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2018年3月22日 (木)

《高校1年》 FW沖縄方面

【1日目】

8時に羽田空港集合と、普段よりも早い集合時間でしたが、大きな遅れもなく予定通り出発することが出来ました。

機内で昼食を取り、現地に着くと早速バスに乗り込んで普天間基地を一望できる「嘉数高台」に向かいました。

激しい爆撃の跡が残るトーチカなどを見学後、極東最大の軍事基地と呼ばれる嘉手納基地を見渡せる道の駅「道の駅かでな」に行きました。基地が出来るまでの歴史や、住民が悩む騒音問題について地元講師から学び、ちょうど大型輸送機の着陸の様子も見ることができ、直にその音の大きさを感じることが出来ました。

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再び普天間基地の方に戻り、基地の一部が返還され、その土地に作られた「佐喜眞美術館」に向かいました。そこに数多く展示された美術作品を自由に鑑賞し、最後は丸木位里・俊氏さん作の「沖縄戦の図」の解説を佐喜眞館長から聞きながら鑑賞しました。その圧倒的なスケールと雰囲気に生徒たちは圧倒されているようでした。

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ホテルに到着して夕食を取り、そのまま當山冨士子先生による講演をお聞きしました。當山先生は戦争経験者のトラウマについて研究されている先生で、実際に當山先生が戦争体験者からとったアンケートのデータを基に研究内容について詳しく話して下さいました。PTSD(心的外傷後ストレス障害)については事前学習でも興味を持っていた生徒も多く、関心を持って聞いていました。

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【2日目】

FW2日目は沖縄南部の戦跡の見学が中心となりました。

まず、アブチラガマと呼ばれる自然の壕に入りました。生徒たちは懐中電灯を持参し壕の中へ入りましたが、一度全員電気を消し、一切光が差し込まない壕の中で戦時中どのような状況下で人々が過ごしていたのかを少しだけ体験することが出来ました。

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バスで少しだけ移動し、「白梅の塔」「魂魄の塔」、「ひめゆりの塔」と資料館を続けて見学し、沖縄戦の歴史を改めて学習しました。それぞれの場所で黙祷をささげ、魂魄の塔では献花を行いました。

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昼食を挟んで、午後は平和祈念公園を訪れ、平和の礎、韓国人慰霊の塔を見学しました。

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その後、琉球舞踊を見学し、最後は全員でその踊りを実際に体験する機会もありました。舞台に上がって踊るのは少し恥ずかしいようでしたが、沖縄の伝統舞踊を見られるとてもいい機会になったようです。

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ホテルに戻り、2日目最後のプログラムとして、中山きく先生の講演をお聞きしました。中山先生は「しらうめ学徒隊」として実際に戦争を経験された方で、昼に訪れた白梅の塔は、しらうめ学徒隊の慰霊碑です。戦争時の自身の体験を鮮明にお話してくださいました。なぜ自分たちは何の疑いもなく戦地に立ったのか。その結果として自分たちにどういう運命が待ち受けていたのか。そして、命が続くことの素晴らしさとは何か。生徒たちは朝から色々な場所をめぐり、相当な疲労もあったと思いますが、身に迫るような話に生徒たちは惹きつけられ、そして集中して聞いていました。

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【3日目】

1日目は基地問題を考え、2日目は南部の戦跡をめぐりましたが、3日目は体を動かしながらのFWでした。

午前中はビーチコーミングとカヌー体験をしました。とても美しい海に、はしゃぎました。自然も豊かな瀬嵩の浜ですが、大浦湾の向こうには辺野古の工事が進む様子が見えました。

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地元の食材を生かして作られた沖縄料理の沢山詰まった長寿弁当を食べ、午後は琉球紅型体験を行いました。琉球紅型とは古くから伝わる伝統工芸で、本来さまざまな工程を経て完成しますが、特別に染めるところだけを体験しました。仕上げは各自がお家ですることになっています。もう既に家で完成させた生徒も多いのではないでしょうか。

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体験後は、辺野古の基地移設予定地に行きました。フェンスの向こう側から、工事の音が鳴り響いている中、名護市議会議員の東恩納琢磨さんからお話を伺いました。東恩納さんは「じゅごんの里」の代表としても辺野古の基地移設に反対されている方で、裁判等で国内のみならず国外でも活動されています。昼間にカヌーやビーチコーミングを楽しんだ綺麗な海の目と鼻の先で、自然が破壊されながら基地が建設されようとしている現実に生徒たちも色々と考えさせられているようでした。東恩納さんのお話が終わったあとも、個別に質問をしている生徒の姿も見られました。

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【4日目】

午前中は2つのグループに分かれ学習を行いました。1つは首里城見学グループ。もう1つのグループは琉球新報社へ向かいました。

首里城見学はあいにくの空模様でしたが、ガイドさんの話を聞きながら見学して回りました。正殿内だけでなく、玉陵(第二尚氏歴代の墓)や沖縄戦司令壕も見学しました。人で込み合った正殿内とは異なり、司令壕前は私たち以外には誰もいない、とても静かな場所でした。壕の前に展示されている説明文が事実を隠すように書き換えられている実態や、学徒隊のお話などをお聞きし、平和とは、教育とは・・・様々な思いを膨らめたのではないでしょうか。

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琉球新報社のグループは、新聞社内にある資料館と編集部を見学し、その後ワークショップを行いました。

ワークショップのテーマは「多様な平和」。琉球新報の新聞を読み、それぞれが意見を出し合いながら様々な角度から見た「平和」を考えました。実際の新聞社の編集部を見学することは滅多にない機会なので、生徒たちも興味深そうに見学していました。

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午後は那覇国際通りを自由に散策し、昼食も好きなお店でとりました。中には市場で食材を買い、近くの食堂で調理してもらった生徒もいたようです。

集合場所には大量のお土産を買った生徒たちの姿が。「修学旅行生って言ったらまけてもらえた!!」と嬉しそうでした。

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三泊四日、初日からかなりハードなスケジュールのなか色々なことを学べたのではないかと思います。このFWを通して、少しでも生徒たちの考え方や視野が広がってくれたら、その一歩になっていたら良いと思っています。