《広報室より》 第2回オープンキャンパス 10月27日(土) 神奈川学園講堂 10:30~12:30

準備の都合上、事前予約をお願いしています。こちらからご予約ください。
予約の流れはこちらを参照ください。

児童の方が参加できるプログラムは5種類

※限られた時間での実施のため、すべての講座は同時進行になっています。プログラムは当日お配りしますが、こちらからダウンロードも出来ますのでご参考にしてください。

2018.10.16追加

【プログラムPDFをダウンロード】

(1)入試問題にチャレンジ!

 昨年の入試問題からポイントになる問題をピックアップ。実際に解いていただき、本校教員が解答、解説をします。国語、算数、理科、社会の4教科の中から、チャレンジしてみたい教科を選んでご参加ください(最大2教科ご参加になれます)。6年生の児童の方が対象です(保護者の方も参加できます)。

 

(2)授業体験

 「おもしろ授業体験」と題された授業体験は多種多様。楽しく学んだり、在校生といっしょに作業に取り組む中で、知識が増えていきます。

 参加予定教科/国語科、数学科、社会科、理科、英語科、情報科

 

(3)クラブ体験

 中学生のクラブを1日体験。文化部から運動部まで、さまざまな体験ができます。興味のあるクラブの体験にぜひトライしてください!

 参加予定クラブ/コーラス部、茶道部、食物部、新体操部、吹奏楽部、バスケットボール部、バレーボール部、バトン部、卓球部、美術部、理化部

 

(4)在校生と伝えるミニ学校説明会

 在校生と教員が神奈川学園の授業や行事の魅力を説明します。ビデオやスライドを使いながらお伝えします。

 

(5)校内ウォークラリー

 時間が空いたら、校内ウォークラリーに参加してみてください。校内のチェックポイントを回って、クイズに挑戦。全問正解できたら、すてきな賞品をお渡しします。

2018年10月19日 (金)

マシューフリンダース 来校

9月26日から9月29日まで、オーストラリアにある交流校Matthew Flinders Anglican College(以下マシューフリンダース)から引率の先生2人と生徒11人の皆さんが神奈川学園の生徒の家にホームステイをし、交流しました。

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27日は一日を学校で過ごし、高校生の英語授業に参加してお互いを紹介しあったり、体育の授業でバレーボールを一緒にしたり、中学生の英会話の授業に参加しました。

書道体験では筆の扱いに苦戦しながらも、漢字を自分で選び個性あふれる一枚を完成させていました。

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放課後には、マシューフリンダースのみなさんを歓迎する高校集会が開かれました。

過去に研修でマシューフリンダースを訪れた神奈川学園の生徒のスピーチが行われ、マシューフリンダースでの経験が現在の自分にとってどれだけの影響があったか、そして、同じように、思い出に残る実りある体験をマシューフリンダースの皆さんにもしてもらいたいという思いを伝えました。

マシューフリンダースの皆さんからは、学校がある地域の紹介プレゼンテーションと、東京五輪音頭―2020-の発表がありました。東京五輪音頭の発表では、舞台で踊るマシューフリンダースの皆さんに合わせて神奈川学園の生徒からも自然に手拍子があがり、大変盛り上がりました。

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マシューフリンダースと神奈川学園の交流の歴史は、今年で18年目になります。今後も2校の交流が今後も長く続いていくことを願っています。

《図書館》 秋の展示替えをしました

読書の秋が訪れました。
秋の展示に図書室も模様替えをしました。
 
〇〇の秋や、ハロウィンに関する本など、秋の展示をしております。
ご来校の際はぜひお立ち寄り頂ければ幸いです。

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《中学3年》 学級通信

中3C組の学級通信に『猫と東大』(東大広報誌2018年9月号)が紹介されていました。

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(記事を要約します。)

あらゆる分野の教授が、「猫」を切り口にどんな学問ができるのかを、大真面目に語っている特集で、大変話題になりました。ここから、大学での自由で豊かな「学び」の世界を覗き見ることができます。

