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2019年11月 7日 (木)

《中学3年》 一日研修

11月1日 中学3年生は「多文化共生を考える」をテーマに、一日研修を行いました。4方面に分かれて、様々なルーツや文化的背景を持ちながら日本に暮らす方々と出会いました。

 

方面1 中華学院

横濱中華学院を訪問しました。学校訪問後には、謝先生の案内で中華街をフィールドワークしました。

 

まず、授業や校舎の見学をした後、校長先生に学校説明をしていただきました。

その後、矢野先生から「横濱中華学院から学ぶ多文化共生について」の講義を受けました。

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8グループに分かれて高校3年生とディスカッションを行いました。

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 ≪生徒の感想から≫

・・・日本人だけではなく違うルーツの人がたくさんいるから、まず、相手のことを考えてから質問するという体験をして、「相手のことをよく考える」ことの意味をあらためて感じました。これからは、相手のことをしっかり考えて行動したいです。・・・高校生とのディスカッションでは、「高校生活で大事にしていることは、後輩とのつながりと伝統の継承」と伺いました。「伝統の継承」というのは私たちの学校にはないことで、違いを感じました。しかし、お互いの学校には思っていたよりも違いはなくて、縦のつながりを大事にしているところは私たちの学校と同じでいいなと思いました。「将来、3か国語を使って世界を旅行して回りたい」という夢を聞いて、すごいことだと思いました。

 

 方面2 大和市いちょう団地

最初にYMCAいずみ保育園を訪問し、その後いちょう団地を訪問しました。

 

YMCAいずみ保育園では、海外にルーツを持つ保育士さんから、日本で就職し生活することについてのお話をうかがいました。

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いちょう団地の自治会集会所で、自治会長の遠藤さんと住民の池原さん、テルヤさんの3人の方々からお話をうかがいました。言語、文化、風習の異なる外国人市民とともに団地で生活するとはどのようなことかを話してくださいました。

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 ≪生徒の感想から≫

今まで社会の授業などでたくさん「多文化」を学んできましたが、その交流がこんなに近くで行われていることを、今回の研修がなければ私は一生知らずに生きていたと思います。本当に心から、知ることができてよかったと思います。知らなければ、無意識に誰かを傷つけるかもしれない、今までだって傷つけているかもしれない・・・無知のこわさ、学ぶ大切さを知ることができました。・・・「いちょう団地に国境はない」という言葉がすごく印象に残りました。それがいつかいちょう団地から日本へ、日本から世界へ、肌の色や言葉による隔たりがなくなればいいなと思いました。

 

 方面3 横浜ユーラシア文化館

午前中は、教室で片倉もとこ記念砂漠文化財団の郡司みさおさんに講演していただき、午後、横浜ユーラシア館を訪問しました。

 

郡司さんから、サウジアラビアの宗教や文化、生活について、「女性」という視点からお話をうかがいました。

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 横浜ユーラシア文化館では、『サウジアラビア、オアシスに生きる女性たちの50年』の展示が行われていて、解説を聞いたり、衣装の試着やコーヒー体験などをしたりさせていただきました。

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 ≪生徒の感想から≫

私は今回の研修で、社会を学ぶ意味を知ることができて、この方面を選んでよかったと思いました。郡司さんのお話を伺って、イスラム教をはじめ、サウジアラビアに住んでいる人々の暮らしについて、今知っている情報を生かしながらプラスアルファしていくような感じで色々なことを知ることができました。・・・文化館訪問では、やはり大きく心を動かされたのが、体験できるということでした。テントの中に入ってみて、これが遊牧民族か…とゆったりしながら砂漠をイメージし、衣装試着では恥ずかしさなどふっとんで、サウジアラビアの女性を感じられた気がします。・・・郡司さんのお話の中で、「郷に入りては郷に従え」という言葉がありました。他国に入ったら、自国のルールではなく、その国のルールに従う。ここでのルールは憲法、文化、そして宗教も入ると思います。私は、これはこれから行くオーストラリア研修もそうなのではないかと思いました。その国を知ることが大事。私は研修を通して、知ることが大事ということと、自分の興味を持つものを見つけることができました。

 

 方面4 川崎桜本ふれあい館

統合施設川崎市ふれあい館を訪問して、副館長の崔江以子(チェ・カンイヂャ)さんにお話をうかがいました。

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 ≪生徒の感想から≫

崔さんにヘイトスピーチについて直に聞き、事前に学んでいたことよりも、もっと酷いものだったということに気づきました。・・・「表現の自由」というものを逆手に取り、ヘイトデモを起こして人を脅かす、話し合えばわかるという相手の意見を踏みつぶし、挙句の果てに笑う。そんなことをされても、「表現の自由は大切で、人の排除を煽るものは表現の自由ではない」ときっぱり言える崔さんが凄いなと思いました。・・・ヘイトデモをする人に対して、「相手が幸せでないから、幸せにしてあげよう」という考えなんて私には出てこないと思います。きっと正々堂々と戦うこともできない、そんな勇気もないでしょう。しかし、辛い思いをしながらも抵抗している人がいる。とても凄いことだとわかりました。