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2020年5月 7日 (木)

中学入学式がオンラインで行われました

爽やかに晴れ上がった 5 月 7 日、11 時に神奈川学園中学校入学式がオンラインで行われました。制服を着て学校に集まることはできませんでしたが、校長先生の式辞、担任団紹介、担任の先生方からのメッセージをご家族と共にじっくり聞いていただけたのではないでしょうか。

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学校長式辞


新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
 入学式が、5 月 7 日というのは、開校以来はじめてのことです。そして web での入学式というのも初めてのことです。
1 か月前に、私たちは、「記念ホールに集まって式ができる」という期待を持って入学式と始業式の延期を決めました。でも、それはかないませんでした。今、私たちは、新型コロナウイルス感染症によるパンデミック(世界的大流行)の真っただ中にいます。数か月間には予想もしなかった世界的な危機の中に、私たちは生きているわけです。世界の累計感染者数は 4 月中に 300 万人を超え、多くの国で学校が休校になって、15 億人の子供と若者が影響を受けているそうです。


 私たちが休校を続けているのは、何のためでしょうか?「命を守る」ためです。この感染症の恐ろしいところは、自分でも気づかないうちに、人にうつして、感染を拡大してしまうところだと言われています。ですから、休校しているのは、私たち自身の命を守るだけでなく、知らない人の命を守るためです。感染の広がりをゆっくりにすることは、ウイルスの弱毒化を進めることになって、今後多くの人の命を助けることにつながります。
神奈川学園の生徒会は、創立 100 周年の時に「100 周年宣言」の中で「私たちの受け継ぎたいこと、社会の中の誰かのために力になること」と宣言しました。学校生活を我慢して、外出を控えていることで、生徒の皆さんはこの「宣言」を実行しています。新入生のみなさんも、すでにその一員です。


 学校というのは、先生と生徒が集まって、活動するところです。それが、2 か月ほど前から、「集まってはいけない」ところになりました。いつも当たり前だったことを失った時、その存在の意味を考えさせられます。今、私が「学校は何のためにあるのか」と質問されたら、みなさんが大人になって、例えば今のような困難にぶつかったとき、「生き抜く」ことができるようになるためですと答えます。経験のある大人にも先を見通せないような事態です。どうしたらいいでしょうか。まず、正しい情報を得ることが必要です。その情報をもとに、自分の頭で考えて判断します。そして、みんなと協力して困難を乗り越えなければなりません。学校は、そういう力をつけるところです。


 今、新聞やニュースで、心ないデマや差別で医療従事者やお店などが傷つけられているという話がたくさん報道されています。みなさんは、ダイヤモンドプリンセス号のことを覚えていると思います。2 月の下旬に、横浜港に停泊したこの船から、患者さんが愛知県岡崎市の病院に運ばれました。これによって、私たちの住む横浜市は医療崩壊の危機から救われました。病院の向かい側には岡崎小学校があります。ここに通う児童たちが、塾などで他の小学校の児童に「コロナ小学校」などと言われて中傷されるということが起こりました。保護者も先生方も本当に心を痛めました。「入所者の心に寄り添える人になってほしい」という校長先生の話を聞いて児童たちは、「患者さんや病院の人たちは、もっと辛いに違いない。」と考えて、上級生が中心になってメッセージを集めて、病院へ届けたそうです。このことは、患者さんや病院の人たちをとても勇気づけました。それだけでなく、このことを知った私たちの心も励まされました。


 日本赤十字社の「ウイルスの次にやってくるもの」という絵本アニメの動画が話題になっています。書き出しはこうです――「キチンと手を洗うだけで感染する確率はぐんと下がる」「でも心の中にひそんでいて、流れていかないものがある」という言葉で始まります。心の中の黒いもやもやが、間違った情報をどんどん食べて大きくなってあなたを乗っ取ってしまう・・・黒いもやもやの正体は「恐怖」です。恐怖に乗っ取られた人間が、デマを増幅して、恐怖を拡散し、人を差別したり攻撃したりします。これこそが、「ウイルスよりも恐ろしいもの」です。動画には「人は、団結すれば、恐怖より強く、賢い」とあります。そして「ひとりひとりが、それぞれの場所で、今自分ができることに取り組んでいくこと」が大事だと伝えています。今日からのみなさんの日常は、神奈川学園の中学生として勉強することと、家族の一員としてご家族の力になることです。しっかり取り組んで下さい。


 さて、「何故、学校に行くのですか?」という問いに、皆さんはどう答えるでしょう。友達を作る、勉強する、クラブ活動をする、行事に参加する。みなさんの中にたくさんの答えがあると思います。今は、どうか、それを大事にしていてください。「明けない夜はない」という言葉の通り、この状況も、必ず明ける時がきます。直接会う日を楽しみにしながら、まずは、オンラインで、少しずつ出会っていきましょう。


最後にあらためて、新入生の皆さん、そして保護者の皆様に、心よりお祝いを申し上げます。ご入学おめでとうございます。
以上を持ちまして、祝辞といたします。


大石校長先生の式辞に続き、担任団紹介が行われました。クラスごとに担任・副担任の順に紹介されます。

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入学式動画と併せて、担任団からのメッセージが動画で届きました。担任団紹介の時は少し緊張した様子の先生方でしたが、中学 1 年生のみなさんに語りかけているうちにどんどん笑顔になっていきます。中学 1 年生のみなさんとオンライン上でも出会えることが嬉しいです。

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学年主任の先生からは「入学式で集まることができず、どんなにか残念だったことでしょう」と気持ちに寄り添う言葉から始まるメッセージが話されました。「大切なのは自分を律すること」、「ゆっくり出会っていきましょう」「オンラインホームルームで出会えることを楽しみにしています」というメッセージが 1 年生のみなさんを励ますものになるとよいです。

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中学 1 年生のみなさん、ご入学おめでとうございます。