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2020年11月30日 (月)

高1FW  水俣方面  水俣病発生当時の状況を学び、「責任」を考えました

 11月26日、FW水俣方面の取り組みです。5時間目は水俣病発生当時のいろいろな立場の人のインタビュー映像を見て、さまざまな立場の人の考え方や言い分を知り、環境への企業の責任について考えました。担当の先生から投げかけられた「もしあなたが会社の社員で、自分の会社が何かの環境汚染や病気の原因を作っているかもしれないことに気づいたら、どうしますか?」という質問について考え、グループで意見を出し合いました。

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6時間目は、ラーニングセンター(図書室)に移動して、水俣に関する本がそろっている書棚の位置を確認し、各自関心のある本を選んで読みました。分野別に分類された水俣に関する本のリストを事前に渡されていたので、選びやすいかと思いましたが、目の前にたくさん並んだ本を目にすると、選ぶのは難しかったようです。(図書室はコロナ対策で各テーブルに透明な衝立が設置されています。)

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 水俣病を切り口に様々な社会問題につなげて「テーマ」を選び取り、冬休みから3学期にかけて深めていきます。個々の学びが深まっていくことを期待しています。

2020年11月28日 (土)

中2学年  遠藤まめたさん講演会

 中2では、『生と性の教育』の中でLGBTQについて学んでいます。11月20日に『オレは絶対にワタシじゃない』などの著書があるトランスジェンダーの遠藤まめたさんをお招きしての講演会がありました。

 遠藤さん自作の映像を鑑賞したり、遠藤さんからの問いかけに話し合ったりしながら、あっという間に2時間が過ぎました。生徒からは、「LGBTは「知らない誰かの話」ではなくて「友達や大切な仲間の話、自分自身に関わる話」と実感することができた」という声や「「一人ひとりすべての人が多様性の一部」ということを改めて実感して自分に自信が持てた」という感想がたくさんありました。

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生徒の感想より

*自分は正直LGBTの話題は前向きな話ではないと思っていました。「自分はLGBTもう知ってるし、そういう人たちがどう、とも思わないし…」「確かに偏見とか差別は世の中にあるけどよくわからないし…」と。でも「自分には関係ない」と思っていたことはむしろ「自分が一番関係している問題」なんだ、と初めて思いました。最初にあった「スポーツの好みや眼鏡の似合う・似合わないなどの話と性別の違いの話は同じようにされるべきだ」という話を聞いて衝撃を受けました。「性別(LGBT)の話」はもっと重たい話、というイメージがあったからです。でも今日の話を聞いてもっと身近に考えられることだな、と思い直しました。制服の問題や世間の風潮や「常識」とされることへの問題は考えてみればたくさんあるし、意外と『世間の常識』から作られるルールって不便なのでは?と思いました。 また、もう一つはっとさせられたのは、「少数派の人たちが多様性を象徴しているんじゃなくて多数派のひとりひとりの人たちも多様性の一部」という言葉です。他にも色々ありましたが最初に書いたようにLGBTの問題を「身近だ」と考えられたのは初めてです。お話を聞いてよかった、と思いました。ありがとうございました。

 

*今回の講演を聞いて、自分は「普通」なのではなく多様性のなかの一部だということが分かりました。なので、これからは沢山の知識を身につけていかなければならないなと感じました。また、知識を身につけたうえで受け入れることが大切なのだとも思いました。人それぞれ考えは全く違うものなのでそれを自分だけの価値観でみるのは良くないとも思え、色々な人の意見を聞くことで自分の世界を広げる事もできると考えました。多様性が広がっている今、私達の考えの柔軟性も求められて来ているのかなと思うところもありました。家族や友達にこのようなはなしをしていきたいです。そして自分の価値観を押し付けたりしない、人の考えを否定しない人になりたいと思いました。

 

*LGBTは私には関係ないと思っていたけど、今回話を聞いてみんなに関係がある話なんだなと思いました。最後クラス委員さんが感想を言っていましたが、「私もいつか同性の人を好きになるかもしれない。」この感想が心の中で響きました。また、LGBTで差別を受けている人が多いと遠藤さんはおっしゃっていましたが、私は同性を好きなだけでなぜ差別を受けなければならないのかが疑問に思いました。人の好きなものを他人が否定するのはおかしいと思いました。改めて「十人十色」をこれからも大切にしていきたいなと思いました。

