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講演会

2018年7月19日 (木)

《高校2年》 文化祭の研究発表のための学習

高2A組では、世田谷区長の保坂展人氏をお招きして「18才選挙権」について学びました。

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保坂氏は、校内暴力やいじめの現場にジャーナリストとして向き合い、その後、国会議員、世田谷区長と政治家の道を歩んでこられました。「担任からの依頼を受けて、久しぶりに10代と向き合って話をしようと思いました。」とおっしゃって、話を始められました。

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クラスで行った「18才選挙権についてのアンケート」から、賛成反対について、保坂氏から「何故そう考えるのか」を問われました。「若者の意見が政治に反映されるから賛成」「どうせ政治は変わらないから反対」などの意見があがりました。

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実際の選挙では、18才、19才、20才代と投票率がどんどん低くなっているという現実を知りました。政策に期待してもダメで、若者自身が自分の意見を持ち、要求していかなければ政治は変わらないとわかりました。「政治が人生を変える」という世田谷区の政策のお話も、心に残りました。

2018年5月31日 (木)

《中学2年》環境学習 矢部和弘先生による講演・小網代の森研修を行いました

中学2 年になって総合学習としての環境学習に取り組んでいます。環境問題を考えていくためには川を中心にした「流域」という単位で生態系をみることが必要です。5月には関東で唯一の集水域生態系「小網代の森」について理科2 の授業および、東京農業大学の矢部和弘先生による講演で事前学習をし、小網代の森の現地で研修を行いました。

矢部先生による講演「小網代の森の自然環境と保全活動の歴史」では、小網代の森研修の意義と見どころを教えていただきました。春休みの課題図書「『流域地図』の作り方」の解説と、理科2の授業で生態系について学んでいることの橋渡しにもなるもので、生徒たちからは「ようやくいろいろなことがつながりました!」や「小網代に行っていろいろな生物を見るのが楽しみになりました」といった感想を得ていました。

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小網代の森では、当日は好天に恵まれ、とても充実した自然観察の時間となりました。先だって講演いただいた矢部先生をはじめNPO小網代野外活動調整会議の皆様のガイドのもと、小網代の森に生きる多様な動物・植物と人間による環境保全活動の関係について学び、干潟鑑賞も最後の組までしっかりと行え、本物のアカテガニも見せていただきました。生徒たちは普段触れる機会の少ない豊かな自然の中で、生物と環境、自分たちの関わりを一生懸命学んでいました。

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小網代研修に続いて夏休みには「流域」に注目した課題レポートとして自分の川の流域を知り、流域地図をつくり、流域について自ら学びます。

2018年5月30日 (水)

《中学1年》 小森美登里さん講演会

5月26日(土)に、中学一年生を対象とした小森美登里さんの講演会がありました。小森さんは、いじめによって娘さんをなくされました。その悲しみや痛み、そして娘さんへの深い愛情を多くの人々に伝え、この世界からいじめをなくそうと前に進み続ける小森さんのお話は、生徒たちの胸に深く響いたことと思われます。会場のあちこちからときおりすすり泣く声も聞こえ、ひとりひとりが「いじめ」の問題を真摯に受け止め、考えることができた講演会でした。

小森さんがすべての子どもたちにあてて書かれた「生まれてきてくれてありがとう」という詩は、本校の教員が朗読いたしました。すべての子どもたちを尊重し、皆が自由に羽ばたける学校づくりに、今後も生徒たちとともに取り組んでゆきたいと思います。

また、今回の講演会には保護者の方々にも多数参加していただきました。深く感謝を申し上げますとともに、今後お子さんとお話をするきっかけなどにしていただければ幸いです。

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2018年4月16日 (月)

《高校3年》 崔善愛さん講演会

ガイダンス期間に高校3年生はピアニストである崔善愛(チェ・ソンエ)さんに、講演と演奏をしていただきました。

崔さんはご自身の生き方を振り返り、ショパンの生き方にも触れながら、お話をして下さいました。講演のあとには、力強いショパンのピアノ演奏を聴かせてくださいました。

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崔さんは北九州出身ですが、21歳の時、当時施行されていた外国人登録法の指紋押捺を拒否しました。その裁判を通して、「自分とはなにか」「自分の国とは」を長い間苦しみながら考えざるを得なかったそうです。

