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フィールドワーク

2018年12月 3日 (月)

《高校1年》 FW水俣 埼玉大学生との交流会

11月29日の午後は2時間連続でフィールドワークの授業がありました。国内フィールドワークで水俣方面に参加した生徒が埼玉大学安藤聡彦先生ゼミの方々と交流しました。水俣での旅を振り返り、新たな気付きを得る機会となりました。

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高校1年生の代表生徒が11月中旬に出かけた水俣の旅をスライドで振り返りました。それぞれの場面で感じたことを自分の言葉で堂々と伝える姿に水俣での出会いの豊かさを思いました。

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次に埼玉大学安藤ゼミの方々が自己紹介を兼ねて、研究テーマや水俣との出会いを話してくださいました。進路選択の時期と重なることもあり、高校1年生は少し先の自分をイメージしながら聞いています。自ら問題意識を深め、研究テーマやこだわりをまっすぐに伝える姿に心動かされていました。

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いよいよ交流の始まりです。高校1年生は現地で最も印象に残った出会いや言葉を拾い、スライドにして説明をしました。訥々と、ではありましたが、何故自分がこの言葉に引っかかったのかを言葉を尽くして語りました。大学生は一人ひとりの言葉に真剣に耳を傾け、更に深まる問いを投げかけます。水俣や水俣病を通して「人間とは何か」「社会はどのようにあるべきか」を考える機会となりました。

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交流会後半は、新たに3つのポイントを設定して「水俣病から何を学ぶのか」を共に考えました。模造紙に付箋で「気になった言葉」を書き、ある程度出揃ったところで分類分けをします。組み立ても分類も自由なので、チームで相談しながらの作業はとても楽しそうでした。あるチームは模造紙の中央に大きく「欲」と書いていました。水俣病が起きた原因だけでなく人間の持つ「欲」には様々な種類があり、一概に否定せずに考えようとする姿が印象的でした。

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付箋を貼る時には一つの作品を創り上げるつもりで丁寧に取り組みました。大学生のアドバイスは的確で、生徒はじっくり言葉と向き合います。ある程度完成したところで、全員の前で発表する機会を持ちました。

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発表会でも様々な見方や意見を聞くことができました。あるチームは、愛林館で食べたアヒルと、水俣病発見に欠かせなかったネコ400号実験を重ねて考えることができ、人間以外の動物から命をいただく意味を考えました。また、差別や偏見について考えたり、胎児性水俣病患者と障害者の人権を合わせて考えたりもしています。生徒自身が「意見を交わしあって学びが深まっていく」楽しさを実感できた2時間でした。

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埼玉大学・安藤ゼミのみなさん、ありがとうございました。

2018年11月 2日 (金)

《高校1年》 フィールドワーク学年集会

高校1年生は、来週火曜日から3泊4日で、フィールドワークに出かけます。

それに先立って、学年集会を開きました。沖縄・京都奈良・四万十川・岩手宮城・水俣各方面の隊長から、「私たちは何のためにフィールドワークに行くのか」が、一言ずつ語られました。

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沖縄

「今、基地問題に揺れる沖縄の現地に立ち、自分の目で確かめて、『辺野古への移設がどうなるのか?』を考えたいです。」

「2日目には、ひめゆりの塔を訪れ、ガマに入ります。たくさんの不発弾の眠る土地で、白梅学徒隊の方のお話を、しっかりとお聞きしたいです。」

 

京都奈良

「『知ることは理解することの第一歩』自国の文化を理解することが、他国の文化の理解と尊重につながるような学びにしたいです。」

「古の建物だけでなく、現在の京都の街並みもしっかり見てきたいです。また、『文化財の未来への継承』について考えたいと思います。」

 

四万十川

「フィールドワークの行程は、森から川そして海へと進みます。現地でなければわからないことを、五感を働かせて実感したいです。」

「現地には、『過疎化』の問題があります。地域と社会の問題として、『過疎化』の現実を学びたいたいと思います。」

 

岩手宮城

「小4の時に改修工事前の『一本松』を見ました。学習したことで、今の自分には違ったものが見えると思います。現地に立って確かめたいです。」

「『盛土』をめぐって調べ、考えています。実際に盛土の風景を目にして、現地の方のお話を聞き、復興について考察を深めたいです。」

 

水俣

「水俣資料館の杉本さんが講演の中で『今の水俣を見てほしい』とおっしゃっていました。水俣病をどう乗り越え、どう伝えているのか、知って、それを自分が語れるようになりたいです。」

「事前に知識は持ったけれど、こんな自分で行っていいのかと迷いがあります。現地で、辛くても逃げずに『人の命にかかわること』に真摯に向き合いたいです。」

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最後に、学年主任の高橋先生からお話がありました。

「水俣方面隊長の話の中に『現地では、本当は語りたくないことを語ってくれる人がいる』という言葉がありました。どの方面も、現地でお話を伺う機会があります。一期一会の出会いから、伝えようとする思い、言葉を丸ごと受け止めてほしいです。

