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2019年5月24日 (金)

《高校2年》 探究

人権・生命倫理チームで生活援助削減について考えました

 高校2年生の総合学習「探究」は5つのチームに分かれ、それぞれのテーマに基づいて様々なテーマを取り上げています。人権を生命倫理の観点から考えるチームでは生活援助削減について考えました。「人生100年時代」においては、誰もが直面する可能性のある「老い」や「介護」。それを支える介護保険や介護報酬は、実は身近な問題です。

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「もし自分が高齢者になったら何が必要か」という問いかけには、どんどん答が出されます。生徒から挙がった「お金」という答をきっかけに、2000年に介護保険が導入されたこと、その仕組みなどが説明されました。介護に携わる人が増え、介護報酬が安定して見込まれるため、介護施設が増えたという説明に納得の表情を浮かべていました。

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介護報酬は公の財源から支払われるため、3年ごとに見直されます。削減された年には介護施設の倒産件数が増加しました。グラフの推移から「事実」と「要因」を読み取っていく場面でした。基礎事項の説明が終わったところで、事前に配布していた新聞記事から「生活援助削減のメリットとデメリット」をグループで選び出します。今回は機械的に賛成派と反対派に割り振ったので、丁寧に新聞記事を読み込んでキーワードを探していました。

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最後には「賛成派」の記事を読んだ生徒と「反対派」の記事を読んだ生徒がグループとなり、お互いの意見を聴き合いました。どちらの意見にも説得力があり、「どうしたらいいのかな」という声も聞こえてきます。自分の家族について語ったり、将来目指す仕事に引き付けて語る生徒たちもいました。

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話し合いが進んだところで、割り振られた新聞記事にとらわれずに、生活援助削減をどのように思うかを全体に尋ねました。削減反対と考える生徒が若干多かったようですが、結論を迷う様子も見られました。授業の後に意見文を書く課題が出され、次回はそれぞれの意見をより深めることから探究学習が始まります。

 私は、生活援助削減に賛成です。

 理由は、まず初めに減額したところで、介護が減るわけではないと思いました。減額すると事業者に払われる給与は減るが、介護の質は減るとは思いません。もし、周りの目が必要ならば、地域で協力する体制を作り上げたらいいと思います。例えば、回覧板をチャイムを鳴らして、顔を見て渡すなどということができたら、最低限の安否の確認はできると思います。

 入浴などの、より高度な介護ができる人が、買い物や食事作りなどをするのは能力がもったいないと思います。なので、高度な介護は高度な人がやるなどといった、ランク付けのようなものにして、簡単な介護との値段差をつけたらいいと思います。

 

私は生活援助削減に反対します。それは援助が必要な人の命に関わる緊急事態を見逃しかねないからです。

生活援助は誰かの支えが必要な障害を持っていたりして、家族では面倒を見きれない、さらには家族などの身近な人物がいないような人が必要としていると思います。それなのに制限をかけてしまえば何かあった時に自分一人だけでは対応しきれず、最悪の場合は死につながることさえもありえてしまいます。高齢者社会になっていく現在、ひとりひとりの見るのは大変だと思いますが、援助の削減はすべきではないと考えました。削減によるメリットで高齢者が自立できる機会が増えるというのがありましたがそこは生活援助の時間を減らすとかではなく、援助していく中でできそうなところは任せてみるなどの形を取るべきです。やはり、助けてくれる誰かが近くにいることが命を守ることにつながる大事なことなのだと思います。