講演会のあとには、自身の進路の悩みを含めた感想や、「差別意識をなくすにはどうしたらよいと思いますか」など、自発的に質問や感想を述べる姿がみられました。

進路について真剣に悩み考えている高3のみなさんには「生き方」を考える良いきっかけとなり、お話と演奏に力強く励まされた講演会でした。

 

生徒の感想より

今日の講演を聞いて、驚くことがたくさんありました。日本がかつて崔さんのような在日コリアンの方に対して指紋を取っていたということや、それを拒否しただけで、1度日本から出たらもう戻れないようにしていたということを聞いて、ひどいことだとも思ったし、そのようなことをしていた日本を恥ずかしく思いました。それと同時に、昔このようなことが日本で起きていたことを全く知らなかった自分も恥ずかしいと思いました。今回のお話だけでなく、今の日本のことについて私はよく知りません。テレビのニュースもあまり見ないし、新聞も読みません。今日私は、そんな自分を恥ずかしく思いました。私は次に誕生日を迎えれば18歳になり、選挙権が与えられますが、今のまま何も知らないでいたら、その権利を放棄することになると思います。なので、今から少しでもニュースを見て新聞を読んで、今自分の住んでいる日本で何が起きているかを1人の日本人として知っていかなければいけないと思いました。

2018年2月25日 (日)

《中学2年》 卒業生による講演会―海外研修に向けてー

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一年後に海外研修を控えた中学2年生にむけて、2月15日に本校を卒業した現在大学2年生のFさんに当時の体験や、その時の経験がその後の学生生活にどんな影響を与えたかという話をしてもらいました。また、17日のPTAでは保護者向けに、Fさんに加えてFさんのお母様にも話して頂きました。

Fさんは研修の際に割り当てられた学校のメンバーに友人が居なくて不安になったこと、ステイ先に洗濯をお願いしづらくてとても困ったエピソードなどを話してくれました。そんな苦しい中にあって感じたのは、同じ隊の仲間と励まし合うことや、勇気をふりしぼって話してみることの大切さだそうです。この研修やその後の講演会、授業をきっかけに、国際政治経済に興味をもったFさんは現在の進学先(法学部政治学科)を選んだそうです。

海外研修の準備は中3から始まります。そのため中2の生徒たちは研修に対して期待よりも不安の方が多いように見受けられます。そんな時期だからこそ、悩んで悩んで大きく成長した先輩の姿がまぶしく映ったようです。感想には中2の生徒の素直な感動と憧れ、研修への期待が綴られていました。

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 Fさんの講演での言葉と生徒の感想を紹介させて頂きます。

(Fさん)

私の今までの話を聞くと、ものすごく積極的で前向きな、頭のいい子のように思われるかもしれません。中学入学から高校1年生まで、成績が悪いわけではありませんでしたが、だからといってとても良かったわけでもありません。部活での人間関係、クラスでの友人関係、成績など思い通りにいかず悩んで悩んでたくさん泣いて、失敗も山ほどしました。それでも自分がやりたいことには必ずチャレンジしてきたと思うから、後悔はあまりありません。

私が今回お伝えしたかったのは海外研修という新しい挑戦を楽しんで、皆さんが大きく成長するきっかけにして欲しいということです。たとえ失敗があっても、それを通して自分ができたこと、できなかったことがわかったり、新たな挑戦に繋がるかもしれません。失敗を恐れずに、前向きにぜひこのチャンスに挑んで行って欲しいなと思います。

 

(中2生徒の感想)

海外研修が来年にある、と聞いて正直「行きたくない」と思っていた今日この頃、そんな時にFさんのお話を聞いて少し心が軽くなった気がしました。

私は今、色々なことで悩み、そのせいで日々ストレスが溜まってしまい、どうしたらいいのかわからない状況になっています。それは部活のこともありますし、人間関係やクラスのこともあります。自分のこともあります。Fさんが「部活で違う考えのグループができてしまい大変だった」とおっしゃっていたとき、「あ、私もそうだな」と思いました。