皆さんが中学生の時、『大石又七さん講演会』で、第五福竜丸展示館学芸員の市田さんが、『語り継ぎ部』とおっしゃっていたことを思い出します。みなさんは、バトンを渡されて『語り継ぎ部』になるのですね。現地で学んだこと、感じたことを自分の言葉でしっかり記録してきて下さい。」

2018年6月14日 (木)

《高校1年》 フィールドワーク5方面の授業

≪沖縄≫

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今回の授業では、兵士の視点で戦争について考えました。海兵隊に入隊したアレン・ネルソンさんの著書や映像を見ながら、兵士たちがどのような訓練を行ってきたか、何を求められていたのかを考えました。

「今回の海兵隊訓練所の映像は衝撃的でした。想像を上回る恐怖におそわれました。兵士達に求められていることは人間の感情を捨て、まるで機械のように敵を殺すことだけ覚えることだと思います。最初に所持品を全部没収されていました。これは、外部からの繋がりを断ち、兵士に育て上げる為に行う行為だと強く感じます。高校を卒業したばかりの多くの学生が数か月後には「相手を殺す」ことを覚え戦場で戦っているのだと思うと教え方次第で人が180°変わってしまう怖さを感じます。私の訓練のイメージは体力作りがメインだと思っていました。しかし『殺せ殺せ』と叫びながら人の殺し方を学んでいて感じたことのない恐ろしさでした。」(生徒の感想より)

 

≪水俣≫

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『証言 水俣病』を読み、グループ内で分担して、4人の患者さんの人生をたどりました。それぞれの方について発表しあい、「患者の望んだものは何だったか」ということを考えました。授業の感想を紹介します。

「水俣病の影響によって人生を大きく狂わされた人たちをそれぞれまとめることで、同じ水俣病患者でも生きてきた人生や、水俣病に対して思っていることや起こした活動も違っていて、並べて読むことで、1回『証言 水俣病』を読んだ時とは違った視点で感じることができた」「周囲からの理解の少なさが頭に残りました。伝染病ではないのに伝染病だと言われ、隔離病室に入れられたり、近所の人々からひどい扱いを受けたり…と、心についた傷は計り知れないほど深いと思います。家族が恐ろしい病気にかかって死んでいくのを見るのは想像するだけで心が痛いです。そんな思いをしたのに安い賠償金を与えられ、認定もされず、充分な治療も受けられず…怒りと憎しみは増幅する一方だったと思います。今ももちろん水俣病は終わっていないし、決して終わらせてはいけないと強く思いました。」

 

≪奈良・京都≫

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今日の授業のテーマは「仏像と仏教」です。前回の授業で学んだ「宗教と仏教」が、形に表れるとどうなるかを学びました。

「籔内佐斗司流 仏像拝観手引」の映像を見ながら、実際に現地で仏像を拝観する際に知っておくべき知識をワークシートに書き込んでいきました。そもそも、仏像は見るものではなく、「拝む・拝観する」ものなのだということも学びました。如来・菩薩など仏像には位があること、手の形や台座の形にも一つひとつ意味があることを知りました。今まで何となく聞いたことがあった言葉も、改めて整理しながら聞いてみると発見がありました。映像の中には、実際に私たちが拝観できる仏像もたくさん含まれていたので、現地に行くのがますます楽しみになった授業でした。

 

≪岩手・宮城≫

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前回、ラーニングセンターで「たろう観光ホテル」「奇跡の一本松」「共徳丸」「南三陸防災対策庁舎」「大川小学校」の5つの震災遺構について調べ、今週はその発表をしました。保存するか解体するかを決めるにも、各所によって様々な事情があったことがわかりました。

発表の後は、「自分の通っている学校が大地震により被災し、犠牲者も出てしまいました。震災から5年を経て、自分の学校を震災遺構として保存するか、解体するか議論が進んでいます。」という架空の命題を元に、保存賛成、保存反対のそれぞれの立場でその根拠となる意見を書いてください、という課題に取り組みました。来週はそれを元にディベートをする予定です。

 

≪四万十川≫

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今日は、フィールドワークに行く地域を、地図で確かめました。

「高知県はどこ?」「日本周辺の海洋と海流は?」「海流名を書き入れよう」……中学の時に、社会科の授業で使った白地図に向かって作業を進めます。

次に、旅程を見ながら、四万十川の地図を開いて訪れる場所を探し、印をつけて確認しました。「佐田沈下橋」「トンボ自然公園」「砂浜美術館」など、フィールドワークの現地のイメージが膨らんできました。

2018年6月 2日 (土)

《高校1年》 フィールドワーク5方面の授業

≪四万十川≫

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MMC教室でパソコンに向かって、『自分の流域の川を調べよう』という課題に取り組みました。

Googleマップで自分の住所付近の川を探し、源流はどこか、何湾に注いでいるかなど、川の特徴や歴史などを調べています。

夏休みには、現地に行って川の様子を確認し、考察を加えて、レポートを仕上げます。

四万十川FWでは、「実際に自然に触れて観察すること」「森→川→海への水と養分の流れを意識すること」の2点を大事にしています。

 