 

*私がもし周りの人からゲイであること、レズビアンであること、バイセクシャルであること、トランスジェンダーであることをカミングアウトされたとき、きっと否定もしないし拒絶なんて絶対しないけどそれを理解することは出来ないと漫画「りんごの色」を読んだ時思いました。知っている情報が少なすぎたからです。ですが、遠藤さんの講演会を聞いて理解が深まった気がしました。目玉焼きにソースをかける人もいるし塩コショウの人もいる何も変なことではなく普通のこと。色々な人がいて多様性を認めるということが大事なことだとわかりました。本やインターネットでもっとLGBTの方たちの話を知りたいと思いました。ありがとうございました。

 

*LGBTについては、最近取り上げられることが多くなっていて、自分も少しは理解があったつもりだったけれど、遠藤まめたさんのお話でテーマとなっていた、「性はグラデーション」という言葉が、性にはっきりとした境界はなく、グラデーションのようにぼんやりとしたものでしかないんだと知りました。性自認が男だから女性を好きになる、という考えとは別に遠藤さんが女性のパートナーと出会えたことは素敵なことだと思います。"




2020年11月27日 (金)

《広報室より》 2021年度入試(Web出願・合格発表・入学金決済)に関する手続きについて

入試に関して、それぞれ以下のリンクから手続きをお進めください。

Web出願

合格発表

入学金決済

2020年11月26日 (木)

《広報室より》 12月12日(土)入試問題体験会のお知らせ

入試問題体験会を行います。

事前に予約を済ませていただくようお願いいたします。(予約は11/10 0時より開始します。)

6年生児童の方を対象とした、「入試問題体験会」を実施いたします。
入試当日と同様の教室で、過去問題をもとに演習を行います。その後、本校教員が合否のポイントとなった問題を中心に解答・解説を行った動画を配信いたしますので、帰宅後にご覧ください。

8:30 考査室集合
8:45~9:15 国語試験(30分)
9:30~10:00 算数試験(30分) 
2科目受験の方はここで解散となります。
10:15~10:55 社会・理科(40分) 10:15~10:45 英語(30分)
3科目・4科目受験の方はここで解散となります。

中1学年 学年ミニ運動会を行いました

 11月6日、中学1年生は学年で運動会を行いました。今年度は多くの行事がコロナの影響で中止せざるを得ない状況でした。そのような中、クラスの委員を中心に、HRなどでの話し合いを通して、種目やルール、目標を自分たちで決めて、当日に臨みました。駒沢公園、屋内球技場を半日貸し切って、球入れ、大縄跳び、借り人競争、台風の目、リレーの5種目を行いました。室内ではありますが、大変広い空間で、クラスや学年の親睦を深めることができました。

