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2022年5月16日 (月)

高2FW  岩手宮城方面:「本当の復興とは何か」を考える旅

 神奈川学園では、高校1年生が5方面に分かれて「現代の日本を知る」フィールドワークに出かけます。現高校2年生はコロナウイルス感染拡大の影響を受け、5月にフィールドワークを実施しました。今回のブログでは、岩手宮城方面の学びを紹介いたします。

 

<1日目>

1日目はまず岩手県へ行き、語り部の神谷さんから地震発生当時の大槌町の当時の様子や災害の甚大さについて、お話を伺いました。自分の命だけでなく、大切な人を守るために防災の意識を持つことの大切さを学びました。その後のワークショップでは、震災が起きた時に町民の方々が直面したことを伺い、自分たちだったらどうするかを考え、震災遺構を残すかどうかなど復興についてもグループで意見交換をしました。決断を下す難しさやそれに必要な覚悟を体感できた時間でした。

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<2日目>

 午前中は、釜石駅から三陸鉄道南リアス線(震災学習列車)に乗りました。この日は天気にも恵まれ、美しい三陸海岸の風景を見ながら、震災の現状についてお話を伺いました。

次に陸前高田市に移動し、高田松原津波復興祈念公園で一本松や震災遺構の気仙沼中学校などを見学しました。その後、陸前高田市役所の永山さんから、陸前高田市の復興事業についてお話を伺いました。その後の質疑応答では、事前学習で学んだ内容を元に、質問をする生徒が何人もいて、これまでの学びが深まっていくのが感じられました。

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 夕食後は、語り部で防災士でもある吉田さんから、女性の視点で防災についてお話を伺いました。女性たちが当時避難所で経験した困ったことや私たちが日頃から出来る備えについて、自分ごととして考えることができました。

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<3日目>

 午前中は、南三陸町にある入谷八幡神社で境内の草むしりボランティアをしました。その後、絵馬に一人一人願い事を書き、奉納しました。

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 午後は語り部で防災士でもある伊藤さんから、東日本大震災の津波による被害について当時の写真を見せていただきながら、バスで南三陸町市内を巡りました。バスから降りて、津波の被害にあった小学校や、震災遺構である高野会館や防災対策庁舎を間近に見て、襲ってきた津波の大きさを実感することができました。また、とっさの時に正しく状況を判断し、適切な判断をするには、避難経験を積み重ねることが大事であると改めて気づくことが出来ました。

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 その後、リアスアーク美術館で学芸員の山内さんからお話を伺い、震災後の街の写真や実際に街にあった瓦礫の展示を見ました。歴史的に大津波は30年から40年ほどの周期で襲ってくるという歴史的事実を受け止め、多くの命が失われてしまう被害を繰り返さないために、東日本大震災の津波の被害について学び、正しく後世に伝えていかなければならないと感じることができた1日でした。

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<4日目>

午前中は南三陸にあるさんさん商店街を立ち上げた阿部さんからお話を伺いました。当時の津波の被害状況やさんさん商店街が抱えている今後の課題について学ぶことができました。 

 次に震災遺構となっている荒浜小学校へ移動し、校舎の2階まで津波が襲ってきた被害の様子を見ることができ、場所によって被害状況がどのように異なるか、また荒浜地区の防災対策について理解を深めることができました。

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最後に、メモリアル交流館でフィールドワーク学習のまとめとなるプレゼンをしました。事前学習で学んだ内容をさらに深め、この4日間に現地で学んだことを自分たちなりに工夫して班でまとめることができました。

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研修後は、一人一人がまとめレポートを作成します。この一年間のフィールドワークの授業や研修を通して学んだことを、今後学習や進路、生活に繋げていってほしいと思います。