≪沖縄≫

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沖縄方面を選んだ理由を書いた『1000字作文』の発表から、授業が始まりました。

「……沖縄戦を学ぶということについては、歴史上の事実としてということ以上に、それが今の私たちにとってどんな意味があるのかを考えます。……少年がチビチリガマを荒らした事件がありました。今では反省しているという少年たち…彼らが、そこがどのような場所かを知っていれば、誰も傷つかなかったはずです。……私の地元は横須賀でベースがあるので、米軍基地の問題は他人事とは考えられません。」

この後、辺野古移設が検討されている22年間の政府の動きを年表で追い、基地問題について考え始めました。

 

≪奈良京都≫

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『私たちと宗教・仏教』について、学びました。授業の感想から紹介します。

「今回のお話を聞いて、信仰するとはどういうことなのだろうと考えた。」

「私は普段神を信じていないから無宗教かなと思っていた……初詣、七五三、意識していないけれど、『いただきます』『ごちそうさま』を言うのもニュージーランドに行ったときはなかった。それも宗教的なものだと思う……日本人は何を信仰していると言えばいいのか、不思議に思った。」

「『苦』というものは、ただ自分を苦しめるものではなく、自分を見つめ直し、新しい考えを導き出すきっかけである……今まで宗教から物事を考えることがなかったので、新たな視点から考えることができた。」

 

≪水俣≫

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『患者たちの戦いと国家・社会』について学びました。授業の感想から紹介します。

「水俣病患者の視点で見て、……水俣病だと国から認定された人、されていない人で、国やチッソに対する思いも違うし、生き方も違うんだとわかった。」

「人だけを苦しめただけでなくて、地球を汚染し、発生した病気だった・・・年々患者が増えているということにとても心が痛んだ。」

「今回で一番印象に残ったのは、水俣病患者認定が、『その人が水俣病か否か』というより、むしろ『補償できるか否か』を基準に行われていたということだ。」

 

≪岩手宮城≫

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今日は、ラーニングセンターで、グループごとに「震災遺構」について調べました。

たろう観光ホテル/奇跡の一本松/共徳丸/防災庁舎/大川小学校 の5つから一つを選んで調べています。

震災前にはどのような建造物であったか/どんな被害を受けたか/保存や解体という結論に至る過程/結論/現時点での問題点 についてまとめて、次回発表する予定です。

その後、ディベートに取り組みます。「保存」と「解体」の立場から議論し、一人一人が自分の考えを深めます。

2018年3月24日 (土)

《高校1年》 FW水俣方面

【1日目】

大きな遅れもなく阿蘇くまもと空港に到着し、バスで水俣に到着したのは11時半頃でした。まずはフィ-ルドパートナーの吉本利夫さんの案内で水俣川沿いを散策し、あっという間にエコネットみなまたに到着しました。わっぱめしをお昼にいただき、エコネットみなまたの永野さんから「水俣の環境への取組み」について、エコネットの取組みを中心に伺いました。現在神奈川学園で使用している水俣せっけんが造られている現場も見学させていただきました。

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続いて水銀やヘドロをコンクリートで埋めたてた親水護岸に向かいました。慰霊碑の前で黙祷をささげ、自分たちが今まさに立っている下に埋められている大量の水銀による被害の重みに、多くの生徒が思いをはせていました。その後は茂道海岸に移動し、楽しみにしていた漁船体験です。強風と雨でめったいないほど波が立っていたようですが、なんとか全員海に出ることができました。海岸に残る自然や生き物たちの豊かさとともに、海と暮らしてきた水俣の漁民の方たちの生活を体感できました。

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ホテルに到着し、ご両親が水俣病患者であった杉本肇さんからお話をいただきました。水俣病患者のご両親の背中をみながら育っていったこと、水俣に戻ってきた心の変化、そして水俣病に対する肇さんなりの思いなど、“もやいなおし”にむけてさまざまに活動されている現在までのお気持ちをお話しいただきました。

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【2日目】

2日目は3コースに分かれて「水俣に聴くプログラム」です。コースごとに分かれてお話を伺いました。

1コース目は、吉永理巳子さん、上野エイ子さんのお話を聴きました。上野さんからは、一緒にお昼をいただきながら、水俣病のご家族との関わり中でのご自身の変化などをお話しいただきました。上野さんからは、子どもを水俣病に奪われていったこと、しかし胎児性水俣病の解明にむけて解剖を許した経緯をお話していただきました。

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2コース目は、袋小学校の訪問と坂本しのぶさんとの交流です。袋小学校では小学生と一緒にハイヤ節を踊ったり、お昼休みには遊んだりと、さまざまな交流ができました。胎児性水俣病患者として生きる坂本さんのお話は、現代の日本社会に向けられたお話でもあり「ちゃんとしてほしい」という坂本さんの思いを生徒は真剣に聴いていました。

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3コース目は、ほっとはうすの訪問と、元チッソ従業員で現在市議会議員の緒方誠也さんのお話を伺いました。緒方さんからは、当時のチッソ内部の様子や水俣病を止められなかった背景などを伺いました。ほっとはうすは胎児性水俣病の患者さんを含めた施設で、患者さんたちが働くということなどを通してどのように地域と関わっているのか学びました。

