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2020年5月20日 (水)

中2総合 「環境と社会」を考える/レポートが集まりました

中学2年生総合学習のテーマは「環境と社会」です。ゴールデンウィーク前に動画での説明とレポート作成例が示され、生徒一人ひとりが「私と環境」について考えました。

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コロナウイルス感染拡大をきっかけに大きな変化が生まれつつある社会を「自分」に引き付けて考え、連鎖的に問題が繋がる「環境問題」を多角的な視野で捉え、アクション(行動)にまで繋げてみようというメッセージが語られました。

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「「環境」と聞くと「自然を大事に」とか「地球温暖化」や「ゴミの話」と思いがちですが、もっと大きな視野で考えてほしい」というメッセージで「レポート評価」の動画は始まりました。「環境を広くとらえて、何かを習うというよりは、自分で「創造する」ことを大事にしてほしい。そのためにも自分の身近なことに目を向けてみてはどうか」という投げかけです。その取り組みに向けての3つのステップも示されました。

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5月10日までに提出されたものから7つのレポートが紹介され、どんな点が優れているのかが全体に返されました。社会、理科それぞれの視点から掘り下げられており、更にレポートを深めていけそうです。

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1つ目のレポートは、新型コロナウイルスに関する報道のありかたです。「自粛」に関しての報道への違和感から出発し、どのような報道をすれば、社会に的確な変化を起こすことができるかを考えています。

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2つ目のレポートは「監視社会化への危機感」を挙げたものです。感染拡大を防ぐという目的であっても、人の動きを監視するシステムを導入することで何が起きるかを想像し、自分自身に引き付けて考えました。担当の先生からは「相互監視」が生み出した歴史的事例が示され、テーマが深まっていきます。

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3つ目のレポートは、「海水浴によく家族で行く」という身近なきっかけから海洋汚染について調べたものでした。海岸のゴミをどのように減らしていくか、という点では先生からのヒントも具体的に示されていました。

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4つ目のレポートは家庭科の授業からヒントを得て、プラスチックゴミ問題に絞って考えているレポートです。3R、4Rという標語から出発し、様々な視点で具体的な減らし方を提案している力作でした。

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5つ目のレポートテーマは森林破壊。自分で再生紙ノートを買ったりすることから思いついたテーマです。様々なグラフからデータを読み取り、日本での古紙再生率が高くてもなかなか使われないので海外に輸出している問題点に気づきました。

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6つ目のレポートは理科の授業で「地震」について学んでいることから「備蓄と買い占め」という社会状況にまで踏み込んで考えました。地震は予測できないものであり、避難について知ることと備蓄が「自分たちにできること」と置いて考えを深めました。買い占めが起きない仕組みを考えてみてはどうか、というのは現在の状況にもぴったり当てはまるタイムリーな考察です。

 

最後に挙げられたレポートは、気候変動と温暖化についてです。温室効果ガスの削減がどうできるのかと考えた時に、家庭内で使用される電力まで細かく計算して、各家庭に小型のソーラーパネルや風力発電機の設置を義務化してはどうか、という提言にまとめました。非常に説得力のある提言で、担当の先生からは「発電の仕組みを調べたり、自作の発電機を考えられたら面白いね」というコメントがありました。

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先生自身が生徒のレポートから刺激を受けて考えたプロジェクトも動画の最後に紹介されていました。視点を変えて考えの枝葉を伸ばしていくことは実現可能性を探るプロセスとして大事なものです。「共に学び合い、より良い社会の実現を目指す」取り組みがオンライン総合学習で既に始まっているのではないでしょうか。

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一人ひとりのレポートはコメントやアドバイスと共に返却されています。それを更に深めて5月末に提出します。レポート作成をきっかけにして、どんな風に考察が深まっていくのか、楽しみです。