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2021年5月26日 (水)

中1学年  小森 美登里さんの講演会を聞きました

 中学1年生で、小森 美登里さんをお招きして講演会を実施しました。

 小森さんは、高校入学間もないときに一人娘の香澄さんをいじめによる自死で亡くされた方で、いじめのない社会、暖かい教室を目指して活動されています。2002年にはジェントルハートプロジェクトを立ち上げ、講演、展示会、勉強会等の活動を全国展開されています。

 本校では、入学後の中学1年生を対象に、毎年講演をお願いしていますが、今年度も実施することができました。また、中1保護者の方にも希望制でご案内し、約60名の方にご参加いただきました。

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「優しい心が大切だよ」という香澄さんが残した言葉をテーマに、約90分の講演会でしたが、ときに涙を流しながら、生徒たちは集中して話を受け止めました。

 いじめを巡る背景には、どのような問題があるのか。「理由があれば、人を傷つけていいのでしょうか」など、たくさんのメッセージだけでなく、問いがあり、お話を聞きながら考える場面がたくさんありました。

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 講演会では、香澄さんのトロンボーンが再び音を響かせるドキュメンタリーから始まり、講演の最後には「世界に一つだけの花」を目を閉じて聴きき、歌詩の意味を考えるシーンもありました。

 また、小森さんが作成した詩を、本校の教員が読み、最後に今日の講演会を振り返りました。

 最後に1人ひとりがシーンとした空間の中で感想を書き、自分の感じたことを言語化しました。今日の講演会で得たこと、感じたことを、これからの生活の中でも心に留めていきたいと思います。

 以下に、感想を紹介します。


 今日、神奈川学園に来てくださった小森さんの話を聞いて、あることを学びました。それは、「体の傷よりも、心の傷はさらに深い」ということです。香澄さん(小森さんの娘さん)は高校に入ってからすぐ、部活が同じ人にいじめられてしまいました。ずっと前から入りたかった学校に入り夢を叶えたのに、学校に行くのが辛くなってしまいました。香澄さんは「いじめ」という辛く苦しいものを抱え相談センターやメンタルクリニックに行きました。自分の辛い出来事を受け止めて聞いてくれる人がいたおかげで、いつもよりも元気になりました。しかし「学校に行く」と言っていた翌日は、辛く苦しいものを抱えている、いつもの元気がない香澄さんに戻ってしまいました。このことを聞いて、「一度元気になったからもう大丈夫」と安心してはいけないのだと思いました。「いじめ」が起きている間、様子を見る、つまり見守って何も触れないことが一番いいのだと私は思っていましたが、何も触れずに見守っていても、状況は変わらないのだということに改めて気付きました。私はもしこの先、友達がなにか辛いことを抱えていて相談されたら、受け止めて聞いてあげる人になりたいと思いました。


 私が今日、小森さんの話を聞いて心に残った言葉は「それでも、私は香澄を守ることができなかった。」と「優しい心が一番大切だよ。」そして、「ありがとう」です。最初の言葉は、それだけ相手を心配して力を尽くそうとしても、一度傷ついてしまった心は、誰がどうしようと完全に無かったことのように消すことはできないと思ったからです。それは、いじめをしていた人も同じで、自分がしている事は、相手がどう受け止めるのか、その人にしかわからない。だからこそ、自分の言葉一つひとつの言葉で、どれだけの重みがあるのかを考える必要があると思いました。

 また、「ありがとう」という言葉は、みんながよく使い、感謝を伝えるときに使いますが、「生まれてきてくれてありがとう」という一つの言葉は、人を救うことのできるほどの重みを持っていると感じました。普段、よく使う言葉こそ、どれだけ大切な言葉なのかを改めて感じることができました。