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<生徒の感想>

  • リレーでは最後まで全力でみんなが走っていて、とてもワクワクしました。大縄では、皆が「おちついて」や「まだ時間があるからあせらないで」などと声をかけてくれて、あきらめないで頑張れました。玉入れでは数をかぞえるときに皆が盛り上がるように、それぞれ工夫をしてました。綱引きでは皆で力を合わせて、2位になれました。私は今回のミニ運動会でお互いを信頼することの大切さを学びました。
  • ミニ運動会はとても楽しかったです。コロナで色んな行事ができなくなったかわりに、このミニ運動会の企画を考えてくれたクラス委員などに「ありがとう」と言いたいです。クラス委員がいなければここまで楽しい運動会にはできなかったと思います。来年もぜひできたらいいと思いました。
  • 私は、前々からずっと文化祭を楽しみにしていました。けれど、こんな世の中になってしまって今のクラスが好きなので、このクラスで文化祭が出来ないなんて・・と少しがっかりしていたけれど、今回ミニ運動会をすることが出来て、とても嬉しかったです。みんなで声をかけあったり、内陣を組んだり、網引きで盛り上がったり、ものすごく楽しかったです。走る前に、「頑張れ」、と後ろにいたOさんが言ってくれて、とても心に残っています。その一言だけでも、心強かったです。
  • 運動会が始まる前は、しっかり楽しめるかな?などと少し不安もあったけど、始まってみるとみんな全力で楽しんでいて、私もとても楽しくなりました。みんなとは最初リモートでしか喋っていなくて仲良くなれるかなと思っていましたが、だんだん仲が良くなって、今回の運動会では、もっと仲が深まったと思います!今回、運動会の細かいところなどを考えてくれた人たちが支えてくれていたからこそ、こんなに楽しい運動会ができたと思うので、とても感謝したいです。
  • みんなとても楽しんでやっていたと思うし、私も今までの運動会の中で1番楽しかったです。今年は球技大会がなくなってしまったため、ミニ運動会を体育館で、ということになりましたが、特に大きなトラブルも怪我もなく、全員で参加できたというのは良かったと思います。順位とかもなくてもいいくらい、全員が楽しんでいて、できてよかったなぁと思います。スローガンや競技、作戦などもクラス委員や議長さん達を中心に一生懸命考えていて、それを実行できてうれしかったです。普段あまり話さない人とも話せたし、クラスの絆も深まりつつあるんじゃないかな。終わった後に「楽しかった、またやりたい」って思えたのは今年が初めてでした。来年はきっと球技大会で、クラスも変わり、練習時間もあると思うので、また少し違うと思いますが、今年に負けないくらい一生懸命に、楽しくできたらいいです。
  • まず楽しかったです。他のクラスとの関わりも今年は少なかったので、交流ができてよかったです。また競技を通してクラスの仲が良くなったと思うので、それもよかったです。また目標である、「全員が主役である」ということも達成できたかなと思います。もう一つの目標の「勝ち負けにはこだわらず楽しむ」ということも達成できたと思います。楽しめたし、しかも綱引きや玉入れで1位を取れたことも、嬉しかったです。今回は練習する時間がなく本番に臨んだけれど、コツを皆で調べたりできたのでよかったです。この運動会で心を1つにする大切さや楽しさを学べたし、運動できて楽しかったので、本当は来年も再来年もやりたいなぁと思います。運動会だけではなく他の行事でも、この運動会を思い出して、クラスだけではなく学年で、何事も頑張りたいと思いました。そして、この学年だけではなく、先輩も、次入ってくる後輩とも、部活や行事を通じてどんどん交流していきたいと思います。
  • クラス対抗で行ったミニ運動会でしたが、一人一人が活躍でき、勝ち負けにこだわらずに楽しめる運動会となったのではないかと思う。PA研修とは違ってクラス全員が主役となり、学年全体で交流があった。それぞれの種目で勝敗にこだわってしまって、悔しかったりした時もあったが、悔しいと思うくらいに自分が頑張った証だと思えた。コロナの状況の中で、クラス委員や先生が自分の知らないところで一生懸命案を出して話し合ったり、着々と準備して、より良いものにしようと行動してくれたことに対する感謝の気持ちを、結果や行動で表せたと思う。小学校とはまた違った形で、人と何かを目標に協力したり、作戦を立てて実行することがすごく新鮮で、今までで1番楽しかったと感じた。また、クラスメイト一人ひとりの良さや、新たな一面を発見できたり、他クラスの良いところや団結力を見つけられた。自分の不向きなことにも挑戦でき、「恥ずかしい」「みんなに迷惑だと思われたらどうしよう」と思っていたが、みんなが受け止めてくれた気がして、挑戦して良かったなと感じた。

生徒会  公演プロジェクト11月公演の様子(第1弾)をお届けします

 公演プロジェクト11月公演・第1弾は、16日(月)からの週に開催された箏曲部、中学演劇部、高校演劇部3団体の発表です。10月公演同様、感染対策を徹底しながらもお客さまに演奏や発表を楽しんでいただけるよう発表会を目指し、練習を重ねて当日を迎えました。

 