今、皆さんが取り組んでいる中学・高校での学びでは、そのための基礎的な知識を身につけているのです。

大学で「役に立つこと」を学びたいとか、「資格」をとりたいという人もいると思います。では、「役に立つ」とはどういうことでしょうか? ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶先生の研究が、「何の役に立つかわからない」PD-1の発見だったことを考えてみましょう。AIの進化などで、予測のつかない急速な変化の時代に生きている私たちですから、なおさら「今、役に立つかどうか」で判断することはできませんね。また、例えば「看護師」の資格を取るのは、資格を取ることより「人を救う、助ける」ということこそが本質のはずです。

まだ中3、されどすでに中3です。世界を見回すと、国によっては、15-16才で進路選択(大学で「学問」するのか、特定分野の専門校・職業校に行くのか決める)をします。オーストラリアやニュージーランドもそうです。将来について、学ぶことの意味について、考えてみましょう。

2018年10月17日 (水)

《高校1年》 進路講演会

高1では、現在大学4年生の卒業生3人を招いて、お話を聞きました。

どの先輩も、高校3年まで運動部に所属して活動していました。学習と学校生活の充実を両立し、希望の進路を実現した3人のお話は、高1の生徒にとって刺激的なものでした。

 

上智大学法学部のTさん

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Tさんは、「どのように進路選択したのか」と、「現在の大学での学び」について話してくれました。

進路選択にあたっては、特に大きなきっかけがあったわけではなく、それまでの自分の興味をもとに決めたそうです。例えば、文化祭の展示で知った児童労働の問題、フィールドワーク沖縄で出会った基地問題などの社会問題に興味を持ってきたので、「大学では、まだ知らない世界のことや社会のことを学ぼう」という選択をしたということでした。

大学では、法学の専門科目だけでなく、自分の興味によって、幅広く学ぶチャンスを生かしていること、また、高1で体験したオーストラリア研修の時から抱いていた留学の夢が叶い、大学3年生の時、交換留学生としてシドニーの大学で1年間学んだことを話してくれました。この時は、違う国から来た5人の学生と一緒の部屋で暮らし、たくさんのテストやレポート課題に心が折れそうになりながら、図書館で必死に勉強したそうです。ここで、環境問題について学び、4年生の今は「行政環境法」を専門にしています。就職は「地球上に住むみんなに関わりのある、環境問題解決につながるような仕事につきたい」と考えて会社選びをしたそうです。

「何よりも自分で納得して選ぶことが大事。自分が、その時に持っている興味を信じて選んでいけばよい。」という言葉が、心に残りました。

 

慶応義塾大学看護医療学部のWさん

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Wさんが看護師になろうと決意したのは、高1の進路選択の時だそうです。人生を振り返り、特に印象に残っていた出来事が5歳年下の弟の誕生だったことから、「人の生命にかかわる仕事っていいかもしれない」と思いました。中学1年生の時、鎌田實さんの講演会での緩和ケアの話で「自分らしく生きて自分らしくなくなるサポートをする」という言葉を聞いたことも心に残っていました。一方、英語や文学を学びたいという思いもあり、悩んだ末に看護師を選びました。が、それは今後の人生を考えて、看護師になっても英語や文学は勉強できると思ったからだそうです。「二兎を追って、二兎とも得たいと考えた」という言葉が印象的でした。

バドミントン部の引退が高3の6月で、それから本格的に受験勉強を始めたけれど、高1高2で宿題や小テストを頑張っていたことが支えになったそうです。基礎がしっかり身についていたこと、また、自分のペースがわかっていたこと、などです。「今、計画を立ててしっかり勉強することで、高3で後悔しないようにして下さい」と、励まされました。

看護学部は必修科目や実習も多く自由な時間が少ないけれど、患者さんと良い関係を作り、精いっぱい看護した実習の体験はかけがえのないもの、「大学合格はゴールではなく夢へのスタートでした。」と言い切る姿を、まぶしく感じました。

