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2014年6月11日 (水)

《高校2年》5月17日 上村雄彦先生の講演会

どうしたら地球問題を解決できるのか・・・

という思わずひきつけられる講演タイトルでスタートした、横浜市立大学国際総合学部教授の上村先生の講演会。地球問題というと、飢餓、貧困、地球温暖化、など、私たち一人一人の力だけではなく、世界全体で協力しなければいけないこと・・・としてその重大性をわかりつつも、遠いことのように思うこともあります。上村先生は、その地球問題を、まるごと前進させるための枠組み「国際連帯税」の可能性を研究されている方です。

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最初は日本の福島第一原発事故について。研究者の視点で、上村先生はきっぱりと「半径400㎞以内は危険」という考え方を仰られました。それは、現在まだ継続しているチェルノブイリ原発事故の問題は、近年、どんどん新たな健康被害が明らかになっています。そのデータをもとにしたお話に、生徒たちも福島第一原発の問題をあらためて自分たちのこととして感じたようです。また、脱原発は、技術的な問題ではなく、政治的な問題で不可能になっているという分析についても、生徒たちは興味深く聴いていました。

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国際連帯税については、今起きている貧困、飢餓、温暖化などの問題に、ちゃんとした有効な対策をするには30兆円かかるが、世界で行われている全ての金融取引に、ほんのわずかな課税をするだけで、65兆円の予算が生まれる。ギャンブル的な資本主義が、地球問題に有効な活動になるかもしれない。1%の人のためのガバナンスをどう克服するか、という国際関係論の最先端のお話に、生徒たちも知的な好奇心がどんどん刺激され、最後までグッと集中した講演会でした。もっと聴きたかったという声が多くの生徒から出るほど、素晴らしい体験になりました。