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授業・進路

2019年7月25日 (木)

《夏期講習》 

724日から夏期講習第一期が始まりました。夏期講習全70講座のうち、36講座が開講中です。

学期中の授業の理解が不十分な生徒のための指名制講座からもっと深く学びたい生徒のための発展的な内容の希望制講座、また、大学受験のための講座など、生徒は一人ひとりの必要と希望に応じて受講しています。

 

初日2時間目、教室の様子をいくつかのぞいてみました。

どの教室にも熱心に勉強している生徒の姿がありました。

中1国語                                   中2数学                                  中2英語

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高2英語                                       高3世界史                                   高3生物

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高1無言学習

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2019年7月23日 (火)

《高校2年》 「生と性の授業」

夏休み前には「生と性の教育」の時間が各学年の発達段階に応じて持たれます。高校1年生と2年生は「人と人とが付き合っていく時に大切なこと」というテーマで、「「らしさ」による先入観」や「デートDV」などを考えました。事前に取ったアンケート結果で、「付き合うこと・デート」に対するイメージや「性に対する意識」の傾向が示されてから、共に考えるスタイルで授業が始まりました。活発に意見が交わされ、充実した時間になりました。

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テキストとして活用したのがウィングス京都から取り寄せた「ジェンダーハンドブック」です。「性的同意を取る大切さ」を考え、「同意を取るために必要なこと」について、ワークシートを使いながら考えました。

 ワークシートには「海外で異なる性事情」という項目もあり、アメリカ、イギリス、日本の学生で交わされる会話を読み解きながら意識の違いを考えると、生徒たちからは「コミュニケーションをとることが何よりも大切」という声が自然に上がりました。

 

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後半は「場面」を想定しながら考えます。「彼氏がセックスを求めてきた時に、あなたはどうしてもその気になれない。相手が傷つかず、自分の気持ちを上手に伝えるにはどういう言葉がよいか?」を具体的にチームで考えます。自分の心と体はもちろん、相手も尊重することから対等で心地よい関係が生まれるという結論に緩やかに至りました。

 

 

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小説『阪急電車』の一場面を読み、「性被害」「ドメスティックバイオレンス:DV」についても考えました。「簡単に距離を置けばいいと言っても、当事者は難しいのかな」と話しながらも、「同性であれ異性であれ、お互いを束縛したり傷つけたりする関係はおかしい」と話し合うことができました。

 授業後に綴られた感想には「性のことをオープンに話せることが何より良かった」という言葉が見られました。

2019年7月18日 (木)

《中学1年》 平和

中学1年では、松本正さんの講演会に続いて、713日に川崎市平和館の暉峻僚三さんをお招きしてお話を伺いました。

暉峻さんのたくさんの質問に答えながら、「平和」について考えました。

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「平和の反対は何ですか?」

「この影絵は、平和ですか?平和ではないですか?」

「平和って何でしょう?」

…………

私たちは、「平和の反対は戦争」となんとなく思っていました。

そこから出発して、みんなで一緒に考えていきました。

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平和学という学問では、平和の反対は「非平和」だと教えていただきました。そして、非平和を作り出すものを「暴力」と呼びます。

暉峻さんに質問されて、考えて答えを出していくうちに、暴力を受ける側の視点を持つことの大切さがわかってきました。銃で撃ったり殴ったりして直接体を傷つけることだけが暴力ではありません。貧困や差別、人間以外にも視野を広げれば、地球温暖化も暴力と言えます。

構造的な暴力や文化的な暴力という考え方を教えていただきました。

「平和とは何か?」ということについて、多様な視点から考えることができました。

718日には、学年全体で川崎市平和館を見学して、さらに「平和」について学習を深めます。

 

2019年7月13日 (土)

《中学1年》 平和

7月12日、中学1年生では、横浜市原爆被災者の会の松本正さんをお招きしてお話をうかがいました。原爆の投下されたヒロシマで、10人の親族を失ったつらい体験を話してくださいました。

 