【11/16箏曲部(シュガーホール)】

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 高2の演奏による迫力ある「紅蓮華」で演奏会の幕を開けました。続く「二つの個性」は中学2年・3年による演奏で、掛け合いの妙が表現されていました。締めとなるのは は高校1年・2年による「妖精」で、繊細で力強い表現が高校生の実力を感じさせる演奏でした。

【11/17高校演劇部「トシドンの放課後」・11/20中学演劇部「トシドンの放課後」(記念ホール)】

演劇部は、同一作品を中高それぞれが独立して上演するという公演でした。

 

<あらすじ>

 鹿児島県のある高校。父親を亡くして以来、荒れた学校生活を送り、夜中まで男友達と過ごしていたところを見つかって校内謹慎となった2年の生徒アカネ。謹慎する部屋には、自分のクラスに行けず「別室登校」をしていた同じ2年の生徒平野がいた。教師への反発を隠すことなく荒れるアカネと、自分の気持ちをほとんど人に伝えることのない平野。対称的な2人が同じ部屋で過ごすことになるが・・・

まずは17日・・・高校生による舞台です。

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放課後の部活時間が十分ない中で、コツコツと練習や役作りを積み重ねて来たであろう高校生たちが、等身大の演技を存分に見せてくれました。一つひとつの会話を丁寧に作りこみ、客席を飽きさせずにストーリーが進行します。ラストは学校を去っていく平野に、「トシドン」の面を付けたアカネが力の限りエールを送る場面。ラストのラストに最大の見せ場があり、客席にカタルシスをもたらしつつ閉幕となりました。

20日は中学生の部員たちによる「トシドンの放課後」です。少ない練習回数の中で精一杯の芝居づくりをしたことがわかる熱演ぶりです。

高校生と同じ作品ではありますが、一味違う演出がされており、作品へのこだわりを感じました。

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 高校生の舞台と同じく、ラストの平野へのエールは迫力十分。三人で65分を堂々と演じきり、中学生が高校生役を演じていることを感じさせない圧巻のラストを迎えました。

  今週はバトントワリング部、吹奏楽部、新体操部の発表があります。乞うご期待!!

2020年11月25日 (水)

中3国際 「多文化共生」をテーマに一日研修を行いました

中学3年生は「多文化共生」をテーマに学習を重ね、11月13日に一日研修を行いました。多文化共生と一言で言っても、考えるべきテーマは様々で、以下の5つの方面に分かれて実施しました。詳しくは各方面の記事をご覧ください。学習の機会をくださった皆様、本当にありがとうございました。

【いずみ保育園・いちょう団地方面】 

いずみ保育園では、ベトナムにルーツを持つ保育士さん2名に、「外国ルーツを持って日本で育つこと、働くこと」についてお話をうかがいました。その後、外国にルーツを持つ住人の割合が高い、いちょう団地を訪問しました。自治会長の遠藤さん、住民の池谷さん、照屋さんからお話をうかがい、言語や文化が異なる者同士が同じ団地で共に暮らしていくことについてお話をうかがいました。

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《生徒感想より》 

いずみ保育園の保育士のお二人の話を聞いて一番強く印象に残ったことは、「言葉や国や顔の色などが違っても、差別しないで興味を持って同じ人間の一人として接することが大切」ということと、「外国にルーツを持つ人が近くに居たら、知らないふりをしないで、日本に来た時に感じている不安をなくしてあげることが相手の笑顔や喜びにつながる」ということです。理由は、日本人は私を含めて日常生活の中で外国にルーツのある人を見ると差別するような目で見てしまったり、会話することを拒んでしまったりするときがあるけど、その時に相手は寂しい、悲しい気持ちや、自分も人間として一緒なのにという気持ちを持っていることに気づかされたからです。

また、言葉や文化の違いが生活にものすごい影響を与えていることも知ることができました。そんな中で、親に心配をかけるから、幼い頃からお弁当や持ち物の準備を自分でやっていたと聞いて、私は今も親に支えながら行動しているので、本当にすごいと思いとても尊敬しました。私達が外国にルーツを持つ人のことを理解して認めることで、相手はものすごく安心感が持てるし、すごくうれしい気持ちになると思いました。日本はもっと外国にルーツのある人の文化などを理解して、その人達が私達と同じくらい安心感を持って過ごせる社会を目指していかないといけないと思いました。特に小学校に入ると困ることが多くなるので、その時期にしっかりとサポートしてあげるのが良いと感じました。スムーズに生活していくには文化を理解するのも大切だけど、一番大切なのは言葉だと、ものすごくわかりました。日本に住んでいる人が人種に関係なく過ごしやすい社会になってほしいです。

