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2020年12月15日 (火)

中1中2  マーシャルプロジェクトが進んでいます

 12月14日は考査講評の初日でした。中学1年生は記念ホールに学年全員が集まり、冬休みの英語課題についての説明を聞きました。2学期までの復習に加えて、「コロナ禍で世界と繋がる」という趣旨で、英文和訳の課題が出されます。その題材は、マーシャル諸島の写真絵本『ふるさとにかえりたい』です。

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 神奈川学園ではずっと第五福竜丸や被曝についての学習を中学1年生で行ってきました。今年度はコロナウイルス感染拡大の影響で第五福竜丸を見に行くことができませんでしたが、現中学2年生が参加している「マーシャルプロジェクト」を知り、英語の課題を活用してマーシャル諸島に何が起きていたのかを学ぼうとしています。

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 英語担当の先生から、スライドを用いてマーシャル諸島について説明がなされ、とても美しい海に囲まれたところだと分かりました。現地の生徒たちの生活はどのようなものだろうか、と興味が湧きます。更に、実際に「マーシャルプロジェクト」に参加している中学2年生からプロジェクトについての思いや、英語で世界とつながったことでの気づきを話してもらいました。堂々と語る中学2年生のお話は示唆に富み、中学1年生は熱心に耳を傾けていました。

 

 以下が中2生徒のお話です。

 

 皆さんおはようございます。今日はマーシャルプロジェクトのことをお話します。私達中学2年生は、中学1年生の時に、総合学習の中でマーシャル諸島のことを学びました。マーシャルの研究をされている方の講演を聞いたり、3学期にはマーシャルの中学生とお手紙を交換して交流しました。中学2年生になってからは、有志が集まり「マーシャルプロジェクト」に参加しています。

 

 皆さんは、マーシャル諸島がどのような国か知っていますか?私は南半球にたくさんの小さな島々があるのは知っていましたが、マーシャル諸島のことは総合で取り組むまで全く知りませんでした。マーシャル諸島はアメリカによって水爆実験が行われた、日本と同じ被爆国です。マーシャル諸島のことを学ぶ中で日本との違いをいくつか見つけたのですが、その中で驚いたのはマーシャルでは海から流れて来るもの、例えば東日本大震災のときに日本から流れてきた船やプラゴミなどを生活用品として再利用していることでした。

 

 では、なぜ私がこの「マーシャルプロジェクト」に入ったのか、それは、将来に英語をつなげたかったからです。私は、自分の行動範囲を広げるため海外の大学に行きたいと考えています。そして、今回のプロジェクトを通して少しでも母国以外の国のことを知ることができたらいいなと思い、プロジェクトに参加しました。

 

 ここからはプロジェクトに入ってどんなことをしているかをお話しします。さきほども言いましたが、中学1年生の3学期にお手紙を通してマーシャルのコープ・スクールという学校の生徒と交流を始めました。そして、先月の11月14日にマーシャルの人とオンラインで交流する予定でした。しかし、当日マーシャル諸島が停電になってしまったため繋げることができませんでした。その日は、中2全員が記念ホールに集まり、授業、部活動などの学校生活、そして日本の食べ物について現地の生徒と話す予定だったのですが、それができなかったので録画してマーシャルの生徒さんたちに見てもらいました。特に、授業の説明では数学と英語の授業の様子をテーマにして話しました。海外では数学が苦手なところが多くあるため、神奈川学園では電子黒板を使って授業をしていることを話し、英語ではお互い母国語が英語ではない中どのようにして英語を勉強しているのかを話しました。前回の交流は停電でできなかったので、今日のお昼からリベンジでマーシャルの生徒とオンラインで繋がることになっています。

 

 私にとって、世界とつながることは、様々な人種の人と関わりお互いの国のことについて知ることだと思います。しかし、今の私は他国のことについて全く知らないのでもっと知って自分の世界を広げたいです!マーシャル諸島のことを学び、交流する中で私たちの思っている《当たり前》や《幸せ》がマーシャルの人々にとっての《当たり前》や《幸せ》ではなかったと言うことに驚きました。そのことから、考え方やとらえ方の視点を変えて意見を言えるようになりました。

また、お互い被爆国なので水爆や原爆の恐ろしさを共有し、多くの人に伝えていく必要があると思います。このマーシャルプロジェクトの経験を将来につなげていきたいと思っています。

 

  12月14日の放課後、中学2年生のマーシャルと神奈川の未来をつなぐプロジェクトとして、COOP SCHOOLのみなさんとオンライン交流を行いました。

 

 実は、11月に交流会を予定していましたが、マーシャルが全島停電に見舞われ、ビデオレターのみ届ける形にしていました。その時伺ったことですが、最近COVID-19の関係で、マーシャルで働く外国人技術者の方が島を出てしまい、停電が頻繁に起こっているとのことでした。オンラインでつながることができるのもCOVID-19に伴うオンライン環境の整備がありますが、小さな島国のマーシャルでは、このような影響もあることを痛感しました。

 

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 今回は、COOP SCHOOLで準備をしてくれていた、現地の様子の紹介を中心にしていただき、それを受けてお互い質疑を行いました。話題は、それぞれの町や学校のこと、環境問題やCOVID-19のこと、魚料理と観光名所、スポーツや歌についてと、幅広いものでした。通信環境は、決して順調とは言えませんが、それも日本とマーシャルの環境差といえるかもしれません。はじめは緊張していた参加者の皆さんですが、次第にお互い聞いてみたいことや、話したいことが浮かんできたようです。「マーシャルではゴミのリサイクルや清掃などしていないのですか?」「エレベーターは何階分ありますか?」などなど、積極的に訊いていました。まずは、海を越えて、心を通じ合わせることができたかと思います。

 次回は、今回教えてもらったマーシャルのことや、停電を機に知ったCOOP SCHOOLの電力事情などについて、学内で共有し、私たちにできることはないか、考えてみたいと思いました。