14才だった松本さんは、特に2歳年下の弟のことが忘れられません。

1945年、松本さんは広島二中の3年生でした。2歳年下の弟は1年生でした。

8月6日は、ご自身は工場に動員され、弟は建物疎開の後片付けに動員されていました。

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松本さんは、偶然が重なって無傷で逃げることができました。

しかし、爆心地近くで作業していた弟は、即死は免れましたが、運ばれた救護所で亡くなりました。

弟の最後の言葉は、「お兄ちゃんが助けに来てくれる」だったそうです。

今でも、松本さんはその言葉が忘れられません。

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 松本さんが、証言を始めたのは5年前です。

あの日、無傷で、しかも助けを求める負傷者に何もできなかった自分を「ずるい被爆者」と思う気持ちが、70年間もの長い間、松本さんの口を閉ざしていたのです。

今は、「被爆の悲劇を繰り返さないために若い世代に伝えたい」という思いで、癌と闘いながら証言をなさっています。

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講演の後の「質問」の時間には、次々と手が上がりました。

松本さんの被爆直後の生活の様子を尋ねる質問に、「1‐2年間は家も食べ物もろくになくて、やっと雨露をしのいで分校に通った」という様子を話してくださいました。

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最後に、生徒代表から花束と感想とともに「松本さんのお話を聴いた私たちが、次に伝えていきたい」という思いをお伝えしました。

 

《高校1年》国際「NZターム留学」説明会 《高校2年》カナダ研修説明会

7月6日(土)期末試験最終日の放課後に、「国際」関係の2つの説明会が開かれました。

 「ニュージーランド ターム留学」説明会

「ニュージーランド ターム留学」は、高校1年生対象の2020年1月~3月の短期留学です。応募者の中から3名が選抜されました。

説明会に先立って、3名の生徒に神陵会(卒業生保護者の会)から奨学金が授与されました。

神陵会会長から、「さらに高みを目指して頑張ってください。一人ひとりがドラマを作って、日本に持って帰って下さることを期待しています」と励ましていただきました。

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「カナダ研修」説明会

「カナダ研修」は、高校2年生対象の、夏休みの8月16日~24日に実施される希望制の研修です。今年度は32名の生徒が参加し、一人一家庭のホームステイを体験します。長期休暇中のカナダの学校を活用してESLのプログラムも組まれており、そこではカナダ人学生とも交流します。生徒たちは今までフィールドワークや探究学習で培った問題意識を元に「環境問題」「先住民に対する政策」「移民・難民政策」「エネルギー問題」における日本とカナダの取り組みの違いを語り合う予定です。そのためにチームに分かれてスライドを作り、説明を考える作業が進んでいました。

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2019年6月29日 (土)

《高校1年》 国際

6月27日 高校1年生では、日本で学ぶ2人の留学生の方をお招きして、“Mini Global Village”を行いました。

日本と留学生の出身国の抱える課題を発表しあって、共有するプログラムです。

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最初に、Global Villageの3つの約束を確認しました。

Don’t be shy! / Speak in English! / Mistakes are OK!

 

留学生リーダーの紹介と出身国当てクイズをしました。

お二人の出身国は、バングラデシュとコロンビアです。

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“Guess where each leader comes from.”

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「国内フィールドワーク」の授業で取り組んでいる沖縄・京都奈良・水俣・岩手宮城・四万十川の各方面の内容について、5人の生徒からプレゼンしました。

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その後、フィールドワーク5方面のテーマ――平和・伝統文化・公害と人権・災害と復興・環境――の5つの課題を踏まえて、バングラデシュとコロンビアの課題について、お二人からプレゼンしていただきました。

 

バングラデシュには、ミャンマーから流入してくるロヒンギャの人々をめぐる問題や、公害の深刻さなどがあるそうです。

コロンビアでは、50年にわたる内戦が2016年に終わったばかりです。また、ごみ問題の深刻さや日本と同様に地震国であることなども話されました。

 

生徒は、真剣に聞いてメモを取っていました。次の時間にワークシートにまとめます。

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最後に、短時間でしたが質問の時間がありました。

“Don’t be shy!”“Mistakes are OK!”と励まされて、質問しました。

 

