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2020年5月11日 (月)

高校3年学年集会/オンライン自習室

5月8日、始業式後に高校3年生は学年集会をオンラインで開きました。画面上に170名が入り、学年全体へのお話と進路情報に耳を傾けました。

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みなさん、高校3年生への進級、おめでとうございます。オンラインであってもこのようにお祝いの言葉を直接伝えられるのが嬉しいです。思い返せばこの2か月、全員が学校に来ることができたのはたった2日でした。昨年度の終わりも、今年度の始まりも「当たり前」ではありませんでした。まずはその現実から出発したいと思います。

みなさんにとっても私たちにとっても、これほどまでに長い休校は本当に辛いものです。それでもみなさんはきちんと自宅にいて、自分にできることを不安に駆られながらも果たしてきたのではないでしょうか。出歩かないのは「命を守るため」です。このような状態でも、その価値観や考え方をみなさんと共有できたことはとても良かったと思っています。

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現在コロナウイルス対策で脚光を浴びているリーダーに女性リーダーが多いとみなさんも耳にしているのではないでしょうか。確かに現実を直視して働きかける力であったり、決断力の速さ、幼い子どもを含め国民に直接語りかける親しみやすさや包容力が「女性であること」と結びつけられて評価されています。ですが、「女性である」だけでよいのでしょうか。もちろん、違います。

彼女たちが非常に優秀であることは言うまでもありませんが、大切なのは彼女たちがその資質を如何なく発揮できる場が社会にある、ということです。いわば、「成熟した社会」の中で信頼を得て活躍しているリーダーたちです。そのように考えると、「ポストコロナ」(コロナ後)の社会をどのように創っていくかは今を生きる私たち一人ひとりに渡された宿題なのかもしれません。

「ポストコロナ」と言いましたが、この感染拡大状況が収まった時、どんな社会が見えてくるでしょうか。これは国連が掲げたSDGsの17の目標です。男性・女性・LGBT、高齢者、障がいを持つ方も含めて、誰もが安心して暮らせる社会を構築するのはみなさん自身です。もちろん、既に大人になっている私たちも頑張ります。「理想とする社会」をきちんと思い描き、今できることをしていきましょう。

みなさんならきっと頑張れます。これまでに学んできたこと、蓄えてきた力、広げてきた視野、そういうものが苦しい時にみなさんを支えます。見通しの持ちにくい社会であっても、きっとみなさんが蓄える力を発揮する場はあります。去年の12月、探究提言発表会で大石先生は「みなさんは私たちの希望です」と仰いました。本当にそうです。みなさんは私たちの希望です。

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そうは言っても、一人で学習を進め、言いようのない不安感に押しつぶされそうになったり、泣きたくなったりしていませんか。そういう気持ちになるのは自然です。大人でさえ、この理不尽な状況がいつまで続くのか、と気持ちが塞ぎます。苦しい時はその苦しさをちゃんと吐き出してください。家族に言うのがためらわれるとき、ダイアリーに書きこんでください。担任の先生は気持ちを丸ごと受け止めます。

私たちは、みなさんと「離れていても、繋がっている」と思っています。みなさんにとっては家族は最も身近な存在ですが、私たちもみなさんにとって「身近な大人」であり続けます。毎朝のオンラインホームルームは生活ペースを保つために続けます。「オンライン自習室」も設定します。教科によっては「ライブ授業」で更に繋がってみなさんを支えてくださいます。担任団をはじめとして学校全体で高校3年生を励まし、支えていきます。

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まとめです。みなさんは一人ではありません。新しい未来や社会を創るために「繋がり」を大切にしながら、自分の進路を切り拓いてください。そのために「自分の弱さ」を克服してください。集中できないな、と思ったらちょっと休憩。でもその休憩が延々と続かないようにしましょう。提出物や課題にだらしなくなってはいけません。朝起きた時、家族に挨拶をしていますか?受験生だから無作法や我儘が許される、ということはありません。最初に伝えたように「みなさんは社会を創る一人ひとり」です。今まで以上に「社会に通用する力」「生き方」を求めたいと思います。

みなさんと早く学校で会いたいです。その日を楽しみに、オンライン学習を頑張ります。この苦しい時期を経て出会う時、みなさんはきっと一回りも二回りも人間的に成長しているはず、と沢山期待をして学年集会の話を終わります。

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学年主任の先生からのお話に続いて、進路指導部の先生から丁寧に進路についてのお話がありました。卒業した先輩たちの受験結果から分析できること、受験方式が大きく変わる年度でもあり、高校3年生は真剣にお話に聞き入っていました。

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お話の最後には「受験は団体戦」という言葉が一層の重みを持って感じられました。

生徒の感想を紹介します。

 私はこの自粛期間すごくだらけていました。初めにあったやる気は迷走し、本来なら励まし合っていたかもしれない友達もと会えず、怠惰な生活をしていました。でも今日の始業式のお話を聞き、高校3年生で、受験生で、勉強しなければならない立場にいることを痛感しました。それと同時に焦りが一気に湧き上がってきました。怠惰な生活をしていたことにすごく後悔しました。誰かのためになりたいと思って志望校を選んだ気持ちはこのくらいのものだったのか、今からでも遅くないと言いたいです。気を引き締めて今からでも合格するために努めようと思います。

 「当たり前ではない日々」…今や新型コロナウイルスで家にずっといるのが当たり前の日々になりつつあるのかな、とふと思いました。私は新型コロナウイルスで、以前のような私達が「当たり前」と定義していたある程度ルーティンが決まっている生活が、新型コロナウイルスでこんなにも一気に崩壊してしまったことで、1日1日を何事もなく「当たり前」に過ごせているのは「奇跡」に等しいのではないのかなと考えました。

 見えない友達も勉強を頑張っていることを心に刻み、弱い自分に負けないように努めたいと思います。

久しぶりに再会した気分でした。世界的に大流行しているコロナウイルスから自分と身の回りの人の命を守る為にしている今の行動は正しいのだと思いました。先が見通せないことへの恐怖は拭いきれませんが、出来ることを続けていきたいと思います。進路関係のお話では、自分が少し気が緩んで集中できなくなっていたので、奮い立たされた気分になりました。大学ごとにどれくらいの偏差値が必要なのか、その数字をいざ目の前にすると全く到達していなくて焦りました。目指している大学に合格した人は自分とは比べ物にならないほど勉強したのだと思います。どういう方法で受験するにしても基礎を身に付けないと何も対応できません。得に卒業生の先輩方の言葉はすごく重く感じました。この長い休校期間は自学習をする時間であり、一年後の自分が後悔しているかもしれないと思うと気持ちを切り替えて集中して取り組まないと、と思いました。

高校3年生の自学を支えるために、「オンライン自習室」を始業式後から開室しています。手元をスマートフォンやタブレットで映し出すことで友だちと繋がって勉強している気持ちになれます。入室する際、取り組む科目や意気込みを一言語る時間も自分の意欲を保つ大事な場面です。参加した生徒たちからは「画面の向こうで友だちが頑張っているのが分かって、今までよりも頑張れた」という声が集まりました。

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オンライン上での繋がりを励みに、自分の生活を充実させていけるとよいです。