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学園生活

2020年1月15日 (水)

《中学1年》 総合学習

111日、川崎市平和館で、中学1年生代表の5グループが「人権プラン」の発表を行いました。

『平和のための人権教育展』(14日~29日)の一環としての発表会です。

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各グループは、「無視」「フェイクニュースと差別」「対立」「LGBT」「SNS」というテーマで授業を作りました。

ゲームやプレゼン、寸劇などを工夫して練り上げられた発表は、ギャラリーの方々からも好評をいただきました。

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神奈川学園のほか、清泉女子大学や県立神奈川総合高校、川崎市立の中学校など7校の参加がありました。コメンテーターから丁寧に講評していただき、他校の発表も聞いたことで、新しい学びや発見がありました。

展示では、生徒、学生が考案した60の人権についての教育プログラムがパネルで展示されています。

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2020年1月10日 (金)

《高校1年》 国内FW 四万十川方面

FW四万十方面は、四万十川での活動や、その地域に住む方々にお話を聞くことを通して、自然と人間の共生について考えることが柱となっています。また、民泊体験などを通して現地の文化を学ぶとともに、「過疎化」という社会問題にも向き合います。

 

<11月5日(火)1日目>

高知空港に到着すると快晴で気持ちの良い空が広がっていました。移動のバスの中では、四万十川財団事務局長の神田さんから、高知県の魅力や県民性についてお話をしていただきました。

 

「道の駅・あぐり窪川」では、お昼をいただきました。施設の方から地元で育った豚の肉を使った豚丼であることを説明していただきました。「おいしい!」という声があちこちから聞こえてきました。多くの生徒が完食をしていました。

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次に大正地区で四万十町森林組合の林さんと廣田さんからお話を伺いました。自然をそのまま放っておくのが自然保護ではなく、自然を守るために人間が適切に手入れをすることが、大切だと学びました。その際に出てくる間伐材を加工して、「四万十ヒノキ」というブランド化していくまでの加工現場を見学しました。また、実際に原材料となる木材の生えている森、「結の森」に登り、間伐をすることで日が入り、森が豊かになっていくことを肌で感じることができました。

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 その後バスで道の駅「よって西土佐」へ移動し、お買い物を楽しみました。地元の名産がたくさんあり、何をお土産で買っていったらいいか迷ってしまうほどでした。地元の果物を使った作ったケーキやアイスを楽しむ生徒もいて、とても楽しい時間となりました。

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 そして、1日目の宿舎である「四万十楽舎」へと。もともと小学校だった施設を改修した宿泊施設に、生徒たちは大盛り上がりでした。夕食の後は、道の駅「よって西土佐」の駅長である林さんと平野さんによるトークセッションの時間となりました。お二人は、生徒からの質問に丁寧に答えてくださいました。昔11校あった西土佐の学校も、この20年間で1校に減ってしまい、「過疎化」が着実に進んでいることもお話の中からわかりました。お二人が働いてらっしゃる道の駅は、地域の人たちを元気にする役目も担っているというお話もありました。お二人が地元をとても愛していらっしゃること、地元を活性化させようとがんばっていらっしゃることが、よくわかるお話でした。最後に平野さんが『四万十の歌』をアカペラで歌ってくださいました。その歌声に生徒たちは聞き入っていました。

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 <11月6日(水)2日目> 2日目は四万十川と触れ合う1日です。

 

四万十川流域にはどんな生物が生息しているのか、それを実際に川に入って探してみました。四万十川には200種類以上の魚が生息しているそうです。横浜ではなかなか体験できないということもあり、生徒たちは夢中になって、生き物探しをしていました。最後に「四万十学遊館」の方々に採った生き物について説明をしていただきました。途中、「NHK土佐」と「読売新聞」の方に取材も受けました。