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それぞれのコースでは、お話に加えて水俣病資料館の見学や、百件排水溝、湯堂や坪谷などのフィールドワークも行いました。

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夜は全員で医師の板井八重子先生のお話を伺いました。医師の立場から水俣病とどのように関わってきたのかを通して、真実を明らかにする為に学ぶことの大切さや、女性としての生き方など、心に響くお話をいくつもしていただきました。

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【3日目】

3日目は「水俣の自然を感じる」プログラムです。3コースに分かれてそれぞれの地で水俣のもつ自然のゆたかさを感じるプログラムです。

1コース目は、愛林館です。自分たちで鴨をさばいたりうどんをうつ体験をし、お昼をいただきました。午後は里山散策をし、きれいに並んだ棚田などを実際に見ることができました。

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2コース目は、頭石(かぐめいし)の村丸ごと生活博物館です。村を散策したあとに村の方と一緒に郷土料理を作っていただきました。午後は自家製の釣竿を使い魚釣りも行いました。

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3コースは天の茶屋です。山の奥深くにある、茶畑を訪れました。いろりを使ってお茶炒りをしたり、山の中では手作りのものでたくさん遊ぶことができました。

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どのコースでも、水俣の山の自然をたっぷりと感じ、「豊かさとは何か」というテーマについて、生徒は新たな視点を持てたのではないでしょうか。

夜はシンガーソングライターの柏木さんのコンサートを聴きました。水俣病や日本社会を題材に歌ってくださり、この3日間の学びや水俣の風景が一つひとつ思い出される時間でした。練習してきた歌も柏木さんと一緒に歌うことができ、楽しい時間を過ごすことができました。

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【4日目】

最終日は今回のFWのまとめの一日です。朝から福田農場にお邪魔し、相思社の永野さんをファシリテーターに、ここまでの学びを一つひとつ確認し共有していきました。途中から、現在水俣で活躍されているもじょか堂の武田さん、ガイアみなまたの高倉さんにも入っていただき、印象に残ったこと、「モヤモヤ」していることなどを小グループになってそれぞれ語りました。各グループでは「“わかった”とは簡単に言えなくなった」など、戸惑いながらも水俣と向き合おうとする生徒の様子が見えました。

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お昼にパエリア作りを楽しんだあと、永野さんに、午前中の生徒たちの言葉を拾いながら、今回のFWのまとめをしていただきました。「みんなも当事者です」という永野さんの言葉を生徒それぞれが受け止めながら、4日間のプログラムを終えて水俣を後にしました。

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濃密な4日間を過ごした生徒たちは、横浜に帰着後、総まとめとしてレポートを仕上げます。事前学習での学びや今回の現地での学びをふまえて、どのように自分に引きつけて語ってくれるのか楽しみです。

2018年3月23日 (金)

《高校1年》 FW四万十方面

【1日目】

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高知空港を降りるとあいにくのお天気です。空港から四万十川を目指して高速道路で西に向かいます。まずは、この1.5時間ほどの時間を利用して、空港から同乗して戴いた四万十財団の神田さんから四万十川の現状などについてのお話を伺いました。

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高速を降りて間もなくしたところにある道の駅窪川にて名物のコメ豚丼をいただいた後、ここから四万十川の景色を車窓で見ながらの行程となりました。朝に降った豪雨のせいで川の水もかなり濁っており、パンフレットのような清流ではありませんが、時折見える沈下橋で四万十川らしい風景も眺めることができました。

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大正地区で四万十町森林組合の林さんと廣田さんからお話を伺いました。集成工場の見学の後、軽い登山をしながらスギやヒノキの森の見学をするはずでしたが、登り始めてすぐにドシャ降りの雨に降られてしまいました。とても残念でしたが途中で引き返し、ぬかるみで滑る下り坂をゆるゆると降りてきました。

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バスに乗り込み、車中にて道の駅とおわを委託運営しているしまんとどらまの刈谷さんから地元の人やもので活気や産業を興していく取り組みについて伺いました。道の駅とおわで休憩後、本日の宿の四万十学舎に到着しました。

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夕食後、道の駅西土佐ではたらく林さんと平野さん(みっちゃん)の登場です。今でこそ道の駅西土佐の駅長を務めている林さんはずっと四万十川で漁業組合長をされていたかたです。四万十川でとれる魚やエビ、特にアユについて詳しくお話を伺いました。また、ずっと川とともに生きてきたからこそ語れる四万十川の魅力を生徒達に伝えて戴きました。みっちゃんは数年前まではここ四万十学舎のスタッフでした。CDも出している歌手としての肩書ももっています。みっちゃんからは四万十川の歌を披露して戴きました。

 

