《中学2年》 小網代の森
6月24日、中学2年生は小網代の森に出かけました。当初の実施日が雨天で中止されていたので、心配もありましたが、当日は気持ち良く晴れ上がり貴重な体験となりました。
大変暑い日でしたが森の中はひんやりとしていて心地よかったです。地形が変化するとそこに生えている植物も変化しているのがとてもよくわかりました。生徒はたくさんの蝶やトンボを見たり、虫や鳥たちの賑やかな声を聞いて「あれ何??」「あそこ!見て見て!」と楽しげな声をあげていました。
干潟の前でガイドの方から小網代の森に住むカニを説明して頂きました。カニの大きさの違いや、ハサミを振って求愛のダンスをすることを教えていただいた後に、干潟に降りてカニを探しました。干潟の一部ではたくさんのチゴガニのダンス(求愛活動)を見ることができ、生徒達は目をきらきらさせて見入っていました。
*生徒の感想より*
小網代の森に行って色々なことを学んだり、考えたりすることができました。最初はシダや竹がたくさん生えていて、全体的に暗い静かなところでした。そこには普段みたことがない不思議な虫がたくさんいて、保護されたこの森にはたくさんの生物が暮らすことができるんだなと感じました。また、岸にはアカテガニの巣の穴がいくつかあって、小網代の森にはさえぎる建物がないから干潟から離れたこの場所でも巣があるのだとわかりました。岸先生の本にあった通り流れている川には蛍の餌であるカワニナがいて、学んだことを実際にみることができ、とてもわくわくしました。
真ん中のあたりに来ると周りにあった高い木は減っていき、草などが増えて景色が変わりました。そこにはハンゲショウという、葉の半分が白くなっていて虫をおびき寄せる特徴を持った葉があって、色々な草木がここにもあるんだなと感じました。(略)
最後に色々な種類のカニを見ました。それぞれのカニには体が細長いや体が大きいなど特徴が一つ一つ違っていました。細長い場合には穴に入ることができる、後ろの足が平らな場合には水の中で生活する・・・など体の特徴から住んでいる場所が分かると知り、とても驚きました。チゴガニはたくさんいて交尾のためにダンスをしていました。遠くから見ると何匹も手をあげていてとても面白かったです。カニは水の中・砂場・干潟など様々なところに生活しています。このことから道路などさえぎるものがないため、自分たちに合ったところで生活できるんだなとわかりました。