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2022年6月10日 (金)

高1FW 四万十川方面:「自然との共生」を体験し、「過疎化の問題」を考える旅

二度の延期を経て、ようやく現地にたどり着いた四万十川への旅。事前学習では、自然環境に関することだけでなく、地域が抱える過疎の問題も学んできました。現地を訪れることは、地域を元気にすることの第一歩となる・・・そんな思いで現地を訪れました。

 

1日目:四万十川中流域で林業と地域活性化を学ぶ

  高知龍馬空港に到着した後、桂浜を散策し、龍馬像前で記念写真を撮りました。バスでのガイドは「四万十川財団」の神田さんからうかがいました。地域の方の温かさにふれIターンで四万十に移住された神田さんは、四万十の豊かな生活について話してくださいました。昼食でいただいた「あぐり豚丼」地域の食材の美味しさが詰まった食事でした。

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「大正町集成材工場」では山から切り出した間伐材を乾燥させ、集成材にするまでの過程を見学し、木の香りと温かさが伝わってくるおもちゃなどの商品をじっくり見学しました。その後は、宿舎となる「四万十楽舎」までの途中、「結の森」を見学したり、道の駅「よって西土佐」で地域経済を活性化させようと生徒たちはお土産を買ったりと、楽しく旅が始まりました。

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2日目:四万十川中流域から河口で、自然環境を学ぶ

 午前中は有名な佐田の沈下橋で生き物探しを行いました。「四万十学遊館」の杉村さんをはじめとするスタッフの皆さんのご指導を受けながら、ジャブジャブと川の中に入っていきました。あいにくの天気ではありましたが、カラフルな雨合羽を身につけながら、生き生きと自然とふれあいました。昼食は、屋形船で四万十川を下りながら「川魚料理」を味わいました。普段は口にすることがない食材も、川漁師さんのお話を伺いながら、どんどん箸が進みました。

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 午後は、「四万十学遊館」で生き物探しゲーム、放棄水田の見学、館内生き物クイズ、トンボから見える自然環境についての杉村さんの講演と、プログラムで見識を深め、四万十川方面らしく自然を満喫することができました。夜は、宿舎で「砂浜美術館」の大迫さんのお話をうかがいました。クジラについてのお話や思いも寄らない漂流物の数々に驚かされました。

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 3日目:黒潮町で海とともに生きる暮らしを学ぶ

午前中は「生きた化石」と呼ばれるムカシトンボのヤゴも生息している津蔵渕川の上流で生き物探しを行いました。その後、砂浜全体が美術館となっている「砂浜美術館」を訪ね、漂流物を見つけたり、砂浜に文字や絵をかいたり、さっそく思い思いにアートな活動を楽しみました。

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昼食は黒潮一番館で、カツオのたたきを作っていただきました。カツオをおろすところから始めて、わら焼きし、天日塩ふってたたいて仕上げます。午後は「ソルトビー」で塩作り体験をしました。海水から太陽と風の力を使って天日塩が作られます。完成した自然の恵み「海一粒」を、瓶に詰めて持ち帰りました。

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四日目:高知市内で植生を学ぶ、4日間をまとめる

 午前中は牧野植物園で、高知県の植物をはじめ、珍しい植物を観察しました。高知県出身植物学者・牧野富太郎博士ゆかりの場所であり、博士の業績に思いを馳せながら、広い園内を散策しました。

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午後は、これまでの学びを振り返るワークショップを行いました。ご指導いただいたのは、環境社会学が専門である高知大学地域協働学部の森先生です。生徒たちは、4日間を振り返って特に印象に残っていることをグループで話し合い、模造紙にまとめて発表しました。

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この4日間は、四万十の自然の豊かさとともに、地域の方々の温かさに触れる旅でもありました。過疎という困難な状況にあるからこそ、人と人との絆が強く、互いに温かい気持ちを持って支え合っていました。四万十の方々の温かい人柄にふれ、コロナ禍で生きづらい状況にある生徒たちも、ほっと心が癒やされたようです。

朝日新聞高知版でもフィールドワーク四万十川方面の取り組みが取り上げられました。

記事内容→朝日新聞高知版