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2020年12月 5日 (土)

生徒会 サヘル・ローズさん講演会

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11 月 30 日にサヘル・ローズさんがご講演下さいました。

本校では毎年図書委員会が主催し、全校講演会を行っております。
図書委員がご著書を読み、講演者の方をお招きしております。

今年は『出会いこそ、生きる力』を演題にご講演下さいました。

今年度は密を避けるため、中学生と高校生を前後半に区切り、講堂でお話を伺えない時間は教室にてオンラインでお話を伺う形です。

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生徒は事前にNHK ・ ETV特集『サヘルの旅~痛みと生きるということ』を観て、ご講演を楽しみにしてきました。サヘルさんが入場され、大きな拍手とともに講演会が始まります。

サヘルさんは、笑顔で生徒に挨拶をすると、ご自身の生い立ちから語り始めました。
一夜にして家族を失い、自身も生死をさまよったこと。施設でのつらい日々と養母との出会い。
そして、養母とともに来日してからの、学校での激しいいじめのご経験……様々につらい経験があったけれど、だからこそ今の私があるとサヘルさんは語ります。そして、生徒へ語りかけます。

周りに合わせる必要はない。自分を大事にして。
辛いとき、しんどいときは、下を向いていい。私も下を向いていた。頑張る必要はない。上を向かなくていいんだよ。
誰かがつらいことに気づいたら、助けてあげてほしい。

ここでは紹介しきれないほどの多くのメッセージをサヘルさんは下さいました。
生徒それぞれに、心に刺さる大事にしたい言葉をサヘルさんから受け取ることができたようです。

講演会終了後は図書委員との懇親会に参加してくださり、
講演会では聞ききれなかった全校生徒からの質問にひとつひとつ心を込めて丁寧に答えてくださいました。
世界に目を向け、自分の在り方や人との自分の在り方や人とのかかわり方をあらためて考えることができ、生徒にとってかけがえのな生徒にとってかけがえのない時間になりました。

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生徒の感想をご紹介します。

◆サヘル・ローズさんの話を聞いて、「家族は 1 番近いけど遠い存在」という言葉が心に響きました。なぜなら私は母とケンカをして、仲直りをした時に母が泣きました。母は看護師で、日々のストレスもあったと思います。それを自分にぶつけて怒ってしまったことに謝ってきました。私は自分が悪いことをしてしまったから怒ったのだと思っていたのですが、ストレスが原因だったとは思っていませんでした。いつも元気な母がストレスを抱えているなんて思ってもいなかったので驚きました。だからサヘルさんのお話を聞いて、この言葉を聞いたときに、このことがよみがえってきたので心に響きました。すごく大切なことを中学 1 年生で学べたので、良い経験だと思い、これからも自分の人生を大切に生きようと思いました。(中 1)

◆サヘルさんが言っていた「あなたたちが今着ている制服などは、お母さんたちがたくさん働いてくれたから今あなたが着れているんだよ」と言っていたことが心に残りました。また「自分が殴られたとしても殴り返してはいけない」や「あなたがもし、いじめられている子がいたら、あなたは花をあげるか、武器をなげるか」も心に残りました。お花をあげるのは勇気がいるし、簡単にできることではないからこそ、大切だと思いました(中2)

◆今日サヘル・ローズさんのお話の中で 1 番心に残ったのは、「殴られたら殴り返すのではなく許す。これが平和につながる。」という言葉です。世界から戦争がなくならないのは傷つけ、やり返す、という憎しみの連鎖を本気で断ち切ろうとせず、いつまでもやめない人がいるせいなのだと思いました。でも、いじめを受けてもやり返すのではなく、許し、前へ進もうとしたサヘル・ローズさんのような人が日常を、そして世界を変えるだと感じました。大人の中には「〇〇(国や地域の人)の人は悪い奴らだ!」と言ったりヘイトスピーチを行う人もいます。私は差別をされる側の人のお話を聞く機会があったからこそ、それはおかしいと思えますが、差別する人の言葉しか聞いてなかったらそんな風に考えることはできなかったかもしれないと思います。だからこそ学ぶことは大切だし、サヘル・ローズさんのように世界をまわって様々な人と関わってみたいと思います。サヘル・ローズさんのお話の中にはこれから生きていく上で大切だと思う言葉が沢山ありました。しっかり心にとめて中学、高校、大人と生きていきたいです。(中 3)

◆今日伺ったサヘルさんのお話を通して、あたりまえだけど人として大切なこと、絶対に忘れてはならないことに沢山気づくことができました。私は今、高校 3  年生で受験ももう少しでやってきて、進路のことで悩んだり、どうしようもなく不安になったり、親や友人など近ければ近いほどぶつかったりすることも多くなりました。自分の意見を押し付けがちになったり、ふとした瞬間に相手の気持ちを考えずに行動してしまうことが何度もあったと気づき、沢山の痛みを経験しているからこそ、サヘルさんのおっしゃっていた「優しさは裏切らない」という言葉の重みをとても感じました。また、サヘルさんのドキュメンタリー番組や書籍を通して、本当に苦しく大変な過去を過ごされてきたということを知りましたが、それでもそのつらい経験を言葉にして他者へ伝えようとする姿がとても素敵でした。サヘルさんがおっしゃっていた「武器を投げるか、花を渡すか」という言葉はとても印象的で、戦争にも日常の生活の中でも根本に持つべき大切なことだと感じました。サヘルさんの人生の中で経験して大きな傷をもたらしたことに比べれば、今の私の悩みは全然大したことなくて、世界の同年代の窮状に耐えて生きる生活に比べればとても恵まれたものではあるけど、サヘルさんのお話は悩むことを肯定してくれているようでとても心が軽くなりました。今回の講演で伺った貴重なお話をしっかり自分で考えて、財産にしたいと思います。本当に有難うございました。(高3)