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 たくさん動いたあとはお昼ご飯です。この日は屋形船に乗って、四万十川の上でいただきました。四万十の天然のアユやテナガエビが入ったお弁当をいただきました。船内では川漁師さんのお話を伺いました。テナガエビの漁獲量が減ってきていることなどを知りました。晴れていたこともあり、水面がキラキラととてもきれいでした。また暴れ川ではない、四万十の静かなたたずまいを堪能しました。

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午後は、「四万十学遊館」に移動し生き物探しゲームや放棄水田の見学をしました。その後「トンボと自然を考える会」の常任理事でいらっしゃる杉村さんのお話を伺いました。私たちの暮らしを支えている生物多様性が、今温暖化や農薬の使用によって危機にさらされていることがお話しされました。トンボをはじめ昆虫が安心して生きていける自然が、人間にとっても安心できる環境であるにもかかわらず、温暖化の影響で、沖縄に生息しているようなトンボが北上してしまっていることも話されました。私たちがもっと視野を広げて、地球規模で環境保全のことを真剣に考える必要性を再認識しました。どの生徒も杉村さんのお話に熱心に聞き入り、メモを取っていました。

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 2日目の宿は「いやしの里四万十の宿」です。豪華な夕食、部屋、そして露天風呂付きの大浴場に生徒たちは大喜びしていました。夕食後には砂浜美術館理事の村上さんから講演をしていただきました。ビーチコーミングという考え方に初めて触れた生徒も多かったようです。「砂浜に流れ着いたものも、見方を変えると、いろんなストーリーを秘めた作品になる」というお話に、生徒たちはとても感動したようでした。触れて、それがすごく心に残っている生徒が多かったようです。

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<11月7日(木)3日目>

午前中は「四万十学遊館」の方々と一緒に「飲める水探し(ムカシトンボのヤゴ探し)」をしました。ムカシトンボが見つかるということは、環境が良いところであることを示しています。水が冷たかったにもかかわらず、生徒たちは一生懸命にヤゴ探しをしていました。

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 海の方へと向かって移動をし、砂浜に行ってビーチコーミングをしました。前日に教わった「砂浜の楽しみ方」をもとに生徒たちは、ライターやハンガー、様々な「作品」を見つけていました。

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お昼は「黒潮一番館」でカツオのたたきにチャレンジしました。スタッフの方々にサポートしていただきながら、カツオを自分たちで一匹さばいて、藁焼きを実際に体験しました。これもまた横浜では体験できないことなので、生徒たちは大興奮でした。新鮮なカツオということで、においもなく、おいくしいただくことができました。自分たちでさばいたということもあり、生徒たちの食欲はとまりませんでした。

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午後は、天然塩づくりの体験です。いくつかの塩づくりの作業を体験させていただいた他、工程ででたにがりを用いての豆腐をいただきました。それぞれの生徒の名前が入った小瓶を用意してくださっていて、塩の詰め放題も体験することができました。ミネラル分が多いからか、いつも食べている塩よりも、塩なのに甘く感じました。

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そして民泊体験。生徒たちはこの日を楽しみにしていました。ホストファミリーを引き受けてくださっている黒潮町の方々は、毎年神奈川学園の生徒がやってくるのをとても楽しみにしてくださいます。ホストファミリーとの緊張の対面を果たし、それぞれのお宅へと向かいました。それぞれのお宅では自分たちで薪をくべて五右衛門風呂を準備したり、裏の沢で生き物をとってきたり、一緒に地元の料理を作ったりと、現地の生活を体験させてもらいました。

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<11月8日(金)4日目>

朝、集合場所にやってきた生徒の様子から、ホストファミリーと楽しい時間を過ごしたことがよくわかりました。1泊だけでしたが、「もっと一緒に過ごしたかった」「また絶対黒潮町に来たい」など、ホストファミリーとの別れを惜しんでいる姿があちこちで見られました。温かく生徒たちを受け入れてくださったホストファミリーの方々に感謝を伝え、昼食場所に移動をしました。そこでは漁師めしである「いよめし」をみんなで堪能しました。その後、最後の訪問場所である高知大学へと向かいました。

