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2022年2月25日 (金)

高1FW  水俣方面:卒業生・現地協同企画・・・「私たちは何をしに水俣に行くのか?」

 フィールドワーク水俣方面では、2月17日の授業で「水俣に何をしに行くのか?」を語り合いました。医療、環境、家族、差別、行政、地域再生・・・。同じ水俣というテーマでも、生徒の関心事は様々です。年度初めは水俣のことを知ろうと一生懸命だった生徒たちでしたが、1年間の学びを通して「水俣から何を学ぶのか」という視点を得た生徒も多く、その言葉ひとつひとつに意味を感じました。

 「社会で学ぶ水俣病と、出会いの中で学ぶ水俣は違うと気づいた」「初めは医療に関心を抱いていたが、医療と環境は繋がっていることを知った」「学校の授業に限らず、様々なことを知っていく姿勢が大事だと思う」「水俣はどんな社会問題にも繋がっている」…。互いの言葉の中に自分が抱く課題のヒントがあり、また新たな発見があり…。単に知識としてではなく、人と人との繋がりの中で学んできた水俣を、自分の言葉で語りました。

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 この会には、自身も高校生の時に水俣方面で学んできた卒業生や、現地でお世話になる吉永利夫さん、奥羽香織さんにもオンラインで参加をしていただき、双方向に水俣への思いや今の生き方について語り合いました。水俣での学びが、豊かさの本質や、自分が目指すべきものづくり・消費の形を考えるきっかけになったこと。水俣を通して得た問いを、今の自分にも問い続けていること。これから生きていく中で、どこかで、どのような形かわからないけれど、今の学びが繋がってくる――多くの方々の思いを胸に、現地での学びに、そして自分自身のこれからに活かしていけると良いです。これからの水俣の学びに、新たな可能性を感じさせられるような2時間となりました。

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生徒の感想より

 FW水俣として集まったメンバーだけれども、みんな一人ひとり違っていてすごく濃い時間を過ごすことができました。私が調べた環境問題についてもみんな別々の視点から考えていて、すごいと思いました。「なぜ水俣方面を選んだのか」と4月に訊かれたら、「公害病についてあまり知らなかったから」と答えていたと思うのですが、今は医療の視点から訪問看護について知りたいと答えられます。社会の授業でベトナム戦争、中村哲さんについて知り、水俣の環境問題について世界の現状と比較して学んだことで、水俣方面を選んでよかったと心から思います。どの分野も現在に関連付けて考えられているのが印象的でした。人の感情、家族との関係性についても新たな視点で考えることができました。