【2日目】

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暖かく青空が広がる良い天気です。まずは、川の生き物探しです。四万十川本流は昨日の雨の影響で流れも速く、濁りもあり四万十川脇の用水路での実施です。みな長靴やマリンシューズに履き替え、たも網を手に用水路に入っていきます。最初はなかなか獲物を捕らえることができませんでしたが徐々にたも網の扱い方や生物の居場所も見当がつくようになったのか魚やエビ・カニ、ゲンゴロウなどの水生昆虫やイモリなどを捕まえることができました。明日も場所を変え川の生き物探しを行い今日の環境に住む生物と比較します。

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お昼は屋形船で川からの景色を眺めながら四万十川の恵みをいただきました。船内では川エビ漁師さんのお話を伺いました。

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午後は、四万十学遊館に移動し生き物探しゲームや放棄水田の見学を野外で行った後、室内で朝からお世話になっている杉村さんの講演会でした。

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夕食後、今夜の宿の広間にて砂浜美術館の村上さんから砂浜美術館やビーチコーミングについてのお話を伺いました。

 

【3日目】

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午前中は、きれいな水質でしか生きることのできないムカシトンボのヤゴの採集を目標に昨日とは異なりきれいな渓流に入っての川の生き物探しです。ムカシトンボのヤゴの他、カワゲラやカゲロウの幼虫などの水生昆虫やサワガニなど昨日とはまた異なる生物を採集することができました。

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昨日からお世話になった四万十学遊館の皆さんとは別れ、海へ向かいます。まずは、昨夜の村上さんの職場でもある砂浜美術館のある砂浜でビーチコーミングをしました。ただ、とてもきれいな海岸なのであまり拾うものもありませんでした。

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お昼は、黒潮町に入り、カツオのたたき作りの体験です。藁焼きし、さばいたカツオをペタペタたたいて出来上がりです。びっしりとお皿に盛りつけられましたがみんなでペロリといってしまいました。

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午後は、天然塩づくりの体験です。いくつかの塩づくりの作業を体験させていただいた他、工程ででたにがりを用いての豆腐をつくり塩をつけていただきました。受け入れてくれたソルトビーの方々が生徒の名前入りの瓶を用意してくれており詰め放題の塩のお土産もうれしいサプライズでした。

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この日は、夕方から民泊体験です。民泊を手配してくれた幡多広域観光協議会の方が入村式を企画してくれていました。黒潮町の町長さんをはじめ、各々のご家庭が生徒達を大歓迎してくれました。

 

【4日目】

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昨夜からの強風と豪雨は朝方まで続きました。午前中はしとしと雨です。お昼前、お世話になった方々とともに生徒達が黒潮一番館に集まってきました。閉村式後お別れの時を迎えました。生徒達はたった一夜ではありましたが、お世話になったここで生活する方々から多くの事を得ることができたはずです。黒潮町のおかみさんが作ってくれたいよ飯をお昼にいただき、高知大学へ向かいます。

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高知大学では地域協働学部で教壇に立つ森先生と田中先生、2人の学生が迎えてくれました。ここでは5人ごと6つのグループに分かれ、この4日間のFWを1枚の模造紙にまとめたものをもとにプレゼンを行いました。その後高知大学の方々から質問や補足説明をして戴きながらこの4日間で学んできた様々な事を総括するとともに学んできたからこそ生じた新たな疑問や課題を整理する時間となりました。

 

朝早くから身体も頭もいっぱい使った4日間でした。野外での体験も多い四万十方面ですが、体験だけではなくお話を聞くときは疲れも眠い表情一つも見せずにメモをとりながら真剣に参加する積極的な学びの姿勢が見えました。生徒達は、この間お世話になった方々に感謝するとともに、得た学びを振り返りながらレポートとしてこの4日間を総括し残していきます。

2018年3月22日 (木)

《高校1年》 FW沖縄方面

【1日目】

8時に羽田空港集合と、普段よりも早い集合時間でしたが、大きな遅れもなく予定通り出発することが出来ました。

機内で昼食を取り、現地に着くと早速バスに乗り込んで普天間基地を一望できる「嘉数高台」に向かいました。

激しい爆撃の跡が残るトーチカなどを見学後、極東最大の軍事基地と呼ばれる嘉手納基地を見渡せる道の駅「道の駅かでな」に行きました。基地が出来るまでの歴史や、住民が悩む騒音問題について地元講師から学び、ちょうど大型輸送機の着陸の様子も見ることができ、直にその音の大きさを感じることが出来ました。

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再び普天間基地の方に戻り、基地の一部が返還され、その土地に作られた「佐喜眞美術館」に向かいました。そこに数多く展示された美術作品を自由に鑑賞し、最後は丸木位里・俊氏さん作の「沖縄戦の図」の解説を佐喜眞館長から聞きながら鑑賞しました。その圧倒的なスケールと雰囲気に生徒たちは圧倒されているようでした。

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ホテルに到着して夕食を取り、そのまま當山冨士子先生による講演をお聞きしました。當山先生は戦争経験者のトラウマについて研究されている先生で、実際に當山先生が戦争体験者からとったアンケートのデータを基に研究内容について詳しく話して下さいました。PTSD(心的外傷後ストレス障害)については事前学習でも興味を持っていた生徒も多く、関心を持って聞いていました。