でも実際考えてみると考えがそれぞれ違うのは当たり前なんだなと思いました。のんびりマイペースにやりたい人もいれば、本気で取り組みたい人もいるし、どちらでもない人もいる。そんな中で一つのことに取り組むと決めたときに皆の意見をどれだけうまくくみ取り、まとめるかが大事なんだと気づかされました。

 

今回のお話を聞いて、自分の視野を広げることは自分をよりよくするためにとても重要なことなんだと思いました。私は外国へ行ったことがありません。そして中3の海外研修を少し怖く感じています。今の私は日本の文化や価値観しか知りません。それしか知らないということは、とらわれているということでもあります。海外研修ではきっと日本とは違った文化や価値観に囲まれて過ごすことになるだろうと思います。それができるか、とても不安です。しかし今回Fさんのお話を聞いて、海外研修とは自分と異なる他を受け入れる練習なのだと分かりました。自分が勝手に持っている偏見などを全て捨て去って受け入れることは大人になってからも必要なことだと思いました。

2017年7月20日 (木)

《高校3年》 村瀬幸浩先生による性教育の講演会が行われました。

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7月18日の性教育の時間に、高校3年生を対象にした村瀬幸浩先生の講演会が行われました。神奈川学園で6年間学んできた「性」の問題について、その集大成となるお話を聞くことができました。村瀬先生は、性にまつわる話をタブー視するのではなく、真剣に向き合って考えることが大切だとお話してくださいました。恋愛や結婚において、両者が幸せになれる関係を築くためには、お互いの思いやりと正しい知識が不可欠です。将来出会う人が必ずしも自分と同じだけの良識を持っているとは限らないということを、問題意識として持つことができたと思います。また、事前のアンケートでも関心の高かったLGBTの話題について、村瀬先生は男女の区別を当たり前に思うのではなく、多様な性のあり方を認めることの必要性を説いていらっしゃいました。ひとりひとりが、自分や周りの人々の性について考えを深められる講演でした。

 

 

以下は、生徒たちの感想です。

 

 LGBTの人たちのことを日本社会全体の雰囲気としては特殊な人々としてみなしているような気がします。人間の性のあり方が、自分の性器と脳の性別が一致している人々だけが正常であるという風に固定されがちであるために苦しんでいる人がたくさんいるんだと改めて思いました。また、恋愛や結婚については自分自身に深くかかわることなので知ることができてよかったです。今まで性に関する話題については話しづらい、聞きづらい話題というイメージを持っていましたが、何も恥ずかしく思う必要はないのかなと思えるようになりました。講演を聴いて性に対する意識を変えることができたと思います。

 

 小学生、中学生ぐらいの自殺理由に性的いじめがあるとはみじんも考えたことがありませんでしたのでかなり衝撃的でした。自殺をしてしまった子たちが、相談できない環境を作っているのも性教育の不十分さからなのではと思いました。また、大学生になって飲み会の時に、自分が席を離れる際などには飲んでいたものをカラにしたほうがいいという助言を村瀬さんから頂きましたが(編集者注:村瀬先生の講演の中に、大学の飲み会などで悪意ある人に睡眠薬などを飲み物に混ぜられる危険があるかもしれないというお話がありました)、しかしそんな状況にある日本社会は悲しいと思いました。そんな現状だからこそ自分を守る力を今まで学んできた知識を生かしていこうと思いました。それから、リスニング力を持った女性になることと、リスニング力を持っている男性なのか見極めることを忘れずにいたいです。

 

 結婚と恋愛は別物だという話が印象的でした。恋愛してその延長線上に結婚はあって、何年たってもずっと思い合うものなのかなと想像していました。だから、二心二体という言葉を聞いた時、衝撃を受けました。結婚したって、夫婦になったって、その相手と自分は別人であって、自分がしてほしいこととか意志を相手に伝えて、話し合ってこそ夫婦というものを築いていくものだというお話は、心に重くずっしり来るものがありました。結婚や恋愛についてよく考えていきたいです。

2017年7月15日 (土)

《中学3年》 海外協力体験を聴きました

期末考査が終わった後の考査講評の中で、中学3年生はJICA青年海外協力隊として中米のホンジュラスに派遣された経験を持つ宮澤さんに、「海外に住むということ」「国際協力とは」というテーマでお話をしていただきました。90分が短く感じられるほど、圧倒的な迫力で視野が開けるお話を聞くことができました。

