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2018年10月17日 (水)

《高校1年》 進路講演会

高1では、現在大学4年生の卒業生3人を招いて、お話を聞きました。

どの先輩も、高校3年まで運動部に所属して活動していました。学習と学校生活の充実を両立し、希望の進路を実現した3人のお話は、高1の生徒にとって刺激的なものでした。

 

上智大学法学部のTさん

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Tさんは、「どのように進路選択したのか」と、「現在の大学での学び」について話してくれました。

進路選択にあたっては、特に大きなきっかけがあったわけではなく、それまでの自分の興味をもとに決めたそうです。例えば、文化祭の展示で知った児童労働の問題、フィールドワーク沖縄で出会った基地問題などの社会問題に興味を持ってきたので、「大学では、まだ知らない世界のことや社会のことを学ぼう」という選択をしたということでした。

大学では、法学の専門科目だけでなく、自分の興味によって、幅広く学ぶチャンスを生かしていること、また、高1で体験したオーストラリア研修の時から抱いていた留学の夢が叶い、大学3年生の時、交換留学生としてシドニーの大学で1年間学んだことを話してくれました。この時は、違う国から来た5人の学生と一緒の部屋で暮らし、たくさんのテストやレポート課題に心が折れそうになりながら、図書館で必死に勉強したそうです。ここで、環境問題について学び、4年生の今は「行政環境法」を専門にしています。就職は「地球上に住むみんなに関わりのある、環境問題解決につながるような仕事につきたい」と考えて会社選びをしたそうです。

「何よりも自分で納得して選ぶことが大事。自分が、その時に持っている興味を信じて選んでいけばよい。」という言葉が、心に残りました。

 

慶応義塾大学看護医療学部のWさん

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Wさんが看護師になろうと決意したのは、高1の進路選択の時だそうです。人生を振り返り、特に印象に残っていた出来事が5歳年下の弟の誕生だったことから、「人の生命にかかわる仕事っていいかもしれない」と思いました。中学1年生の時、鎌田實さんの講演会での緩和ケアの話で「自分らしく生きて自分らしくなくなるサポートをする」という言葉を聞いたことも心に残っていました。一方、英語や文学を学びたいという思いもあり、悩んだ末に看護師を選びました。が、それは今後の人生を考えて、看護師になっても英語や文学は勉強できると思ったからだそうです。「二兎を追って、二兎とも得たいと考えた」という言葉が印象的でした。

バドミントン部の引退が高3の6月で、それから本格的に受験勉強を始めたけれど、高1高2で宿題や小テストを頑張っていたことが支えになったそうです。基礎がしっかり身についていたこと、また、自分のペースがわかっていたこと、などです。「今、計画を立ててしっかり勉強することで、高3で後悔しないようにして下さい」と、励まされました。

看護学部は必修科目や実習も多く自由な時間が少ないけれど、患者さんと良い関係を作り、精いっぱい看護した実習の体験はかけがえのないもの、「大学合格はゴールではなく夢へのスタートでした。」と言い切る姿を、まぶしく感じました。

 

早稲田大学政治経済学部のSさん

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Sさんは、高1の時には医者になりたくて国公立理系を選択したけれども、オーストラリア研修の体験から外交官になりたいと心変わりして、高3で文転しました。進路選択は「自分がどんな個性を持つのか、どんな人になるのか」を自分で決めることだから、間違った選択肢なんてないと話してくれました。

そして、勉強については「どう自信をつけるのか?」その答えは、「日々の努力です」と言い切っていました。友達の能動的な授業姿勢に刺激されたというエピソードから、授業や日常の学習を大切にする「クラスの雰囲気」の大切さ、隙間時間の活用まで、説得力のあるお話でした。

大学生活のはじめに、哲学の教授から「実存は本質に先立つ」という言葉を示されたそうです。「自分の生きる意味や目的を手探りで苦労してでも見つけていきなさい」というメッセージでした。Sさんは、外交官になるためにはどんな素養が必要かという観点から自分の大学生活をデザインしました。海外に出て異文化に触れること、幅広く学ぶこと、自分の偏りを意識すること、の3つの観点です。カナダやタイへの留学、平昌オリンピックのボランティア参加など積極的に海外に出て、視野が大きく開け、考え方が柔軟になりました。タイで、環境政策の授業で地球温暖化について学んだ時に、カンボジアの学生が英語でした発言に「はっ」とさせられた体験など、興味深いお話を聞くうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。