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【2日目】

FW2日目は沖縄南部の戦跡の見学が中心となりました。

まず、アブチラガマと呼ばれる自然の壕に入りました。生徒たちは懐中電灯を持参し壕の中へ入りましたが、一度全員電気を消し、一切光が差し込まない壕の中で戦時中どのような状況下で人々が過ごしていたのかを少しだけ体験することが出来ました。

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バスで少しだけ移動し、「白梅の塔」「魂魄の塔」、「ひめゆりの塔」と資料館を続けて見学し、沖縄戦の歴史を改めて学習しました。それぞれの場所で黙祷をささげ、魂魄の塔では献花を行いました。

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昼食を挟んで、午後は平和祈念公園を訪れ、平和の礎、韓国人慰霊の塔を見学しました。

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その後、琉球舞踊を見学し、最後は全員でその踊りを実際に体験する機会もありました。舞台に上がって踊るのは少し恥ずかしいようでしたが、沖縄の伝統舞踊を見られるとてもいい機会になったようです。

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ホテルに戻り、2日目最後のプログラムとして、中山きく先生の講演をお聞きしました。中山先生は「しらうめ学徒隊」として実際に戦争を経験された方で、昼に訪れた白梅の塔は、しらうめ学徒隊の慰霊碑です。戦争時の自身の体験を鮮明にお話してくださいました。なぜ自分たちは何の疑いもなく戦地に立ったのか。その結果として自分たちにどういう運命が待ち受けていたのか。そして、命が続くことの素晴らしさとは何か。生徒たちは朝から色々な場所をめぐり、相当な疲労もあったと思いますが、身に迫るような話に生徒たちは惹きつけられ、そして集中して聞いていました。

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【3日目】

1日目は基地問題を考え、2日目は南部の戦跡をめぐりましたが、3日目は体を動かしながらのFWでした。

午前中はビーチコーミングとカヌー体験をしました。とても美しい海に、はしゃぎました。自然も豊かな瀬嵩の浜ですが、大浦湾の向こうには辺野古の工事が進む様子が見えました。

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地元の食材を生かして作られた沖縄料理の沢山詰まった長寿弁当を食べ、午後は琉球紅型体験を行いました。琉球紅型とは古くから伝わる伝統工芸で、本来さまざまな工程を経て完成しますが、特別に染めるところだけを体験しました。仕上げは各自がお家ですることになっています。もう既に家で完成させた生徒も多いのではないでしょうか。

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体験後は、辺野古の基地移設予定地に行きました。フェンスの向こう側から、工事の音が鳴り響いている中、名護市議会議員の東恩納琢磨さんからお話を伺いました。東恩納さんは「じゅごんの里」の代表としても辺野古の基地移設に反対されている方で、裁判等で国内のみならず国外でも活動されています。昼間にカヌーやビーチコーミングを楽しんだ綺麗な海の目と鼻の先で、自然が破壊されながら基地が建設されようとしている現実に生徒たちも色々と考えさせられているようでした。東恩納さんのお話が終わったあとも、個別に質問をしている生徒の姿も見られました。

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【4日目】

午前中は2つのグループに分かれ学習を行いました。1つは首里城見学グループ。もう1つのグループは琉球新報社へ向かいました。

首里城見学はあいにくの空模様でしたが、ガイドさんの話を聞きながら見学して回りました。正殿内だけでなく、玉陵(第二尚氏歴代の墓)や沖縄戦司令壕も見学しました。人で込み合った正殿内とは異なり、司令壕前は私たち以外には誰もいない、とても静かな場所でした。壕の前に展示されている説明文が事実を隠すように書き換えられている実態や、学徒隊のお話などをお聞きし、平和とは、教育とは・・・様々な思いを膨らめたのではないでしょうか。

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琉球新報社のグループは、新聞社内にある資料館と編集部を見学し、その後ワークショップを行いました。

ワークショップのテーマは「多様な平和」。琉球新報の新聞を読み、それぞれが意見を出し合いながら様々な角度から見た「平和」を考えました。実際の新聞社の編集部を見学することは滅多にない機会なので、生徒たちも興味深そうに見学していました。

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午後は那覇国際通りを自由に散策し、昼食も好きなお店でとりました。中には市場で食材を買い、近くの食堂で調理してもらった生徒もいたようです。

集合場所には大量のお土産を買った生徒たちの姿が。「修学旅行生って言ったらまけてもらえた!!」と嬉しそうでした。

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三泊四日、初日からかなりハードなスケジュールのなか色々なことを学べたのではないかと思います。このFWを通して、少しでも生徒たちの考え方や視野が広がってくれたら、その一歩になっていたら良いと思っています。

2018年3月19日 (月)

《高校1年》 FW岩手・宮城方面

【1日目】

新幹線で岩手県内陸の新花巻駅に到着した後、バスで沿岸の釜石にあるグランドホテルに向かい、昼食の海鮮丼をいただきました。続いて、震災時に大きな被害を受けた大槌町の役場の震災遺構の見学です。霙が降っていたため、バスの中で黙とうを捧げた後、多くの生徒が当時の様子に思いをはせました。また、防潮堤や湾の様子についても、近くまで行って実際に見ることもできました。