 

【横濱中華学院方面】

横濱中華学院方面では、まず、小学生の授業見学をさせていただき、その後、横濱中華学院の矢野先生から「多文化共生について」の講義をしていただきました。その後、5グループに分かれ、中華学院の高校3年生とディスカッションをしました。その後、中華学院の伝統文化の先生でもあり、中華街コンシェルジュでもある謝先生の案内で中華街をフィールドワークしました。

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《生徒感想より》

 国籍・文化・生活の違いを互いに吸収することは大切なことだと思いました。初めは文化や国籍が違っていたら、「自分たちとは違う」という勝手なイメージを持っていたけど、今回交流する中で、文化や国籍が違っても興味が一緒だったり、小さなことでも共感し合えたことからイメージが変わり、より相手に興味が湧きました。また、他者に対する少しの興味と勇気を持つことは今回だけでなく、今後の生活でも大切だと思いました。質問をして答えていただきたもので一番驚いたことは、定期テストを三ヶ国語で受けているということです。私たちと規模が違っていて、一つひとつが新鮮でした。貴重なお話を聞くことができて楽しく学ぶことができました。

 中華街を散策したときには、自分からあまり調べることのないような歴史や由来のことまでお話を聞くことができ、もっと他のことまで調べたいなと思いました。

 今回、一日研修を終えて多文化共生について学び、他の国についてももっと知りたいと思ったし、日本との関係や起こっている問題を知り、その問題について日本はどんな支援をしているのか、など多文化共生についてたくさんの疑問を見つけることができました。

 

【JICA横浜方面】

みなとみらいにある、JICA横浜を訪問しました。ネパールでの国際支援のご経験がある田中さんにお話を伺いました。JICAの活動やネパールの経験など、多岐にわたるお話でしたが、特に「そもそも日本はなぜ支援をするのか?」という問いかけには、一人一人が立ち止まって考えを深めることができました。お話を伺った後は併設されている海外移住資料館を見学し、学びを深めていきました。

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《生徒感想より》

 私は今回の一日研修を迎える前の事前学習で、「支援とは何か」「どのような支援ができるのか」など、支援について様々な視点から考えました。しかし、ひとつのことを解決しようとすると他の問題が出てきたり…「支援」と一言で言っても簡単なものではないと実感させられました。

 自分たちに何ができるか…具体的な考えがまとまらずに迎えた一日研修ですが、自分では気づかなかったような視点からの世界や支援を学べた、とても貴重な経験となりました。特に印象に残ったのは「信頼で世界をつなぐ」という言葉です。途上国の問題は世界の問題、困っている人がいるから助ける、当たり前のことのようですが、ものの考え方の大切な根本のひとつだと改めて実感しました。

 この根本的なことを大事にしないで国同士の問題になると損得勘定だけで動くことも多いように感じます。自分たちに得があるから動く、損があるから動かない、のではなく「助け合い」ということを意識して世界が良い方向に進んでほしいと思います。

 また、お話を聞かせてもらったときに「知る」ことが大事とおっしゃっていたので、これからも様々な視点から世界で起きている問題について学びを深めていきたいと思います。

 

【東京ジャーミー方面】

 午前中は片倉もとこ記念沙漠文化財団の河田尚子さんに、日本で生活するムスリマの立場から、イスラームの生活・文化についてのお話をうかがいました。

お昼にはアラビア料理レストランALAINからデリバリーしていただき、そら豆のコロッケ・チキンケバブの2種類のピタパンサンドイッチをいただきました。食べなれないお料理でしたが、新鮮な驚きとともに味わって楽しむ様子が見られました。午後はいよいよ、東洋で最も美しいモスクと言われる東京ジャーミーへ。オスマン様式のモスクの美しさに圧倒されながら、見学を楽しみました。