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 高知大学では地域協働学部で教壇に立つ森先生と大学4年生の2人が迎えてくれました。ここでは7つのグループに分かれ、この4日間のFWを1枚の模造紙にまとめ、グループごとにプレゼンを行いました。その後、森先生や高知大学の学生の2人からは、今後の課題やレポートの取り組みにつながるコメントや新たな視点などをいただきました。あっという間の2時間でした。生徒達にとっても自分たちの体験を改めて整理する時間となったようです。

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 生徒たちは四万十の研修で、環境の問題や社会的な問題など様々なことを学んで帰ってきました。しかし最も学んだことは「現地で、自分の目で見て、自分の耳で聞くことの大切さ」だったようです。これから事後学習に入ります。一人ひとり自分なりのテーマや問題意識を、さらに深めていく学習へと続いていきます。それらの土台となるような充実した研修でした。

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《中学2年》 職場体験

12月12日、中学2年生は「職場体験」をしました。

 

体験を実りのあるものにするために、講演会を聞いて働くことの意味を考えたり、マナーや心構え、履歴書の書き方や電話のかけ方などを学んだりして、事前学習を重ねました。

 

当日は、46のさまざまな「職場」に受け入れていただきました。

大人が働く現場を体験することによって、働くことに前向きな気持ちを持ったり、将来のイメージを膨らませたりすることができました。

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≪お世話になった「職場」≫

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≪生徒の感想から≫

私は父の仕事場を見たことは何度かあったけど、それ以外の仕事場を見るという機会はあまりなかったので、今回体験させていただいて、すごく貴重な経験だったし、新鮮でした。正直、今まで働くということにあまり良いイメージがなくて、最近はニュースでもブラック企業というワードがよく取り上げられたり、パワハラなどで自殺してしまう人がいたり、ドラマなどでもブラック企業が出てきて辛そうだったりして、将来について考えるとき、いつも「働きたくないなぁ」と思っていました。

でも、今回体験で行かせてもらったところは、みなさんすごく良くして下さって、会社の雰囲気も心地よい感じで想像していたものと違いました。実際に広告を作るという体験もさせていただいて、相手にそれがどういうものなのか伝わるような広告を考えるのはすごく難しかったです。でもデザインを考えたりするのは元から好きだったこともあって、とても楽しくてやりがいを感じました。

その職場で働いている方々は、その仕事が好きで働いている人がほとんどだそうで、好きなことを仕事にできるということは、すごく大切で素晴らしいんだと感じて、将来働くことについて、少し前向きになることができました。また、今回私達を担当して下さった方は、今、目の前にあることを全力でやることで将来やりたいこと、好きなことが見つかると言ってくださいました。そのお話を聞いて、将来やりたいことを見つけるために、今、色々なことに全力で積極的に取り組もうと思いました。

 

 

わたしは今日の職業体験で、働くことの大変さを知ることが出来ました。・・・今回、大人としての扱いを受けて、学校や家と違い、厳しくて仕事の量も職員の方ほどではなかったけれど、私からしたらとても多くて、楽しかった分大変でもありました。1日の内容は軽い体操をしたり、塗り絵をしたり、パターゴルフをしたりおやつを食べたりで、楽しい事ばかりだったのにとても疲れました。定規やのりが使いたくても私達のように自分で取りにいけなかったり、自分から声をかけられずに一人で悩んだままの人が多くて、「この人困っているな」とこちら側から声をかけないと教えてくれなかったりしました。なので、私達が常に周りを見て気付かないといけないと分かりました。声をかけてあげると、ありがとうとお礼を言ってもらえて達成感を感じました。

貴重な体験ができてとても良かったので、今回学べたことをこれからに生かしていきたいと思えたし、将来を考えるきっかけにもなったので、とても良い経験になりました。

 

