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2021年1月13日 (水)

高1FW 沖縄方面 柳川たづ江さん講演会

昨年12月3日、高1FW沖縄方面の授業では、沖縄戦を体験された日比野勝廣さんをお父様に持つ柳川たづ江さんにお越しいただき、元日本兵の日比野さんから伝え聞いた戦争の現実や、戦後の苦しみ、葛藤について講演をしていただきました。

 改めて戦争の悲惨さ、二度と起こしてはならないものだ、という感情に全体が包まれました。人を殺めることをおかしいと思わなくなっていく教育の危険性、死ぬと分かっていても仲間を敵の戦車に特攻させなければいけなかったことによる戦後の葛藤や苦しみ、そして周りの人たちが次々と亡くなっていく中、ガマで生きながらえた3カ月の壮絶な体験談に息を飲みました。

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 生前、日比野さんは何度も慰霊の旅に沖縄を訪れていたそうです。かつての戦地を訪れた日比野さんが、亡くなった戦友にかけた「今度生まれてくるときは、戦争の無いときに、生まれてこような」「ぼた餅を腹いっぱい食べて、水をたらふく飲める時に、生まれてこような」という言葉が、戦争を知らず、物であふれている私たちの時代に、警鐘をならしているような気がしてなりません。

 【生徒の感想から】

 戦争で生き残ったとしても、その後大きな傷を心に抱えながら生きている人がいるということを知りました。戦争で生き残ることはとても低い確率なので、生きて終戦を迎えられることは運がいい、と私は思いました。しかしそんなことは絶対になくて、生き残った人もたくさんの辛い思いをして、私たちに語ってくださっているのだと感じました。かつて戦争があったとは思えない平和な場所で日々暮らしている私たちは、戦争について深く考える機会は少ないと思うし、戦争を体験した人の話を聞くことも少ないと思います。なので、このように戦争というものを身近に感じられ、当時の状況を聞けるという時間を大切にするべきだと改めて思いました。

 そして、二度と戦争は日本で起こらないかどうかは分からないし、私たちが当たり前のように過ごしている日常が当然壊されるかもしれないと思うととても怖くなりました。平和のとりでを築くために私たちができることは、「思いやりの気持ちを持つ」や「社会の興味を持つ」など、小さなことかもしれないけど、それをたくさんの人がやったら何か変わることはあると思います。まずは自分だけでもその基本的な気持ちを大事にしたいなと思いました。

 今回この講演を聞いて、戦争はとても残酷だと強く思いました。戦争を実際に私たちは体験していないので詳しくは分からないし、その場にいた人の気持ちは分からないけど、今日聞いたことを周りの人に伝えることはできるので、自分にできることをやりたいです。