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《生徒感想より》

河田さんのお話は、授業で習って知っていることもありましたが、細かい内容は初めて知るものもあったし、相手がムスリムだからこそ聞けたものもあったと思います。(中略)宗教を信仰している人の違いを受け入れることは大切。これはずっと思っていましたが、じゃあ実際にこういうことをしていたり、こんなことをしていたりしても受け入れられますか、と河田さんに問われた時、すぐに自分の中で「できる!」と思えませんでした。「違いを受け入れる」のは宗教的考えや価値観を想像していたので、細かく具体的にどんな行動を相手がとるだろうかということは考えていませんでした。そのことに気づかされました。だからまずは宗教的理由の行動であるということだけでもわかって、受け入れられるように、イスラーム、キリスト教など(それぞれの宗教の)の基本的なことを知る必要があるのだと思いました。

 

【川崎市ふれあい館】

 今年は、川崎市ふれあい館の崔江以子さんを学校にお迎えしての講演会として企画しました。お話の冒頭は在日コリアンの戦後と桜本の歩みについてです。大人から子どもまで、様々な住人に共生の価値観が共有されてきた桜本の豊かさが写真とともに紹介されました。

そんな桜本の人々がヘイトデモの標的になり、恐怖で声も出なかったその日から江以子さんの日常、そして桜本の人たちの日常は一変します。人として否定され、日々身の危険を感じながら過ごさざるをえない… 生徒たちも「日常生活そのものが危険にさらされる」ことの恐ろしさを想像し、真剣に耳を傾けていました。

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お話の後半では、2017年に米国ヴァージニア州で起きた事件(人種差別反対の声を挙げる女性が突っ込んできた自動車によって命を奪われた)と、その事件への州知事の発言に触れながら、差別において「中立の立場」はない、ということを伝えていただきました。また、生徒たちの質問や感想を一つ一つ受けていただき、最後には「私の話に応答してくれたという思いを持ちました」とコメントをいただきました。

昼食は桜本の焼肉屋さんから特別にテイクアウトしたお弁当。本格的なお店の味を十分堪能しました。その後、午後はお互いの感想を伝え合う活動を行い、この日の学習が終了しました。

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《生徒感想より(一部抜粋)》

私は今日、崔江以子さんのお話を聞いて、心に深く残った言葉があります。それは「差別やヘイトスピーチがなくならないのは、それを容認している社会にある」ということです。差別をしている人たちだけが悪いのではなく、それをすることを許してしまっている社会にも責任があるというのはその通りだと思いました。そして、「差別は数の多い、少ない、で決まるものではなく、”ある”か”ない”かのどちらかしかない」ということも印象に残りました。差別やヘイトスピーチはたとえ受けた数が一回であろうと、その時に心に深く、一生癒えることのない傷を負うことに変わりない、と思いました。

2020年11月24日 (火)

高1FW 岩手宮城方面 「震災遺構は保存すべきかどうか?」

 高1フィールドワークでは方面別の学習が進んでいます。岩手・宮城方面の11月19日の様子をお伝えします。

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 授業は、先週から「震災遺構」について学び、今も現地に取り壊さずに保存されている一本松や多くの建物があること、それに対して現地で被災された方々の色々な思いがあることを学びました。そこで、それらの「震災遺構」を解体するのか保存するのかについて、今回は私たちの学校が被災したと想定して、一人ひとりが考えて意見を出しました。

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意見を集約すると「解体する」と「保存する」が約3対1に。次はその理由です。(以下抜粋)

▶Aさん「解体する」

後世の人に震災のことを教えるためには震災遺構を残すことは必要だと思うが、今生きている心に大きな傷を負った被災者たちが、毎日自分の家族を亡くした場所を見るのはとてもつらいことだと思ったので、震災遺構は残さないほうがいいと思いました。今生きている人々が震災遺構を残すことによって毎日つらい思いをするなら残さないほうがいいと思う。

震災後に生まれてきた人たちには、携帯電話などで沢山の写真や動画などが残っているから震災遺構を残さなくても伝える手段はたくさんあると思ったから。

▶Bさん「保存する」

学校という日常の中で震災により無残な姿になってしまうことは辛いことだけれど、亡くなった犠牲者もこの学校という場所で過ごしていて最後を全うした証を残すべきと思いました。また次世代に経験を繋ぐという意味では、写真や映像だけでは他人事に捉えてしまう面もあると思うし実際に自分の足でその場を訪れて体験することに意味があると思ったからです。


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そして今週、両意見を持つ人がそれぞれいるグループに分かれてディベートをしました。

・学校や地域の将来をどうするのか?次世代への教訓という視点では?