 

2020年1月 7日 (火)

《高校2年》 NettyLandにて本校高2探究の活動が紹介されています

NettyLandにて本校高2探究の活動が紹介されています。

以下のリンクからご覧ください。

神奈川学園 探究学習の集大成「探究提言発表会」

2019年12月28日 (土)

《2学期終業式》 

12月21日に、2学期終業式が行われました。

教頭先生からお話がありました。環境問題についてのお話です。

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「あなたもプラスチックを食べています。1weekでクレジットカード1枚分を。」

という衝撃的な広告からお話が始まりました。WWFジャパンという環境保護団体が、プラスチックに関する問題を訴えている広告です。

 

毎年、海に廃棄されるプラスチックの重さが、ジャンボジェット5万機分、800万トンだそうです。

海洋生物が直接被害を受けているだけでなく、マイクロプラスチックは私たちの身体にも取り込まれていて、その影響は未知数です。

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私たちはどうすればいいでしょうか? 

例えば、マイバックを持ち歩いて買い物の時にレジ袋をもらわないということができます。

そんなことくらいでは何も変わらない、意味がないと思う人がいると思いますが、そうではありません。

 

『買いものは投票なんだ』という絵本を書いた藤原ひろのぶさんという人がいます。その人の講演会の中で、洗剤を使わなくても汚れが落ちるたわしの紹介があって、ある人が「私はそのたわしを使おうと思いますが、たくさん買ってしまった洗剤は捨てるべきでしょうか?」という質問をしました。

藤原さんの答えは、「無理しないで、たわしを使って、洗剤を使う量が半分になることから始めればいいです。できることからやればいい。」というものでした。

パーフェクトの取り組みでなくてよいから、できることを続けていくことが大切なんだということです。

そして、それを人に伝えることです。

 

私たちひとりひとりが、自分のできることを考えて、継続的にやっていくこと、そして、それを人に伝えることが大事なんだとわかりました。

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 さらに、興味を持ったら調べること、調べて自分に何ができるかを考えることが大切です。

12月16日に、高校2年生の探究提言発表会がありました。「探究」の授業で研究してきた内容を「提言」にまとめて、学校や社会に向けて発表する会です。

会の終わりに、各分野からお招きした方々から講評をいただきました。

最後に校長先生から、グレタトゥーンベリさんの活動に触れて「大人や男性が作ってきた社会が行き詰っている今を変えていけるのは、若い、女性だと思います。みなさんは、私たちの「希望」です。」という言葉がありました。その言葉を皆さんにも贈りたいと思います。

 

 2学期のみなさんの活躍を報告します。

≪高校≫

高校書道

 小泉真名 神奈川県高等学校書道コンクール 奨励賞

 村橋亜子 神奈川県高等学校書道コンクール 奨励賞

 高梨珠美 神奈川県高等学校書道コンクール 奨励賞

      弘法大師奉賛高野山競書大会 高野山書道協会賞

 中須春佳 弘法大師奉賛高野山競書大会 高野山書道協会賞

 

生物部  

神奈川県高等学校理科部研究発表大会 奨励賞

 

高校バトントワリング部  

バトントワーリング関東大会 金賞 を経て

 バトントワーリング全国大会 銀賞

 

高校筝曲部

 日本音楽発表会 第2位 来年度全国大会に出場します。

 

 

≪中学≫

中学水泳部

 溝口歩優 神奈川県中学生水泳競技大会新人戦 女子50m自由形 第1位

 

中ソフトテニス部

 神奈川県私立中学校ソフトテニス大会 女子団体の部 第3位

 

中学卓球部

 神奈川県私立中学校卓球大会 女子団体の部 準優勝

青山優奈 夏季カデット卓球大会 1年女子2ブロック第2位

 鹿毛アンリ  神奈川県ジュニアオープン卓球大会 Cランク第3位

 小笠原碧美 神奈川県ジュニアオープン卓球大会 Cランク第3位 

 

