れてしまっていたとわかりました。不安の中だからこそ、自分を大事にできたらいいと思います。

それから家族とこういうことを話すのは今はあまりできないけれど、いつかありのままのあなたがいい、ということを伝えることができたらいいなと思いました。