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宮澤さんの自己紹介はスペイン語で始まりました。名前を名乗った後も「ホンジュラスは飛行機で20時間」「ここには沢山の女の子がいる」という内容を全てスペイン語で話します。最初生徒たちは驚いていましたが、宮澤さんの身振り手振りや表情、書いて下さる地図を見たり、繰り返し伝えて下さる言葉を反復するうちに、宮澤さんが伝えたいことが分かるようになり、スペイン語で挨拶を返せるようになりました。「外国語が苦手だから海外に行くのが不安だな…と思っている人も大丈夫。通じるものです」と笑顔で言い切ってくださった宮澤さんの言葉で、生徒たちの顔が明るくなりました。

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ホンジュラスの基本情報も楽しく学べました。身近でよく知っている国ではない分、見知らぬ土地を想像してイメージを出し合っていきます。クイズ形式で答え合わせをしながら、気候や食文化を学びました。

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生徒が「価値観」「文化の違い」について考えたのは、ケーキの切り方を問われた時でした。ホームステイ先の子どもの誕生日にお祝いで買ってきたケーキを12人で分ける時、どんなふうに切るだろうか… 友だちと話し合い、自分でも色々な切り方を考えました。数人の生徒が自分の考えた切り方をホワイトボードに描いて発表します。丁寧に生徒の気持ちを掬い取りながら正解を伝えて下さる中で、ケーキの切り方一つとっても文化的な差異があることに気づかせてくださいました。

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後半は宮澤さんが何故国際協力をするに至ったかと、現地でどのようなプロジェクトに参加し、何を学んだのかを伝えて下さいました。青年海外協力隊に入るまでに英語を懸命に学んだこと、現地プロジェクトに関わっている時に、知らず知らず優位に立って現地の方と接していた自分に気づいた時のことなどを話してくださいました。これから進路を選ぶ時期に差し掛かる生徒たちにとって、一つの目標に向かって努力し続け人との縁を大切にして夢をかなえていった宮澤さんの生き方は大きな励ましになったのではないかと思います。

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「当たり前のことは、実は当たり前ではない」という言葉は、異文化に暮らす方々と接する時に気持ちに留めておきたい言葉です。そして、その言葉は「学校を現地に作るプロジェクト」を通して宮澤さん自身が直面した、女性が教育を受けられない状況とも重なります。当たり前のように学校に通える自分たちとは違い、受けたくても教育を受けられる環境にない子供たちが世界には沢山います。「当たり前」の意味と、「当たり前でない世界の現実」両方を考える機会となりました。

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中学3年生は夏休みに訪問活動を行います。主に博物館や資料館を訪ねるのですが、そこでも宮澤さんのお話を思い浮かべて学ぶことができると思います。どのような学びをしてくるのか、楽しみです。

《中学3年》 朴慶南さん講演会

6月30日の国際の時間、エッセイストでラジオパーソナリティーをしている朴慶南さんに講演をしていただきました。溢れるように楽しいお話をして下さる姿に元気をいただきながら沢山の大切なメッセージを受け取る時間になりました。

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朴さんは痛みを抱えている方の傍に寄り添ってきた友人のお話をして下さいました。暴力という形でしか自分の苦しさを表せなかった人が、誰かに受け止めてもらったことで変わっていくというエピソードです。目の前にその情景が浮かぶようなお話に、生徒は身を乗り出して聴き入っていました。

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朴さんは社会で「弱者」と言われる方たちの思いを代弁するお話をして下さいました。障害を持っていても姉の結婚式に浴衣を縫い上げてお祝いをした人のお話を聞きながら、同じ人間なのに人と人を隔てているものがある悲しさを思いました。そして、その状況を変えていくには何が必要なのかを考えました。

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関東大震災の直後に朝鮮人が井戸に毒を入れたというデマが流れ、沢山の朝鮮人が殺されたことがあると生徒たちは学んでいました。朴さんは大川常吉さんが井戸の水を飲んで見せたというエピソードを紹介してくださいました。人として大切にすべきことは何か、想像力と判断力について考える時間になりました。