Q「コロンビアは長い内戦の後だというが、政府による援助はどうなっているのか」

A.「復興には20-30年かかると思う。国土が広く、支援が届いていない。被害を受けた人自身が政府に入って自ら国を変えようとしている」

 

Q「バングラデシュにたくさんのロヒンギャが入ってくるのは何故か」

A「バングラデシュはミャンマーと隣り合った国で川伝いに入国しやすく、セキュリティが緩いところがある」

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今日学んだそれぞれの国の問題と日本の問題とを比較して理解を深め、それらが、どう解決できるのかを考えていきたいです。

 

2019年6月28日 (金)

《高校1年》 国語

高校1年生「国語」では、『デジタル社会』(黒崎正男)を読みました。

「私たちの行動の履歴はデジタル化されてネット上に永遠に残っているが、そのような個人情報の膨大な蓄積は、社会をどう変えるのだろうか」と考えさせられる作品です。

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本文を読んだ後に、班になって、3つの資料から考えました。

(資料1) NHKスペシャル『ネクストワールド 私たちの未来―第4回 人生はどこまで楽しくなるのか―』

(資料2) 日経BPのサイトから『ロボティクス社会 いつかは永遠の命に?デジタル人格がもたらすもの』

(資料3) マンガ『49日のブラックボックス』

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「実在した人間の人格をコピーしたAIは法律上さまざまな問題があって存在できるのは49日までとされている」(マンガ『49日のブラックボックス』)という一節を取り上げて、デジタルクローンには、どんな問題があるのかを考えて話し合いました。

話し合いの結果を、各班から発表しました。

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「四十九日は遺族が気持ちを整理して死を受け入れるための時間なのに、亡くなった人が生きているとも言える状態は、遺族の混乱やこれから先生きていくことの困難を生むのではないか」

「AIに自分はコピーという自覚があるのなら、すでに別人格だと思う。AIは亡くなった人がしなかったことをするわけで、それは亡くなった人の人格を侵害することになるのではないか」

「お金があればデジタルクローンとして永遠に生きられることになる。死の意味や人生の価値が変わってしまうだろう」

「日本のスタートアップが『自分のデジタルクローンに、仕事の一部をかわりにさせる』ことに挑戦しているが、それによって生身の人と人とのかかわりが薄くなってしまうのは問題だと思う。」

など、様々な問題が指摘されました。

次の時間は、各自が「意見を論理的に文章化する」課題に向かう時間になります。

2019年6月11日 (火)

《高校3年》 1群化学研究 実験「アミノ酸とタンパク質」

高3の理科は、最大で週に8時間の授業があります。その豊富な授業時間を活かして、大学入試に向けた問題演習に限らず、より理解を深めるための専門的な実験にも積極的に取り組んでいます。

今回は、化学の授業の中で「アミノ酸とタンパク質」に関わる実験を行いました。今年から1クラス分が新調された白衣に袖を通すと、気持ちは研究者そのもの。タンパク質中に含まれる成分を検出する実験、タンパク質の変性がどのような状況で起こるのかを確認する実験など、一人ひとりが真剣なまなざしで、目の前で起こる変化を楽しみながら実験を行っていました。

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2最後に、おまけの実験として、「指紋の検出実験」を行いました。白い紙に手を押し当てた後、ニンヒドリン溶液というアミノ酸を検出する試薬を吹き付け、アイロンであたためると、赤紫色に指紋が浮き上がってきます。まるで科学捜査員になったかのように、その様子を眺めているのが印象的でした。3

こうした経験をもとに、自然科学への探究心が養われ、大学、そしてその先の進路へと夢を持って学び続けていって欲しいと願っています。

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2019年5月24日 (金)

《高校2年》 探究

人権・生命倫理チームで生活援助削減について考えました

 高校2年生の総合学習「探究」は5つのチームに分かれ、それぞれのテーマに基づいて様々なテーマを取り上げています。人権を生命倫理の観点から考えるチームでは生活援助削減について考えました。「人生100年時代」においては、誰もが直面する可能性のある「老い」や「介護」。それを支える介護保険や介護報酬は、実は身近な問題です。