・そこで暮らす地域住民や卒業生の気持ちは?

・復興という視点で、街づくりにどう活かすか?

・維持費はどうするのか?

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グループで話し合って出した結論をみんなで共有しました。5グループ中ほとんどが「解体」という結論になりましたが、時間内に決められずに「保留」となった班も出ました。発表で出た意見や理由を一部抜粋します。

▶保存・解体両者の思いやそこにいる遺族の思いを尊重しながら維持費をかけない方法にしたい。▶保存すると町全体の景観が崩れてしまったり被災された方の気持ちも癒えないのではないか。▶遺構を博物館(資料館)化して残しながら入場料や募金、クラウドファンディングなどで維持費を集めてはどうか。▶被災者の方の気持ちや維持費を考えて解体したい。しかし、後世が学ぶために別のかたちで残したい。▶広島の原爆ドームは、私たち人間が二度と同じ過ちを起こさないために残したいが、災害は別の方法で後世に伝えながら維持費を復興に使った方がよい。▶記念碑を建てて後世に残したい。実際の建物を見ることもなく残すこともでき、維持費を抑えることもできるのではないか。▶住民や遺族の方々の意見を尊重して解体する。▶意見がまとまりませんでした。震災から10年が経ち、さらに10年経ったら住民や遺族の方々の気持ちも変わるのではないか...。

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「震災遺構の意義」や「震災遺構にどれだけインパクトが残せるかどうか」が問われるも、年をかさねて気持ちや生活が変化する方々も当然いる中でその気持ちにどう寄り添えるかを考えさせられるものでした。私たちは、少し遠い気持ちになりがちですが、どれだけ当事者の気持ちを考えられるかがこれから先も大切になると思える授業でした。

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▶Cさんの感想「授業を終えて」

私は解体すべきだと思います。話し合えば話し合うだけ色々な考えが生まれて揺れてしまいますが、今の時点では班のみんなでの意見と同じです。原爆ドームのように残すことで後世が学べたり、大切な人を思い出せる場所を残すという利点ではありますが、これからの未来、もっと大きな地震や頻繁に自然災害は起きてしまうのではと考えると、その維持費を災害や復興に充てるのがその町の発展にとって良いと思ったからです。でも、正直、現地に行ったらこんな風に結論は簡単に出せないと思うし、今たどり着いたはずの結論はまた一に戻ってしまう気がします。

講義で聞いた「維持費がかかる」「見ると悲しくなる人がいる」ということにばかり注目していました。しかし、講義での知識だけでなく原爆ドームの保存を参考にしている子の意見を聞いて、私ももっと視野を広げて、自分が知っている知識をフルに使って考えるべきだと感じました。はじめてディベートをしたから進行するのは不安だったけれど、みんなの多様な意見を共有できてよかったです。これを行う前は、10年もたっているのにまだ決まっていないのか...と思っていたけれど、話し合って気持ちがゴチャゴチャになってなかなか決断できない状況を体験して、無責任だったなと感じました。

 

2020年11月20日 (金)

PTA講演会が行われました

PTA講演会が行われました

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11月14日(土)本校100周年記念ホールでPTA実行委員会主催の講演会が行われました。「ゴミ清掃員芸人と考えるゴミ問題」と題し、ゴミ清掃員としても活躍されているマシンガンズの滝沢秀一さんをお迎えしました。

