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2021年10月25日 (月)

中1学年  一日研修で第五福竜丸展示館に行ってきました

 「平和について考える」をテーマに取り組んでいる、中学1年生総合学習についてです。今回は、市田真理さんの講演会を受けて、第五福竜丸展示館を訪れた一日研修の様子をお伝えします。クラスごとに時差をつけての実施でしたが、午前中には市田さんと再会することもでき、先日の講演会の感想を全て読んでいただいたことや、感想の内容を受けてのお話も聞くことができました。

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 第五福竜丸展示館に入ってすぐに、展示してある第五福竜丸の存在感に圧倒されました。これまで読書プリントや講演会で学んできましたが、実物と出会うことで第五福竜丸の持つ力を改めて実感しました。展示物は、第五福竜丸の被災、乗組員の健康被害から始まっており、これまで学習してきたことと重ねながら熱心に生徒たちは見ています。多くの生徒たちが、メモを取りながら新たに知ることができた情報をまとめていました。

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 当時の新聞記事や、乗組員の方々に送られた励ましの手紙も多数展示されており、市田さんの講演会でお聞きしたことを思い出しながら、実物に関心を寄せていました。また、放射能雨の報道や原水爆禁止を求める声の運動、第五福竜丸以外の被災船と汚染の広がりなど、展示館に来ることで新たに知ることができた内容にも目を向けていました。

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 また、展示の後半にはマーシャル諸島の被害や世界の核実験、関連年表がまとめられていました。核の脅威に振り回されてきた地域がこれだけ多くあること、また、核実験の推移を示すグラフを見ながら、第五福竜丸が巻き込まれた水爆実験後にも、実験回数がさらに大きく増加していた事実に、驚きの反応もたくさんありました。

 マーシャル諸島エニウェトク環礁ルニット島にある、放射性廃棄物を投棄したコンクリート製ドームの存在も動画で紹介されていました。何十年も経過したドームには複数のひびが入っており、過去の水爆実験による放射性物質の危険性は現在も終わっていないという事実を知りました。

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 第五福竜丸の二階部分に上がることで、船全体を上から見ることができました。「この船で太平洋を航海していたってすごい。大石さんは、どこで仕事をしていたのかなぁ。乗組員の人たちは、どこでご飯を食べて、寝ていたのかなぁ」と、実物から当時を想像する声が聞こえてきました。

 展示館の外には、久保山さんが遺した「原水爆の被害者はわたしを最後にしてほしい」という言葉が刻まれた碑や、大石さんたちの運動で設置されたマグロ塚、第五福竜丸のエンジンがあります。どのような経緯があったのか、これまで学んできたからこそ、それぞれの意味を感じながら見ることができました。

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 今日は、限られた時間での1日研修でしたが、実際に現地に行き、実物に出会って学ぶ意味を改めて感じることができた時間でした。また、生徒たちにとっては、総合学習の意味だけでなく、クラス、学年で、学校の外に出て学ぶ機会は新鮮であり、楽しい時間にもなりました。今日の学びを、今後も継続していく平和学習のまとめや発表につなげていきたいと思います。