 

早稲田大学政治経済学部のSさん

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Sさんは、高1の時には医者になりたくて国公立理系を選択したけれども、オーストラリア研修の体験から外交官になりたいと心変わりして、高3で文転しました。進路選択は「自分がどんな個性を持つのか、どんな人になるのか」を自分で決めることだから、間違った選択肢なんてないと話してくれました。

そして、勉強については「どう自信をつけるのか?」その答えは、「日々の努力です」と言い切っていました。友達の能動的な授業姿勢に刺激されたというエピソードから、授業や日常の学習を大切にする「クラスの雰囲気」の大切さ、隙間時間の活用まで、説得力のあるお話でした。

大学生活のはじめに、哲学の教授から「実存は本質に先立つ」という言葉を示されたそうです。「自分の生きる意味や目的を手探りで苦労してでも見つけていきなさい」というメッセージでした。Sさんは、外交官になるためにはどんな素養が必要かという観点から自分の大学生活をデザインしました。海外に出て異文化に触れること、幅広く学ぶこと、自分の偏りを意識すること、の3つの観点です。カナダやタイへの留学、平昌オリンピックのボランティア参加など積極的に海外に出て、視野が大きく開け、考え方が柔軟になりました。タイで、環境政策の授業で地球温暖化について学んだ時に、カンボジアの学生が英語でした発言に「はっ」とさせられた体験など、興味深いお話を聞くうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

2018年10月12日 (金)

《高校1年》 Mini Global Village#2

10月6日の「2019年度高2選択履修説明会」の中で、グローバル・ビレッジのミニプログラムとして、アルゼンチン出身の留学生リーダーのお話を聞きました。

現在、東京芸術大学の留学生である彼女の、ここに至るまでの人生の選択や働く理由についてが、語られました。

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高校卒業後、映像制作がしたくて、父親の反対を押し切ってテレビ局に就職したが、アルゼンチンの経済危機で失業し、映像を学ぶためにあらためて大学に進学して学位をとり、さらに留学して学んでいること。今は、日系人である自分のルーツに興味を持ち、日系人の若者を助けたいと考えてドキュメンタリーを制作していること。

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働く理由は、「25%が収入のため、75%は、自分の夢を実現し、それが人のために役に立つこと」。

 

「好きなことをあきらめないで!道は開ける」という力強いメッセージをいただきました。

最後に「日本語でもいいから質問して」という言葉に答えて、生徒の手が上がりました。

 

Q 東京芸術大学に留学して辛いことはありませんでしたか?

A 言葉の壁です。自分以外のほとんどの人が、自分にはわからない日本語で話していること。中国や韓国からの留学生は日本語ができますから。

 

Q 壁にぶつかって、あきらめようと思ったことはありますか?

A ありません。日本は居心地がいいです。アルゼンチンでは、今日100円のものが明日は400円になるかもしれないという経済不安があります。

 

Q 反対だった父親が、なぜ賛成してくれるようになったのですか?

A 父親は厳格な人で、私が法律家になることを望んでいました。説得に次ぐ説得です。毎日説得して、映像を学ぶための大学に進学して、学位をとるということを許してもらいました。

 

自分のキャリアについて、真剣に向き合おうとしている高1の時期に、とても刺激的な内容のプレゼンでした。

《中学2年》 家庭科

中2家庭科では、福祉分野の学習が始まりました。今日は、白杖体験と車椅子体験をしました。

まず、白杖体験です。

先生から、アイマスクと白杖の使い方について説明がありました。みんなで目をつぶって見えない状態を想像し、介助者が気を付けなければならないことを考えました。

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二人一組で、一人がアイマスクをつけて白杖を持ち、もう一人が介助者になりました。

