《中学1年》 小森美登里さん講演会
12月14日、中1は小森美登里さんにお越しいただき、講演を聞きました。
小森さんの娘さんは高校に入学して3か月半後、いじめが原因で自ら命を絶ってしまいました。
娘さんが辛いとき、何とかしようと様々に行動を起こしましたが、いじめが終わることはありませんでした。そのとき小森さんが娘さんと一緒に感じた深い悲しみや苦しみについて、生徒たちは感じ、いじめについて考えることができたように思います。
小森さんは以下のようにおっしゃいました。
いじめをされている人には、あなたにも原因があるという言葉を使わないで。
いじめをしている人には、こんなに頑張らなくていいよ、仲間がいるよと言ってほしい。
また、全ての子どもたちに、
生まれてきてくれてありがとう。私たちのところに来てくれてありがとう。
生徒たちには以下の質問を投げかけてくださり、一緒に考えていただきました。
・相手を傷つけるつもりはなかったが傷つけてしまったときにどうしますか。
・いじめられる側にも原因がある。どう思いますか。
・そこに理由があれば、人を傷つけてもいいでしょうか。
・人を無視したことはありますか
生徒ひとりひとりが講演を通じていじめに向き合うことになったと思います。小森さんの娘さんが残した「優しい心が一番大切だよ」という言葉とともに、人と支えあって生きていくことを考えさせられました。