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おらが大槌夢広場の神谷さんから、当時の大槌町の様子を詳しく聞きながら、ワークショップを受けました。生徒たちは3つのテーマ「消防班として災害時にどのような判断を下すか」「防潮堤をどの高さで再建するか」「大槌町役場を震災遺構として残すかどうか」について、実際の体験談を聞きながら、考えました。個人での考えを持った後、グループで他者の意見に耳を傾けながら、グループとして1つの決断を下すワークショップです。神谷さんから、自分の持っている想定を超えることが現実にはあるということ、自分の意見を持ったときにそれに固執しすぎないこと、対立関係を生まないためにも共通のグラウンドを探して問題の本質を見失わないようにすることを学びました。

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【2日目】

バスで釜石駅に向かい、三陸鉄道南リアス線(震災学習列車)で盛駅に向かいます。車内では、ガイドの山蔭さん自身の体験談や、それぞれの湾の特徴や震災時のことについて詳しくお話を聞きました。トンネルと湾が交互に繰り返され、リアス海岸の様子を実際に感じることができました。

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陸前高田では、ガイドの菅野コハルさんから様々なお話を聞きました。まず陸前高田の広田湾を一望する高台に建つ普門寺に向かいました。入り口の樹齢500年以上の杉の木から始まり、静寂な佇まいの庭や三重塔など、気仙大工の技が随所に見られました。境内の近くでは震災の追悼のための五百羅漢が置かれていることも知りました。その後、奇跡の一本松や気仙中学校を見ながら当時の様子を伺いました。

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その後、陸前高田の市役所に向かい、淺沼ミキ子さんからお話を頂きました。津波から逃れる避難路に沿って、ハナミズキの木を植えてほしいという思いを実行に移し、市を動かして、丁度この3月に、市の中心道路ハナミズキの道が完成しました。次に、戸羽太市長のお話です。色々な意見がある中、市長として、これまでどのような基準で様々な決断をしてきたか、これからの生き方にもつながるお話を頂きました。質問する生徒にもとても丁寧に答えてくださいました。

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2日目最後は、宿泊先のホテル観洋のおかみ阿部憲子さんからお話を頂きました。ホテルは震災時に2階まで浸水しましたが、おかみの先導のもと従業員と一緒に、被災した方々を継続的に、一人ひとりを大切にしながら、これまで復興に向けて歩んできた道のりをお聞きしました。

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【3日目】

午前中は、金毘羅と髙芳丸の2隊に分かれて、わかめの仕分け、わかめの茎切、ホヤを串にさすお手伝いをしました。3時間ほどの作業でしたが、天気にも恵まれ、それぞれの漁師さんの気さくなお人柄もあり、大変楽しくお手伝いをさせてもらいました。途中、取れたてのわかめを頂いたり、蒸したホヤを頂いたり貴重な体験ができました。風も余りなかったので、昼食のお弁当を海辺で食べている生徒も多くいました。

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午後は、ホテル観洋の伊藤さんから南三陸全体の語り部ツアーをして頂きました。この時期、TVなどでも東日本大震災のニュースが多く取り上げらますが、現地で実際の声を聞くと、このような文章では伝わりきらない「生きていく」ということについて深く迫るものがありました。その後、気仙沼のリアスアーク美術館に向かいました。この美術館では地域の文化や美術を発信するとともに、日本で唯一、東日本大震災を未来に伝える展示を行っています。200点以上もの写真、150点以上の被災物それぞれに小さなコメントがつけられています。同時に、この地域では過去にも何度か津波が襲ってきており、その時の記録も収められています。

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今回のフィールドワークの学習は、どの地域も「豊かさとは何か」というテーマを共通にしています。この岩手・宮城方面では、これまでの半年間、様々な視点で東日本大震災やそこで暮らす人々、そして現在日本が抱える課題ついて考えてきました。明日、最終日は東北大学で、6つの班に分かれて自分たちの調べてきたことをプレゼンします。夕食後は、グループ毎にこの3日間で聞いたり体験したりしたことをもとに、最後のまとめを行いました。

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【4日目】

午前中はさんさん商店街です。会長の阿部さんからお話を頂いた後、買い物と昼食の時間を取りました。生徒は、被災地における労働力の問題などについて、積極的に質問をしていました。商店街では、海産物で埋め尽くされたキラキラ丼を食べたり、ご当地キャラクターのオクトパス君を購入したり、思い思いに楽しんでいました。

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午後は、東北大学、増田聡先生に、これまで半年間行ってきた調べ学習の成果を聞いて頂きました。生徒たちは、震災遺構、盛り土と復興、地域経済と産業などについて全部で6つのグループに分かれてプレゼンを行いました。この4日間、様々なお話を聞いたり、体験をしたりしてきましたが、増田先生には生徒の発表に対するコメントを頂くとともに、それぞれの学問的立場から日本が抱える課題や今後についてのお話を頂きました。

