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2011年10月 3日 (月)

出張講義:横浜市立大学 上村雄彦先生「いかにして世界の格差をなくすか 」

高1では進路を考えていくときに、「どんな問題意識や目標を持っていこうとするのか」「大学でどんな学問を学びたいのか」を1人ひとりが掴んでいくことが重要と考えています。そこで大学の先生をお招きして、世界で課題になっていること、文系でも理系でもどんな進路を選んでも考える価値のあること、について講演を定期的に開いています。

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9月30日(金)に、横浜市立大学国際総合科学部 准教授上村雄彦先生をお招きして、「いかにして世界の格差をなくすか ―国際連帯税の提案―」というテーマで講演をしていただきました。その様子をお知らせします。

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上村先生は、昨年NHKの白熱教室でも4回にわたって公開授業をされた先生であり、寺島実郎さんとともに「国際連帯税推進協議会」の委員として政府に提言もされている方です。生徒が参加する講演会で、ときにディスカッションを互いにし、先生の問いかけに必死に考える生徒の姿もあり、約100分の間とても熱心に聴き入る生徒の姿がありました。


【生徒の感想】

「どうして格差が広がっているのか」、その疑問についてずっと考えて来ました。歴史的事情なのか、個人が利益を求めすぎてしまったからなのか。さまざまな原因があって現在の格差のある社会が出来上がってしまったのだと思います。では、どうしたらそれが解決されるのか。その方法をわたしは思いつくことができませんでした。

なので、上村先生がおっしゃっていた「グローバルタックス(国際連帯税)」は衝撃的でした。グローバルなものや活動に課税すれば豊かな人たちから税を徴収し、それを貧しい国の人々に分配できるなんてすばらしいと思いました。また、ショックを受けたことがあります。日本が世界の飢餓の原因になっているということです。自給率の低い日本ということは昔から知っていることです。自給率の低さ=海外の食料や資源を奪う、ことになっていると結びつける力がありませんでした。私はグローバルタックスに賛成です。自分にできる応援をしていきたいと思いました。(Sさん)

世界には環境や貧困問題があってとても大変だということは授業でもテレビでもやっているのでわかっていたけれど、「なぜ、そういう問題が起きたのか?」という根本的なことを考えたり解決策について考えた事はなかったし、先生がおっしゃっていたグローバルタックスというものがあるんだということを初めて知って、すごく驚いたのと同時に、あかるい希望を持てたような気がします。こんなに大きくて大変な問題でも解決することができるかもしれないと初めて思いました。「どうせ…」っていう風に思うのが普通だと思うけれど、それを変えようとリアルに思っている先生はとても素晴らしいと思いました。そんな風に無謀って思われそうなことに立ち向かっている熱い大人がいるんだと思うと、それだけで嬉しい希望が持てます。

その問題を解決するのがきっと今の若い世代の人で、私のいるこの世代がこの問題に立ち向かっていくと思うと、とても大きいけれど楽しみというか・・・わくわくしました。私は将来、いろんな人に希望が持てて、いろんな人に伝えるべき事を伝えられるような記者になりたいって思っていたけれど、その希望がもっと強くなりました。わたしもあきらめないで何度も立ち向かっていくようなかっこいい大人になりたいです。(Dさん)