 当日は、記念ホール入口にサーマルカメラを設置し、ホール内も出席者の間に空席を設けるなどして、感染症対策には万全を期して実施しました。

 開会に際し、藪田PTA会長からのご挨拶がありました。今年は、対面での総会が開催できていないため、会長から会員の皆様へ最初のご挨拶の機会となりました。

 引き続き、宮川副会長が滝沢さんをご紹介し、講演会が始まりました。

 舞台に上がった滝沢さんは、エネルギッシュそのもの。ご自身の自己紹介から始まりましたが、パワーポイントを交えながらの軽妙なトークに会場の雰囲気もどんどん和やかになっていきます。一方でゴミ問題については、真剣に向き合わなければならない課題も多く、日常のゴミ出しについて「今日から考えよう」と思わずにはいられないお話でした。「リスペクト」というキーワードと、ゴミを出すという行為が、人と人とのつながりの中で成り立っているのだということを実感する講演会でした。

 

【参加された皆様の感想】

○生ゴミの水切りなど再度徹底しようと思いました。またゴミを減らす工夫も具体的でわかりやすかったです。 全体的にとても楽しい講演会で、保護者の方も積極的で雰囲気も良く参加してよかったです。中一の保護者ですので、最初どんな感じかなと思っていましたが、またこういった機会があれば参加したいと思いました。ありがとうございました。

○講演会は、テンポも良くとても分かりやすかったです。子どもにも分別の意識等を高めるために講演会の動画をみせたいと思いました。 素敵な講演会をありがとうございました。

○興味深い題材をサービス精神旺盛でわかりやすくお話ししてくれた滝沢さんの講演会、とても満喫できました。 講演会の選定、今の情勢に合っていてとてもよかったと思います。 娘を始めKG生にもぜひ聞いてほしいと思える講演でした。 動画撮影の視聴もまた是非観たいと思います。 このコロナ禍での開催、とても配慮が行き届いていて安心して楽しく参加できました。本当にあっという間の充実した1時間でした。 実行委員会および有志サポーターさんのご協力あってこそですね。本当に感謝いたします。ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

○さすが芸人さんトークという感じで、一方的な講演でなく会場一体な雰囲気で引き込まれ、楽しいひとときでした。ゴミのリデュースもそうですが、食品ロスについて特に「もったいない」という意識を強くするきっかけになったと思います。このテーマなら、生徒たちも参加できた方がよかったなぁと感じます。

中1美術  教育実習生による陶芸の授業

中1は教育実習生の指導の下、粘土で花びんを作る課題に取り組みました。

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実習生は現在美術大学で学ぶ本校卒業生です。約10年前、自分が中1であった時に取り組んだ課題を今回は教える立場になって母校に戻ってきました。

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粘土は自由に形を作ることができ、何度でも作り直すこともできますが、逆にそれを上手にコントロールできないとなかなか思い通りの形にできず苦労します。実習生も「中1の時はあまりうまく作れず立体の作品制作に苦手意識を持ってしまったが、今回教材研究をする中で陶芸の面白さを再発見したのでぜひそれを生徒に伝えたい」といっていました。

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実習生の指導に応えるように、生徒たちは試行錯誤を繰り返す中から次第に粘土の特性をつかみ、立派な花びんを作り上げていきました。

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完成して色見本から好みを選んで指定した作品は、乾燥させた後陶芸家の方に焼成していただき2月ころ手元に戻ってくる予定です。楽しみです。

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~生徒の感想~

O先生(実習生)の授業が楽しくてとても分かりやすかったので小学校ぶりの陶芸でも上手に楽しくできたと思いました。段々細くなったり太くなったりするところがすごく難しかったです。小学校のころ作ったものは上手に作れなかったけど、中学生になってちょっとレベルアップして上手に作れたんじゃないかと思いました。すごく楽しかったです。(S.M)

 

最初に予想していたものと全然違うのができました。けれど、とても滑らかにできてよかったです。粘土は幼稚園で遊んだのと、小学校の図工の授業でしかふれたことがありませんでした。でも、久々に粘土をやってみて、粘土ってこんなに楽しく、色々な物が作れるのだなぁと感心しました。もしかしたらもう粘土にふれることはないかもしれないけど、もっともっと色々な物を作ってみたいです。(T.S)