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2021年10月14日 (木)

中1学年  第五福竜丸展示館・市田真理さん講演会

「平和について考える」をテーマに取り組んできている、中学1年生総合学習の様子です。今回は、先日10月8日金曜日に実施した、第五福竜丸展示館の学芸員である市田真理さんの講演会の様子をお伝えします。

これまで中学1年生では、総合の時間に大石又七さんが書かれた「死の灰を背負って」を読書プリントで読み、1954年の水爆実験に巻き込まれた第五福竜丸の様子や、乗組員の方々の状況を学んできました。今回は、大石さんと共に活動されてきた市田さんから、大石さんの想いや、第五福竜丸が巻き込まれた事件について詳しくお話を聞くことができました。

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 冒頭、大石さんのインタビュー動画を見ることから始まりました。印象的だったのは、第五福竜丸を保存し、展示館に設置することに対して、大石さんは「そんなこと、やめてくれ」と思っていたということでした。

 水爆実験に巻き込まれた被害者である第五福竜丸の乗組員の方々が、焼津港に寄港後、周囲からどれだけ傷つけられてしまったのか、生徒たちが考えるきっかけになる言葉でした。

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 一方で、苦しい思いをされてきた元乗組員の方々や、残された家族に対して、気持ちに寄り添う励ましの手紙も多数あったことも紹介されました。当時の事実だけでなく、様々な立場の考えや行動について、考えさせられました。

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後半には、水爆実験で大きな被害を受けた、マーシャル諸島ロンゲラップ島の話を聞きました。今でも、地形を大きく変えた水爆実験の傷跡が残っていることや、故郷に帰れない島民の方々との交流から、市田さんが受け止めた話を聞きました。第五福竜丸を巡る被害だけでなく、核に振り回されたたくさんの人たちが世界にいることを考えさせられました。

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最後に、生徒たちから質問をさせていただきました。

 

「大石さんと一緒にいたときに一番尊敬するなと思う、考え方や思いは何でしょうか」

「なぜ、日本は核禁止条約に入らないと思いますか」

「市田さんは大石さんの言っていた、責任の問題についてどう考えていますか」

「市田さんが大石さんの言っていた言葉で一番心に残っている言葉は何ですか」

「大石さんのことを伝えるときに一番大切にしていることはどんなことですか」

 

率直な生徒たちに質問にも、1つひとつ丁寧に答えていただき、市田さんの想いを、より深く理解できました。最後に、「語りつぎ部 宣言」をされている市田さんから「忘れないこと、学ぶこと、自分で考えること、伝えること」を大切にしてほしいとメッセージを受け止めました。

私たちも、学びのバトンを引き継ぎ、自分の言葉で伝えていくことができるようにしていきたいと、今日の講演会で改めて決意することができました。