《高校2年》 探究4回目授業
探究4回目の授業は、横浜市立大学国際総合学科教授の上村雄彦先生をお迎えして、講演会を行いました。先生が取り組んでいらっしゃる研究テーマは、「世界が抱える問題をどう解決していくのか」というもの。今回も「平和な日本と世界を目指して」というテーマで、お話をしてくださいました。
「今日はみんなと話したいこと、そして一緒に考えたいことがいっぱいあります。」と話され、スタートしました。「環境破壊、飢餓、貧困、沖縄基地の問題、集団的自衛権、原発の問題など、日本や世界が抱えるさまざまな問題をどうしたら解決できるのかみんなと考えたい。」と生徒たちに投げかけました。
まず、「日本の安全保障」について取り上げ、現在国会で議論されている「集団的自衛権」が抱える問題を提起しました。難しい問題でしたが、生徒たちは熱心にメモを取って聞いていました。グループディスカッションでは、この問題について語り合う生徒たちの姿がありました。
福島の原発の話では、被爆国であり、原発事故が起きた日本には、世界に向けて特別なミッションがあるのではないかと話されました。日本の再生可能エネルギーのポテンシャルがとても高いこと、それでもなぜ原発が再稼働しようとしているのかをわかりやすく語られました。
最後に「知ること、それについて自分で調べ考えること、そしてまわりと議論をすることの大切さ」について話してくださいました。いつもはおとなしい生徒たちですが、先生の熱心なお話や人柄に影響され、次々と質問の手が挙がりました。とても充実した90分を過ごすことができました。