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2022年5月24日 (火)

高2FW  沖縄方面:本土復帰50年・沖縄が抱え続けている現実を学ぶ

 神奈川学園では、高校1年生が5方面に分かれて「現代の日本を知る」フィールドワークに出かけます。現高校2年生はコロナウイルス感染拡大の影響を受け、5月にフィールドワークを実施しました。今回のブログでは、沖縄方面の学びを紹介いたします。

 

<1日目>

一年間学習を続けたフィールドワーク出発の日。この日は嘉数高台・佐喜眞美術館を主に見学しました。沖縄戦の激戦の場所で、生々しい弾痕が残るトーチカに生徒たちは圧倒されました。そして今も事件や事故がなくならない米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市を巡ります。この日はオスプレイが低空で旋回訓練をしていたため、騒音でガイドの方の説明が中断する場面もありました。

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夕方ホテルに到着後、白梅学徒隊の沖縄戦を受け継いだ若梅会の新垣由紀さんから、継承された戦争体験を伺いました。どこにでもある微笑ましい学校生活を送る生徒たちが、戦場に動員され、解散命令の後に次々と犠牲になるまでのお話と、荒垣さんご自身がなぜ継承されたのか、そして今どのような活動をされているのか、生徒にも伝わる言葉で教えていただきました。

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<2日目>

二日目は、一日かけて沖縄本島南部の戦跡を巡りました。白梅学徒ゆかりの戦跡である八重瀬手術場壕・白梅の塔や、事前学習で学んだ日比野勝廣さんが生死を彷徨う体験をされた糸数アブチラガマ、また、県民によって初めて建立された魂魄の塔などを訪れ、生徒たちは自分の目と耳で戦争のもたらした悲劇の大きさを感じました。

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夜は、二日間の平和学習について意見交換をする時間を取りました。そこに、昨年生徒たちがオンラインでお会いした写真家の嬉野京子さんが飛び入りで参加してくださいました。生徒たちが学んだ沖縄戦に、ご自身の空襲や広島での体験を重ねて話してくださり、一層学びが深まりました。

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<3日目>

この日は北部の名護市に移動、カヌー・ビーチコーミング・琉球紅型の体験学習の日です。天候はあいにくの雨となりましたが、雨天の合間を縫ってカヌーに乗りました。最初は前後の呼吸が合わずなかなか前に進みませんでしたが、徐々に操作に慣れて方向転換も上手に出来るようになりました。

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体験学習の後は辺野古の新基地移設予定地が一望できる公園より、東恩納琢磨さんからお話を伺いました。辺野古と大浦湾が豊かな生態系を育んだ海でありながら、そこを埋め立てることに異議を伝えたい県民の声が届かない現状を伺いました。

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<4日目>

最終日日は、首里周辺を散策するコースと、沖縄タイムス社を訪問しワークショップを体験するコースに別れます。首里コースは雨の中、首里城公園で琉球王朝の繁栄と、戦時中には32軍の司令部にもなった歴史を学び、最後に復興途中の首里城正殿を見学しました。

沖縄タイムス社では、現役の新聞記者の方に編集部を紹介していただき、その後、記者の方のお話を実際に記事に書いてみるワークショップを体験し、読者に伝えることの面白さと難しさを知りました。

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昼食後、2コースの生徒たちが国際通りで合流し、自由行動の時間を楽しんだ後、那覇空港より帰路につきました。生徒からは「この4日間のフィールドワークの行程を終えて、実際に自分の足で沖縄に行き、身を持って体験することで、自分の考えを持って誰か身近な人に伝えられるようになりたい。18歳になったら選挙権が与えられるので、間接的にでも積極的に政治に参加していきたい」という声が聞かれました。