ブログ

トップページブログ高1FW 四万十川方面 「四万十川とはどんなところか?」

« 高2学年  「学年の日」に河口湖に出かけました | メイン | 高校2年 学校内で学習合宿が開かれました »

2020年11月16日 (月)

高1FW 四万十川方面 「四万十川とはどんなところか?」

高1フィールドワークも、いよいよ京都・奈良、沖縄、岩手・宮城、水俣、四万十川の5つの方面別に分かれての本格的な学習が始まりました。今回は、四万十川方面の授業の様子をお伝えします。

 

授業は、一人ひとりに「四万十川」と聞いて思いつくものをひたすら書き出してもらう、という作業から始まりました。

1_2

2_2


 初めはなかなか思いつかなかった人も多かったようですが、全体学習やプレゼンを思い出しながら、様々なキーワードを付箋に書き出していきました。その後、4人ずつのグループに分かれて、それぞれが書いたものを共有し、自分たちが「四万十川」というものに対し、どのようなイメージを持っているのかをまとめて発表しました。

3_2

4_2

5_2

6_2

もともと自然環境に興味を持って選択をしている人が多かったこともあるかもしれませんが、共通していたのは、「自然が豊か」「生き物が豊富」というイメージでした。このようなイメージは、四万十川が「最後の清流」と呼ばれていることとも関係していると考えられます。そこで、四万十川の成り立ちや自然を紹介したテレビ番組の一部を観て、なぜ「最後の清流」と呼ばれるのか、自分たちのイメージと照らし合わせながら考えてみました。

 

【生徒の意見から】

・人と川がうまく共存している事によって、今もなお自然の風景が残っているから。

・川がきれいなだけではなく周りの自然(山など)と一体化しているから。また人間とも深い関わりを持っているから。川に無理に干渉するのではなく川にあわせた生き方をしていると思った。具体的には川が蛇行していたところに田んぼや水田を作ったり、間に流れている橋に柵をかけないなどの工夫をしていること。

・人工物が少なく、川の流れにあった暮らし方を人がしているから。

 

 

後半は、その四万十川でも最近、テナガエビやノリ、ウナギなどの個体数が減少しているということを学びました。その原因には、地球温暖化の影響だけでなく、森林の手入れ不足やニホンジカの食害、洪水防止のための河川改修工事など、様々な原因が考えられるということも、具体的な例を見ながら考えました。

7

8_2


 

またその背景には、過疎化による人手不足もあるのではないかということから、地域を振興するための取り組みの一つとして「四万十ドラマ」という会社の取り組みについても学びました。

 

最後に、担当者から「今日学んだことは四万十川流域で起きていることですが、私たちの住んでいる神奈川県にも似たような問題はないでしょうか?」という投げかけがされました。そして、「第一次産業(農林水産業)への就労者数は?」「シカ害の被害を受けている地域はないか?」「相模湾や東京湾での漁業はどうなっている?」「水害の対策はどのように行われている?」という問いの中から、自分が特に関心を持ったことを一つ選び、Chromebookを使って調べ、ワークシートにまとめました。

 

少し盛りだくさんな内容になってしまいましたが、次回から自然環境や過疎化、林業について本格的に学んでいくにあたり、常に自分の身近なことと結び付けながら考えていくきっかけになったらと思います。

 

【生徒の感想から】

・四万十川が清流であることの一つの理由として村や、集落が大きすぎないから保たれているとも言っていました。しかし現在は過疎化が進んでしまい、森林を保つための人手不足や土砂問題がありますが、どうすれば丁度良く過疎化も起こらず四万十川も保たれるのかなと思いました。自然を保つうえで関係してくる人手不足や鹿からの被害などは四万十(高知県)にだけ言えることではなく、その他の地域(都会周辺や地球温暖化など、、、)にも関わっている事が分かり、問題を身近に感じることができて自分事して考えられるのではないかなと思いました。

・神奈川県で鹿の被害が出ていることは知らなかったので、今回それを知ることが出来てよかったです。また、四万十川に対するイメージを交換し合った際に、意見が似ている人と、自分にはないイメージを持っている人がいて新たな発見をすることが出来たのではないかと思いました。

・人間が前に出過ぎたら、木や川がなくなりその街は道路やビルが多くなり、人が自然を支配する感じになってしまうと思います。なので、人と自然が上手に共存するのは大変なんだろうと思いました。それでも、川とうまく共存している四万十はすごいと思いました。また、何十年もかけて川の形が変わって、陸になっていて、歴史があるなと思いました。

・今日の授業の最初でやった「「四万十川」と聞いて思い浮かべるものは何か」をやって、人それぞれ色々なことを書いていたけれど、まだプレゼンを聞いただけで行ったことがないので同じことを多く考えていて、これからの事前学習、実際に現地に行って四万十川と言われて思い浮かべるものがどんどん増えていくのだと思うと、とても楽しみです。今まで猿や熊が田畑を荒らしたり人を襲うなどというのは時々ニュースでも見たけれど、シカによってあんなにも山から葉や植物が減ってしまうことに驚きました。