2019年12月21日 (土)

《高校2年》 探究提言発表会が開かれました

考査講評の最終日、記念ホールで探究提言発表会が開かれました。前期に分かれていた5つの分野(「社会構造・格差」「人権・生命倫理」「環境・自然科学」「芸術・文化」「平和・多文化共生」)に精通している方々に講評をいただく機会と位置づけ、社会に向けての「提言」を発表しました。中学1年生と中学3年生にも参加していただくことで、総合学習での積み重ねを伝え、多面的な学びを共有できました。

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発表形態は様々です。パワーポイントや動画でそれぞれが大切と思うメッセージを伝えました。「学校におけるユニバーサルデザイン」では実際に車椅子に乗って学校内を移動することで気づいた不便さを検証し、具体的に階段昇降機や自動ドアの設置が必要だと述べました。「人は見た目じゃ分からない」というタイトルからも差別や偏見をなくすための意識改革を動画を交えて伝えたグループもありました。

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ニュース映像風の動画タイトルは「トイレのふた」。インタビュー映像も交えながら、トイレのふたを閉めることでCO2削減につながることをデータと共に示し、身近で具体的な運動を提起しました。「横浜改革」のテーマは「アートによる街づくり」です。今日の街づくりの課題として多文化共生と団地の再生を挙げ、それに取り組み成果を上げているいちょう団地でのヨコハマトリエンナーレ開催を提案しました。再開発の方法として、誰もが楽しく関われるアートを提案し、黄金町再開発の事例を引きながら、外国人市民が多く暮らしているいちょう団地でのアートフェスティバルを提案しました。日本にやって来る外国人市民に関連する問題として、移民・難民の受け入れ状況を他国と比べながら説明したグループもありました。現在の横浜や日本が抱える課題から目を逸らさず、未来を想定しながら堂々と意見を述べる姿が印象的でした。

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発表会後半は講評をいただく時間です。それぞれの専門分野について具体的な例を挙げ、分かりやすく講評してくださいました。前提としていることから課題の背景をより多角的に考えられただけでなく、5つのテーマが「人権」や「多様性」「環境保護」などのキーワードで繋がっていることも分かり、生徒たちは一つ一つの言葉に真剣に耳を傾けていました。

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 最後に大石校長先生は、地球温暖化や気候変動について発言をして「今年の人」に選ばれた16歳のグレタ・トゥーンベリさんの活動を引きながら、「大人や、男性が作ってきた社会が行き詰まりを見せている今、この社会を変えていけるのは、若い、そして女性なのだと思います。みなさんは私たちの「希望」です」とコメントしてくださいました。社会に関心を向けること、そこに課題があるならば、状況を学び、変えていく行動につなげていく… この発表会で共有した学びを今後の探究に活かしていけるとよいです。

 

 

2019年12月12日 (木)

《茶道部》 高校生茶会に参加しました

先月、神奈川県高等学校文化連盟主催の高校生茶会に参加してきました。

 

慶應義塾高校の新校舎にある新しいお茶室で、木と畳の香りがする中、伊志田高校の茶道部の方々と協力してお茶席をつとめました。

 

一日限りでしたが、500名以上の県内の茶道部員が集まるお茶会で、凛とした落ち着いた雰囲気の茶席を作り上げ、お客様をお迎えできていました。

 

また、普段とは違う環境に身を置くことで、これから勉強すべきことがたくさんあることにも気づくことができました。

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2019年12月 2日 (月)

《高校2年》 AIとロボット研究の最先端を学びました

岡山大学SDGsユースプロジェクト特別講座(協力 東京大学松尾研究室)「機械学習の最近の流れとロボット研究」に高2の生徒が参加しました

 

