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2019年5月15日 (水)

《高校1年》 フィールドワーク

4月に国内フィールドワーク(FW)の方面別のプレゼンテーションと、昨年度FWを経験した高校2年生による「FWを伝える会」がおこなわれました。

高校1年生 フィールドワーク方面別プレゼンテーション

≪四万十川方面≫

四万十川方面では「自然」とは何か、という問いが投げかけられました。私たちの周りの「自然」は、多くは人の手が入っています。豊かな自然は人の手が入り整えられた山や川によって生まれるのであり、人が手を入れることをやめた森や山は荒廃していきます。四万十では自然と人との関わり方を通して「人と自然との共生」とは何かを問います。

 

≪岩手宮城方面≫

岩手・宮城では東日本大震災から8年たった今、甚大な被害を受けた地域がどうなっているのかということを考えます。どうなったら「復興」といえるのか、過疎化が進む中、地域格差をどのように解決に導くことができるのか、そして「豊かさとは何か?」ということを問います。

 

≪奈良京都方面≫

奈良・京都では観光地としても名高いこの地が、どのような歴史を持っているのかを学びます。古都と言われても創建当時のものはほんの僅かです。現在に残る僅かな痕跡から当時の暮らしのあり方を知ると共に、現代にまで伝承された文化財を私たちが今後どのように受け継いでいくのかを考えます。

 

≪沖縄方面≫

沖縄では、戦後70年が経過し戦争体験が直接に語られることの少なくなった中で、命の尊厳や平和とは何かを考えます。基地問題などを歴史的・経済的に学ぶと共に、現地で基地と共に生きる方々にお会いすることでこれからの社会で自分たちに何ができるのか考えていきます。

 

≪水俣方面≫

水俣方面では、私たちが「四大公害病」という認識でしかとらえていない「水俣病」について、その背景を学ぶことで社会問題の縮図としての水俣病を再認識します。また、実際に今も病と闘っている方々と出会い豊かな自然を取り戻した水俣の地を訪れることで「人間の尊厳」・「豊かさ」を各自が捉えなおします。

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(生徒の感想)

【岩手・宮城方面】

東日本大震災があったとき私は小学1年生でした。私は学校から家に帰ろうと校庭にいるときに地震があり、怖い思いをしました。帰ってからも、テレビには福島などの中継されていた覚えがあります。毎年3月11日になると東日本大震災のことがテレビでやっていますが、私は現地はどのような状況なのだろうと気になっていました。

 私は、その中で心のケアについて気になりました。前にNHKの探検バクモンという番組で、災害看護についてやっていました。FWでこの方面を選んだ場合、心のケアについても学んでみたいです。また、プレゼンを聞いて震災遺構というものに興味を持ちました。残すべきなのだと思うけれど、それはあくまでも被災した人の気持ちになって考えたら、もし家族をこの災害で亡くしたら、東日本大震災という出来事を思い出したくないような気もします。この方面を選ぶとしたら、被災された方の気持ちにも沿って考えたいです。

 【沖縄方面】

今は観光地として南国リゾートというイメージが強いけれど、やっぱり戦争の爪痕はなくなっていないし、忘れてはならないと改めて思いました。私の祖父でも幼い頃に終戦を迎えたので、身近に戦争体験を語れる人はいません。つまり、語り部の方が高齢化していて、ますます戦争の記憶を伝えて行くことが難しいのだなと感じました。まだ直接聞ける世代の私達はそういう機会があったら一回一回を大切にしていかないといけないなと思いました。当時の記録に加えて、今も残る米軍の問題なども結びつけて考えることが大事なのかなと思いました

 

高校2年生によるフィールドワークを伝える会

方面別のプレゼンテーションの後は、高校2年生から国内FWを語ってもらいました。先輩方が方面ごとに体験したこと、考えたことなどを語って下さいました。高校1年の生徒たちはこの後方面別の希望調査を提出するため、事前に質問なども考えて熱心に話を聞いていました。

 

(高1生徒の感想)

 先輩方のお話を聞いて、印象に残った言葉があります。それは「どの方面に行ったとしてもそこには必ずたくさんの学びがあるから、あとは自分がどれだけ多く学べるか、考えられるか、そして何よりも楽しめるかだよ。」ということです。この言葉を聞いて、気持ちが少し楽になりました。そして同時に、身が引き締まる思いでもありました。なぜなら、このフィールドワークをいかに良いものに出来るか、自分の大きな財産に出来るかということは、紛れもなく自分自身にかかっているからです。何も学ぼうとせず、考えを深めることもしないままフィールドワークを終えれば、それはただの旅行になってしまいます。しかし、懸命に学び、多くを吸収し、それを深く考えれば、それは同じ四日間でも全く違うものになると思いました。そのために、間もなく始まる事前学習から、受け身ではなく積極的に学んでいきたいと思います。そして、このフィールドワークを通して自分をさらに成長させたいと思っています。

 

先輩からお話を聞いて、今までの先生方のプレゼンの内容に加えて、具体的に何を学んだのかということも知ることができたと思います。どの方面も「行けば分かる」という内容のお話を聞いて、全方面にいろいろな魅力があり、どの方面も行ってみたいと思いました。お話をしてくれた先輩方はみんな行った方面でそれぞれいろいろな学びがあったのだなと伝わってきました。中でも、京都・奈良方面に行った先輩が沖縄の米軍基地問題のように現代社会の問題のような明確なものはないから、何を学ぶかは自由だけど、その自由さが難しいかもしれないとおっしゃっていました。それを聞いて、自ら学ぶのは難しいけれど、興味を持ったものについて自ら掘り下げて学ぶことは大切なことなのだと感じました。だから、海外研修で方面を選んだのもそうだけど、FWや今後の進路などの選択をすることは大切で簡単には決められないなと改めて思いました。

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今週から方面別に分かれた取り組みがスタートします!