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講演の途中で朴さんはチマチョゴリを着て見せてくださいました。鮮やかな色合いと形の美しさに、生徒はとても感動していました。身近な国である韓国のことをもっと知りたいと思えた生徒たちです。

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生徒の感想より

 私は朝鮮や朝鮮の方と関わることがあまりなくて、朝鮮人のイメージはないけれど、国のイメージだとニュースから知ることがほとんどなので、あまり良いイメージはなく、日本が嫌いなのかなという印象でした。

 でも、朴さんの話を聞いて、日本が関東大震災の時にとてもひどいデマを流し、虐殺していたことがあったと聞いて、納得しました。私も逆の立場だったら、あまり良いイメージを持たないと思ったからです。最初は理由もわからず、ただ嫌っているだけだと思っていて、だったら勝手に嫌っていてよくわからないという感じだったけど、その話を聞いて悲しくなりました。

 でも怖い経験をしたにもかかわらず、こうやって講演会を聞いてたくさんの話を聞けて良かったです。たくさんの面白い話を混ぜて、私のあり方や私でいいのだということなど、すごく深い話を聞く貴重な時間になって、心が軽くなりました。人はすぐ比べてしまって、優越感や劣等感を感じてしまうけれど、比べる必要はないんだ、比べることができないという言葉にすごく感動しました。

 

 今回の朴慶南さんのお話を聞いて、「直線」で分けられている社会の実態を私はよく知らないのだなと痛感しました。朴さんが話してくださった障害を持っているキイちゃんが、自力で着物を作ってお姉さんにプレゼントしたという話には驚き、キイちゃんの努力に感心しました。結婚式の会場に行ったとき、周りの人々は障害者であるキイちゃんを、邪魔者を見る目で見ていて、どうして同じ人間で同じ地に立っているのに、そこまで軽蔑するのでしょうか。関東大震災の時の朝鮮人を大量に殺した事件もそうです。震災が起きて、みんなパニックに陥っているとはいえ、ちょっとしたデマで震災前まで共に生活していた朝鮮人の人たちを「朝鮮人だから」といった安易な理由で殺してしまったのでしょうか。お話にあったように、井戸の水に毒を入れたというならば、その水を飲んでみて毒が入っていないことを証明すればいいというような冷静に判断する力が当時の多くの人々は、度重なるハプニングで失ってしまったのでしょうか。色々な点で社会の中で人は分けられていると朴さんは仰っていましたが、私もまったくその通りだと思いました。差別などが原因で自らの命を絶ってしまう人もいる中、私たちはその人の分まで生きたいです。

2017年6月30日 (金)

《中学2年》 小網代の森

6月24日、中学2年生は小網代の森に出かけました。当初の実施日が雨天で中止されていたので、心配もありましたが、当日は気持ち良く晴れ上がり貴重な体験となりました。

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 大変暑い日でしたが森の中はひんやりとしていて心地よかったです。地形が変化するとそこに生えている植物も変化しているのがとてもよくわかりました。生徒はたくさんの蝶やトンボを見たり、虫や鳥たちの賑やかな声を聞いて「あれ何??」「あそこ!見て見て!」と楽しげな声をあげていました。

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干潟の前でガイドの方から小網代の森に住むカニを説明して頂きました。カニの大きさの違いや、ハサミを振って求愛のダンスをすることを教えていただいた後に、干潟に降りてカニを探しました。干潟の一部ではたくさんのチゴガニのダンス(求愛活動)を見ることができ、生徒達は目をきらきらさせて見入っていました。

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*生徒の感想より*

小網代の森に行って色々なことを学んだり、考えたりすることができました。最初はシダや竹がたくさん生えていて、全体的に暗い静かなところでした。そこには普段みたことがない不思議な虫がたくさんいて、保護されたこの森にはたくさんの生物が暮らすことができるんだなと感じました。また、岸にはアカテガニの巣の穴がいくつかあって、小網代の森にはさえぎる建物がないから干潟から離れたこの場所でも巣があるのだとわかりました。岸先生の本にあった通り流れている川には蛍の餌であるカワニナがいて、学んだことを実際にみることができ、とてもわくわくしました。