11月29日(金)夕方、東京大学本郷キャンパスにて、岡山大学SDGsユースプロジェクト主催、東京大学松尾研究室協力による特別講座「機械学習の最近の流れとロボット研究」が開催され、高2の生徒2名が参加しました。高校生は4校から22名(神奈川学園、広尾学園、豊島岡女子学園、郁文館グローバル高等学校)が集い、熱心にお話を伺いました。

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修士2年の松嶋達也さんは、中学・高校時代にロボット制作に取り組んだ経験が今の研究テーマにつながっているそうです。人工知能研究の歴史、AI研究の要である機械学習技術の概要、最新の研究事例をとてもわかりやすく説明くださいました。

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学部3年の原田さんからは企業との共同研究事例の紹介があり、これまで人間にしかできなかった繊細な手作業も、強化学習(機械学習の一手法)技術を使って精度を高めた人工知能による制御で再現が可能になっている様子を知ることができました。

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研究員の佐々木さんからは、人工知能が産業をどのように変えていくかについて、一見ITや人工知能と遠そうに見える、労働力が求められる現場産業が人工知能により自動化される未来が示されました。

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質疑応答では各校の生徒から熱く深い質問が多く飛び出し、松尾研究室の方々が真摯に答えてくださいました。松尾研究室の学生さんたちには、もともと医学部や文学部など他の進路に進もうとしていたのに人工知能研究の面白さに引き込まれて工学部に理転してしまった方々も多いそうです。学生さんたちが自分のもともとの興味をテーマに融合して研究に取り組んでいるお話を伺うことで、進路への自由なイメージが生徒たちの中にふくらんだようです。

 

まとめとして、この会の主催の岡山大学学長特別補佐 小村俊平さんから、中国やシンガポールでの現在の受験競争の弊害が示され、生徒たちへ向けて中高生のうちから自分の興味のあるテーマをとことん追求し、大学での研究もまだ評価されていない領域にこそチャレンジしてほしいと応援のことばをいただきました。

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以下、参加した生徒の感想をご紹介します。

 

  • AIが社会のどんな場面で貢献できる可能性があるのか、とても勉強になった。第1次産業、第2次産業の分野での運用で、労働力不足の解消や人の良い意味での働き方の変化が想像できた。

  • 一方で、決められたこと、言われたことをやるだけの力だけではダメなことを自覚した。何のために、どんな課題に利用するか、テクノロジーに意味づけするのはやはり人間。これからの私たちに必要な力を知ることができた。

  • 他校の生徒たちの質問の内容に驚かされた。また、交流する中で、目の前の勉強に追われるだけではなく、同時並行で自分のテーマで研究している同世代に驚いた。やらされる学習ではなく、課題を出されなくても自ら勉強できることができなければならないのだと感じた。

  • 進路でいうと、今日であった方は大学に入ってからも幅広く選択して学んでいる。やりたいことは、様々なアプローチの仕方があるのだと知れたことが、自分の進路を考える上で励まされた。

  • 最後の小村さんの言葉から、誰もやっていないこと、今評価されないからこそチャレンジすべき。評価は後からついてくる。研究者のあるべき姿から、すぐに結果が出なくても、周りから色々言われても、自分の目標に向かって頑張ろうと思えた。進路実現に向けてモチベーションを上げることができた。 

2019年11月28日 (木)

《高校1年》 国内フィールドワーク水俣方面  埼玉大学との交流会

水俣への旅から戻ってきて2週間目の1121日、埼玉大学教育学部の学生さんが来校し、交流会を持ちました。方面の中では、すでに「自分にとっての水俣」を再確認するような取り組みがありましたが、初対面の方に体験や想いを語るのは初めてです。少し緊張しながらも、丁寧に言葉を受け止めて下さる大学生の姿勢に安心を覚えながら、沢山交流することができました。