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長いようであっという間だった4日間、最後のバスで「帰りたくない」との声からも、しっかり楽しみ、そして多くのことを感じ、考えたフィールドワークだったのではないかと思います。今後、生徒は半年間の学習と現地での体験を踏まえて、最終レポートを仕上げます。

《高校1年》 FW奈良・京都方面

奈良・京都方面では歴史の現場に立ち、想像力を働かせながら、当時の考え方や見方を探っていくこと、自国の文化を理解することを通して他国の文化も大切にし、「真の国際理解」につなげていくことを目標としています。

 

【1日目】

新横浜駅を出発し、新幹線・近鉄を乗り継ぎ、昼過ぎに橿原神宮駅で2名のガイドさんと合流して研修が始まりました。初日は飛鳥を歩いて見学をします。

最初に、甘樫丘から飛鳥京・藤原京のあった地を見渡しました。事前学習で学んではいたものの、飛鳥の狭さや藤原京の広さを実感しました。その後、飛鳥寺では、日本最古といわれる飛鳥大仏を拝観しました。残念ながら、甘樫丘を下りたころから豪雨に見舞われ、飛鳥寺を出た後は、バスの中から石舞台古墳を見学し宿舎へ入りました。

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【2日目】

世界最古の木造建築・法隆寺へ向かいました。五重塔最下層の東西南北それぞれの面にある塑像、金堂の卍崩しの高欄など、メモをとりながら見学を進めていきます。その後、西の京にある唐招提寺へ移動しました。鑑真和上の話に聞き入り、千手観音の一つ一つの手にも注目して学んでいきました。

昼食後は、東大寺へ。壮大な南大門・大仏殿を経て、「天平の宝石箱」と呼ばれる法華堂(三月堂)へ。当時の華麗な装飾、仏教の果たす役割の大きさなどにも思いを馳せながらの拝観です。最後は、興福寺へ。国宝館では、ライトアップされた空間に立つ阿修羅像、点灯鬼・竜頭鬼、仏頭など、仏像の世界に引き込まれていきました。二日間ガイドをしていただいた前田さん・山崎さんとお別れし、京都に入りました。

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【3日目】

FWの後半は京都での学習です。開門と同時に金閣へ。きらびやかな金閣にしばらく見とれていました。次に大徳寺へ移動し、大仙院で座禅を行いました。30分があっという間に感じられたり、集中力の高まりを感じられたり、座禅を行ったから気づくことがありました。

その後の法話では「教育」「自主トレ人生」のお話をうかがい、自分の考え方・物事のとらえ方を見つめなおすきっかけとなりました。大慈院で精進料理を味わい、午後は「文学」「伝統工芸」「茶道」などのテーマに沿って、各自が建てたプランをもとにグループ別行動を行いました。

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【4日目】

最終日は、霧・雨模様のなかの学習になりました。まず、ガイドの名越さんと合流し、比叡山・延暦寺へ向かいました。霧に包まれ幻想的な雰囲気の中、文殊楼や根本中堂を拝観し、最澄やその弟子たちが作り上げた世界を味わっていきます。その後、京都市内に戻り三十三間堂を拝観しました。三十三の意味や1001体もの千手観音が作られた由縁などを聞いてから、堂内に入りました。100m近いお堂に整然と並ぶ千手観音や風神・雷神に圧倒されながら堂内を進みました。

昼食後、最後の学習地となる東寺へ向かいました。大日堂の法話では「有難う」と人生の意味など、日々のなかで大切にしていきたいことを教えていただきました。その後五重塔・金堂・講堂では、空海の教えにもとづいた伽藍や仏像を拝観していきました。

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3泊4日と短い行程でしたが、普段の生活では得難い貴重な体験ができた研修となりました。ここで学んだことを経験に変え、今後の自分のあり方や、学年全体で掲げたテーマ「豊かさ」を考えていくきっかけとなる研修になりました。

2016年2月27日 (土)

《中学3年》 国内FW:保護者に伝える会

  2月20日(土)、中学3年生のFWの取り組みの一つとして、「保護者に伝える会」が開かれました。生徒たちはこれまでに、FWでの学びの総まとめとして、レポートを作成しています。そのレポートやアルバム、またそれぞれが工夫を凝らして作成した発表用資料を用いながら、FWで学んだこと、感じたこと、考えたこと、そしてこれからさらに学んでいきたいことなどをお話しました。

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このように、少人数のグループに分かれ、お互いに発表していきます。生徒たちは違う方面の発表を興味深く聞いている様子でした。FWには4方面(京都・奈良、四万十川、水俣、沖縄)ありますが、各グループに方面ごと1、2名が振り分けられています。保護者の方々の前で発表するのは緊張したようですが、終わった後は「やりきることができた」「ちゃんと話すことができて良かった」などの感想を言っている生徒が多くいました。

  また、参加された保護者の方から、発表後に質問を受けたり、感想を言っていただいたりしました。生徒にとっては励みになる経験となったかと思います。

  今後は「FWで学んだこと」をテーマに、スライド資料を作成し、クラス内で発表する予定です。