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「もし自分が高齢者になったら何が必要か」という問いかけには、どんどん答が出されます。生徒から挙がった「お金」という答をきっかけに、2000年に介護保険が導入されたこと、その仕組みなどが説明されました。介護に携わる人が増え、介護報酬が安定して見込まれるため、介護施設が増えたという説明に納得の表情を浮かべていました。

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介護報酬は公の財源から支払われるため、3年ごとに見直されます。削減された年には介護施設の倒産件数が増加しました。グラフの推移から「事実」と「要因」を読み取っていく場面でした。基礎事項の説明が終わったところで、事前に配布していた新聞記事から「生活援助削減のメリットとデメリット」をグループで選び出します。今回は機械的に賛成派と反対派に割り振ったので、丁寧に新聞記事を読み込んでキーワードを探していました。

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最後には「賛成派」の記事を読んだ生徒と「反対派」の記事を読んだ生徒がグループとなり、お互いの意見を聴き合いました。どちらの意見にも説得力があり、「どうしたらいいのかな」という声も聞こえてきます。自分の家族について語ったり、将来目指す仕事に引き付けて語る生徒たちもいました。

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話し合いが進んだところで、割り振られた新聞記事にとらわれずに、生活援助削減をどのように思うかを全体に尋ねました。削減反対と考える生徒が若干多かったようですが、結論を迷う様子も見られました。授業の後に意見文を書く課題が出され、次回はそれぞれの意見をより深めることから探究学習が始まります。

 私は、生活援助削減に賛成です。

 理由は、まず初めに減額したところで、介護が減るわけではないと思いました。減額すると事業者に払われる給与は減るが、介護の質は減るとは思いません。もし、周りの目が必要ならば、地域で協力する体制を作り上げたらいいと思います。例えば、回覧板をチャイムを鳴らして、顔を見て渡すなどということができたら、最低限の安否の確認はできると思います。

 入浴などの、より高度な介護ができる人が、買い物や食事作りなどをするのは能力がもったいないと思います。なので、高度な介護は高度な人がやるなどといった、ランク付けのようなものにして、簡単な介護との値段差をつけたらいいと思います。

 

私は生活援助削減に反対します。それは援助が必要な人の命に関わる緊急事態を見逃しかねないからです。

生活援助は誰かの支えが必要な障害を持っていたりして、家族では面倒を見きれない、さらには家族などの身近な人物がいないような人が必要としていると思います。それなのに制限をかけてしまえば何かあった時に自分一人だけでは対応しきれず、最悪の場合は死につながることさえもありえてしまいます。高齢者社会になっていく現在、ひとりひとりの見るのは大変だと思いますが、援助の削減はすべきではないと考えました。削減によるメリットで高齢者が自立できる機会が増えるというのがありましたがそこは生活援助の時間を減らすとかではなく、援助していく中でできそうなところは任せてみるなどの形を取るべきです。やはり、助けてくれる誰かが近くにいることが命を守ることにつながる大事なことなのだと思います。

 

 

 

 

《中学1年》 理科

中学1年の理科では、植物の「根と茎」について学習しています。

今日の授業は、生物室で顕微鏡を使って、ブロッコリーとアスパラバスの「茎」の観察をしました。

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はじめに、先生から今日の作業についての説明がありました。

「『道管』と『師管』を合わせて『維管束』といいます。それを顕微鏡で見て、スケッチします。」

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染色された茎の入ったシャーレと、切片のプレパラートを各班で持って来て、それぞれ観察しました。

顕微鏡の扱い方も、だいぶ慣れた様子で、てきぱきと取り組んでいます。

「顕微鏡はどこを持つ?」「アーム」

「最初の倍率は?」「低く」

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顕微鏡の焦点がうまく合わなかったり、わからないことがあったりすると、班内で声を掛け合って、教えあっています。

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各自、顕微鏡でのぞいては、スケッチしています。

「維管束」をよく観察すると、必ず「師管」よりも「道管」の方が内側になっていることに気づきました。

「植物が生きるのに一番必要なのは水だから、道管ができるだけ傷つかないように、内側にあります。」という先生の説明に、頷いていました。