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交流会の冒頭では、代表生徒が「水俣への旅」をスライドと共に紹介しました。埼玉大学の方も水俣を訪れたことがあり、色々な方に会って学んでいます。とても興味深く発表に耳を傾けて下さいました。行程を共有した後は、自己紹介を兼ねて「水俣で印象に残ったこと」を一人ひとりが語りました。大学生の問いかけに応じているうちに、自分でも気づかなかった想いや考えが浮かびます。とても新鮮な気持ちで水俣を捉え直す時間でした。

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グループの中には「水俣病には病名改称運動があるけど、それについてはどう思う?」という問いや「水俣病のことをこれから伝えていくことに何が必要だろう?」と考える声が挙がっていました。同世代だからこそ、「これからの水俣」を共に考える機会だったのではないかと思います。

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交流会後半には「水俣の箱」というプログラムに取り組みました。文字通り、水俣から届いた箱には様々な「伝える資料・道具」が詰まっています。仕切り網の一部、ビナ、海辺の石、読み物資料などです。この箱の中のものを用いて水俣病をどのように伝えるかをグループごとに考えました。

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あるグループは、ブレーンストーミングの要領で、全員からキーワードを募っていました。「魚の気持ちになってみよう」と提案して、全ての命の尊さをテーマに考えるグループもありました。短時間ではありましたが、出し合ったアイディアを発表しあうこともできました。「水俣」をきっかけにした出会いはとても豊かなもので、確実に若い世代に「水俣病問題の持つ複雑さ」「自分ごととして捉えることの大切さ」が継承されているのを感じる時間になりました。

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2019年11月27日 (水)

《講演会》谷川俊太郎さん・賢作さんの講演会を行いました【図書委員会主催】

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11月25日(月)に、谷川俊太郎さん・賢作さん講演会『聴くと聞こえる』を行いました。

本校では毎年秋に、図書委員会主催の全校講演会が行われます。

本年度は、詩人の谷川俊太郎さん、音楽家で息子の賢作さんが講演して下さいました。

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今回のご講演は2部形式で、谷川俊太郎さんの詩の朗読と賢作さんのピアノ演奏によるコンサートから講演会がスタートしました。

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たくさんの詩の朗読とピアノの演奏の後は、生徒から寄せらえた質問にお答え頂きました。

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谷川さん親子に魅了され、2時間があっという間の講演会でした。講演会終了後は図書委員と交流して下さいました。

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生徒の感想をご紹介します。

 

◆今まで国語の教科書でしか存在してこなかった谷川俊太郎さんを、今日この目で見ることができ、とても嬉しかったです。詩の朗読も自分や先生が読むよりも、詩を作った本人の谷川俊太郎さんが読むほうが、しっかり詩の内容が入ってくるように思いました。有名な『生きる』の詩を読んだ時も、目で読むのと本人の口から聞くという違いがよくわかりました!(中2)

 

◆最後に読んで下さった『生きる』という詩が一番感動しました。自分はなにかを感じているから生きているんだと感じました。使命があるから生きているわけではないよ、人は常に何かを感じているから生きているんだよというメッセージが込められているんだろうなと私は解釈しました。(中2)

 

◆1人の詩人さんが書いた詩を全部読むとその人がどの時代を生きたか、どのような人生を歩んできたか、どのような性格かが分かるのではないかと感じました。俊太郎さんが今回読んで下さった数だけでも、俊太郎さんが歩んできた人生の道を知ることができたかなと思いました。(中2)

 

◆今回のお話の中で一番印象的だったのは、生徒から「好きなことをやっていたら困難や壁にあたるかもしれないけど、どうすれば良いか」という質問に対する賢作さんの答えです。「違う見方ができるようになる」のって私でも自然にできるようになるにかな、どんな見方になるだろう、と思いました。(中1)

 

◆俊太郎さんや賢作さんのように「批判がないとつまらない」と言えるのがとてもかっこいいと思いました。お2人のように、人に何かを伝えることのできる大人になれたらいいなと思いました。(中1)