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2017年6月27日 (火)

《中学3年》 国際  全体授業「固有種と生態系」

中学3年生は学年末に海外研修でニュージーランドかオーストラリアに行きます。方面選択をするのは10月ですが、現地を訪れるまでに、学年全体で様々なテーマについて学んでいきます。6月23日の全体授業のテーマは「固有種と生態系」。中学2年の時に取り組んだ「環境学習」を土台とした授業です。

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オーストラリアやニュージーランドは、その大陸や国の成り立ちから固有種が非常に多い国の一つです。ニュージーランドの鳥の中には飛べない鳥がいるのは、地面を歩いていても天敵がいなかったからだという話を、生徒たちは納得しながら聞きました。

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そして、ニュージーランドやオーストラリアは食料品などの持ち込みが厳しく制限されています。それは外来種の侵入を防ぐためであることも学びました。

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固有種と外来種というテーマで、ある動物の例が挙げられました。それはポッサムです。オーストラリアでは保護動物であるポッサムも、ニュージーランドに行けば害獣扱いになります。同じ動物でも国によって扱いにかなりの違いがあることに驚いた生徒たちです。

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ニュージーランドの象徴とも言える羊ももともとはイギリスから持ち込まれた外来種でした。今では2650万頭もいるそうです。「神奈川県の人口とニュージーランドの羊はどちらが多いと思いますか」という問いかけに、元気に手を挙げて応える生徒たちでした。

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今回の授業の最後には、一人ひとりに問いが投げかけられました。ユーカリの木がなくなるくらいの繁殖力で増え続けたこともあるコアラについてです。絶滅危惧種でもあり、ユーカリの木を食べつくしてしまう動物でもあるコアラ。保護すべきかどうかを考えてみてほしいと投げかけられ、生徒たちは真剣にその問いに向かい合いました。中2の環境学習に引き続き、答の出しにくい問いを通して、世界の問題を考え始めています。

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コアラを保護すべきかどうかー 私は保護すべきではないと思います。固有種を守るために保護するのは普通だけれど、コアラを保護することで、他の固有種が絶滅してしまうのはちがうのではないかと感じました。でもコアラはかわいいから殺すのはかわいそうだと思う気持ちも分かるけど、私は、かわいくなければ殺していいわけではないし、固有種を守っていくために他の固有種を減らさなければならない状況なら、それも一つの手ではないかと思います。特定の生物が増えすぎたり、減ってしまったりということがないようにするなら、保護せずにバランスを保っていくべきだと思います。