「あそこ」とか「あっち」とか言われてもわかりません。具体的に説明することが大事です。腕を組むか肩につかまってもらうかして、介助者が半歩前を歩きます。

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次は、車椅子体験です。

体育の授業で「車いすバスケット」の体験をした生徒たちなので、ブレーキの違い、押す人が注意すべきこと等の説明を聞きました。

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二人一組で、体験です。カフェテリアから外へ出るところの段差を苦労して降りました。後ろ向きになって、慎重に降りていきます。少しの段差でも、降りるときは「こわい」という体験をしました。段を上がるときは「あげるよ」と声をかけていました。

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次回の授業では、高齢者福祉について学び「シニア体験」をします。

 

その後、『生きてます、15歳』のビデオを視聴します。ベストセラーになった『生きてます、15歳─500gで生まれた全盲の女の子─』が原作です。「未熟児網膜症」で幼くして失明した著者井上美幸さんが、お母さんとの心の交流や自分白身の成長を描いた作品です。

 

中間テスト後には、コラムニストの「伊是名夏子さん講演会」が予定されています。「骨形成不全症」で電動車いすを使いながら、4歳と2歳の子育てを、総勢10人のヘルパーに支えながらこなしています。「助け合う」をテーマに16歳からの講演は50回以上、ファッションショーや舞台でも活躍中の方です。どんなお話をして下さるのか、楽しみです。

2018年10月 9日 (火)

《中学1年》 平和学習

第五福竜丸・元乗組員 大石又七さん、第五福竜丸展示館・学芸員 市田真理さん講演会

 

第五福竜丸元乗組員の大石又七さんと、第五福竜丸展示館学芸員の市田真理さんのお話を伺いました。大石さんが第五福竜丸についてのお話を始めたきっかけは、6人の中学生が「話を聞かせてほしい」と、訪ねてきたことだったそうです。気の進まなかった大石さんでしたが、中学生の熱心さに触れて、以来、多くの学校に招かれてお話をなさっています。

神奈川学園と大石さんの出会いは、23年前、当時中学2年生だった先輩が、文化祭の学習で大石さんにお手紙を書いたことから始まりました。毎年学校に来ていただいて、中学1年生がお話を聞き、一日研修で「第五福竜丸展示館」を訪問しています。

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最初に市田さんから「第五福竜丸事件」について、お話がありました。

1954年3月1日午前6時45分 ビキニ環礁でアメリカが水爆実験を行い、160キロほど離れたところにいたマグロ漁船「第五福竜丸」が被爆しました。巨大なキノコ雲が空を覆い、2時間後「第五福竜丸」には、真っ白な「死の灰」が降り注ぎました。

乗組員23人全員がひどい放射線障害を起こし,半年後には無線長の久保山愛吉さんが、「原水爆の被害者は私を最後にしてほしい」という言葉を残して亡くなりました。

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次に、大石さんがお話して下さいました。

大石さんは、14才で漁師になり、第五福竜丸で被爆した当時は20才でした。

退院から2年後、大石さんは東京に出てクリーニング屋をはじめました。故郷の焼津では、新聞報道や政府の対応によって、心ない人たちからの差別や嫌がらせを受けたからです。自分が被爆者であることはずっと隠していたそうです。

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「第五福竜丸」が水揚げしたマグロは、放射能で汚染されていて「原子マグロ」と言われて恐れられ、築地に埋められました。後世の人達が、このことを忘れないために、大石さんが中心になって「マグロ塚」を建てました。この塚は、大石さんのお話を聞いた全国の中高生が、10円募金をしたお金で作られています。

大石さんのお話は、フクシマの子供たちの被爆や「核兵器禁止条約」のことなどにも及びました。

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市田さんから、「せっかくのチャンスだから大石さんに質問のある人はいますか?」と声がかかりました。ひとりから質問が出ると、次々と手が上がりました。

生徒からの質問の一部と、お答えを紹介します。

 

Q 「死の灰」を、どれくらいの時間浴びたのですか?

A 灰の降る中で、6時間くらい操業していました。海水で洗い流したけれど、デッキに白く積もって足跡が付きました。焼津港に戻るまでの2週間、灰と一緒にいたということになります。

Q 灰を見た時の気持ちは、どうでしたか?