 真ん中のあたりに来ると周りにあった高い木は減っていき、草などが増えて景色が変わりました。そこにはハンゲショウという、葉の半分が白くなっていて虫をおびき寄せる特徴を持った葉があって、色々な草木がここにもあるんだなと感じました。(略)

 最後に色々な種類のカニを見ました。それぞれのカニには体が細長いや体が大きいなど特徴が一つ一つ違っていました。細長い場合には穴に入ることができる、後ろの足が平らな場合には水の中で生活する・・・など体の特徴から住んでいる場所が分かると知り、とても驚きました。チゴガニはたくさんいて交尾のためにダンスをしていました。遠くから見ると何匹も手をあげていてとても面白かったです。カニは水の中・砂場・干潟など様々なところに生活しています。このことから道路などさえぎるものがないため、自分たちに合ったところで生活できるんだなとわかりました。

2017年6月29日 (木)

《中学2年》 岸先生講演会

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6月19日、雨天のため順延されていた小網代の森研修を前に岸由二先生に講演をして頂きました。岸先生は慶應義塾大学名誉教授であり、NPO法人鶴見川流域ネットワーキングの代表でもあります。生徒達は以前から岸先生の著書である「『流域地図』の作り方」を読んでいたため、実際にお会いできる日を心待ちにしていました。

講演会では、「鶴見川の水は汚いか?」をテーマに、「いい川とは何なのか」をみんなで考えました。私たちは「きれいかどうか」という観点だけで川の価値を決めてしまいがちですが、多様な生命が育まれる川や、文化的に価値のある川など、川との向き合い方にも色々な見方があることに気づかされました。岸先生、ありがとうございました。

*生徒の感想より*

 私は今日のお話を聞いて「きれいな川」とは色々な意味を持っている言葉だなと思いました。今までは水がきれいでたくさん生き物がいる川だと思っていたけれど、水がきれいだと生き物の食べ物がいないということを知り、最初に思っていたことはできないことだなと思いました。

 確かに私の家の前には早淵川が流れているのですが、水がきれいで流れが穏やかなところには魚がいません。少し水が汚れていて、流れが速いところには魚やカメがいます。大雨で川の水位が高くなってにごった水が流れた次の日には魚がいなくなってしまっていたけれど、その次の日くらいにはまたいたところに戻ってきています。

 今考えれば、その場所は魚たちにとってたくさんのえさがある場所だったと思います。見た目はにごっていて人間としては「汚い川」かもしれないけれど魚には「きれいな川」だと思われていたのだと思いました。

 上のことを考えると人間が持っている「きれいな川」の感覚と魚などの川にすむ生き物が持つ「きれいな川」の感覚は違うと感じました。

 今日のお話を聞いて川に対する見方が自分の中で変わった気がします。「川が汚いから」とその川のきれいさを決め付けるのではなく、色々な方向から川を見ていきたいです。

 

 岸由二先生のお話を伺い、私は大事だなと思う点を2つ見つけました。1つ目はよい川はただきれいな川ではなく、世界やその地の人々の考え方によって違っているということです。私は確かにきれい過ぎたら魚はすめないということは習いましたが、勉強と考えがつながっていませんでした。

 また今まではアマゾン川はすごく汚い川で、あまりよい川ではないと思っていましたが、偏見だったなと思いました。考え方を変えて、これからもっとそれぞれの川の特徴を学んで流域のこともよく知り、川の流れを知って、地球のことを色々な方向から見て考えることができるようにもっと自分の身近な川から学ばなければなと思いました。

 2つ目は鶴見川が豊かで魚もいる川だったことです。私も岸先生と同じように鶴見川に住んでおり、その川の周りで小学生の頃たくさん遊びました。うわさで汚い川だとよく言われているのを聞いて、つくの公園のごみ拾いはしたけれどボラがよく跳ねているのを見ていたので、なぜなんだろうなと少し思っていました。

 今回先生のお話で、必ずしもきれいな川が魚がすめるとは限らないと知り、魚のいる鶴見川がもっと好きな川になりました。

 これからはもっと正しい川の知識を知り、1つ1つの川を大切にし、よく特徴を知って、油は流さないようにし、身近なことから地球を守り、心地よいところにしていきたいです。