A なんとも思いませんでした。何だろうとは思いましたが、何も知らなかったから、怖くなかったんです。

Q 展示館にある「第五福竜丸」は本物ですか?本物だとしたら、どうやって放射能を取り除いたんですか?

A 本物です。放射能には半減期というのがあって、徐々に減っていきます。「第五福竜丸」は、政府が買い取って東京に持っていき、残留放射線を計測していました。安全が確認された後、改造して大学の「演習船」にされました。その後、船としての耐用年数が過ぎたので、ごみの島に捨てられていたのです。それを見つけて修復して、展示館に置いてあります。

Q マグロが危ないということで土に埋めたそうですが、そのほかのお魚はどうだったんでしょうか?

A 小型のさかなは放射線の測定が難しかったので、計測しませんでした。また、その後も核実験は繰り返されましたが、日本政府は魚の検査をやめたので、どうだったかはわかりません。

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最後に、生徒を代表して二人から、感想とお礼を一言ずつ添えて、花束を差し上げました。生徒代表の感想では、「被爆した人が、いわれのない非難を受けたということへの憤り」「知ったことを自分も伝えて行きたいという気持ち」「知らなければ死の灰も怖いと思わないということの恐ろしさ」それらが自分の心に残ったということが、語られました。

2018年10月 6日 (土)

《中学1年》技術・家庭科 「木工」

 中1技術・家庭科の「木工」の授業です。

 

足柄にある「21世紀の森」から、3名の講師の先生に来ていただきました。

普段は森の手入れや、林業を目指す方々への研修会などをされています。

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まず、神奈川県は1/3以上の敷地が森であること、森の重要性について、

森を守るためには手入れが欠かせないこと、などのお話を伺いました。

 

その後、小物入れを作成しました。

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木の板を組み合わせ、釘で打ち付けていきます。

初めて釘を打ったという生徒もいて、ワクワクした体験になりました。

まっすぐに釘を打ち付けるのは、なかなか難しいです。

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紙やすりで丁寧に磨いて…可愛い小物入れができました!

大事に使ってくださいね。

2018年9月28日 (金)

《中学2年》社会 歴史新聞の発表会

社会で夏休みの宿題にしていた歴史新聞の発表会を、全クラスで行いました。この宿題は、横浜市内やその周辺の史跡や建造物(例えば山手の洋館や鎌倉の寺院)について調べ、その史跡等に行って取材し、内容を新聞にまとめるというものです。

自分で作った新聞は、自ら撮った写真と、意見・感想もあり、オリジナルの表現物となっています。互いに関心を持ちながら新聞の内容を聞きあうことができました。

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《文化祭》 文化祭片付け・閉会式

9月24日は、文化祭の片づけと閉会式が行われました。

閉会式では、校長先生から、最初に、芸術関係の金賞受賞者表彰がありました。続いて、賞選考委員会によって選ばれた、展示部門・公演部門の各々の金賞・銀賞の受賞団体の発表と、表彰がありました。

賞選考委員会を代表して、及川教頭先生から「講評」がありました。

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2018年度 文化祭講評

2018.9.24.(月) 神奈川学園中学・高等学校

 

今年の文化祭は、初日の午前中、心配された雨が残りましたが、次第に天候も回復し、2日目は好天に恵まれた中で開催できました。来場の方も天候に比例したようで、初日は2,847名でしたが、2日目は4,142名に上り、2日間で6,989名のお客様をお迎えすることができました。これは、昨年の6,000名を1,000名近く上回る人数です。まずは、文化祭を運営して下さった実行委員会のみなさんのご苦労に感謝したいと思います。

 

賞選考委員会では、最初に2つの点が話題となりました。今年一段と進んだ「展示方法の工夫」と「プレゼンの力」です。

「展示方法」では、例年以上にお客様が体験できたり参加できたりする企画が設けられ、精密な模型や実物も各展示教室に並びました。また、タブレットや電子黒板を用いた動画等も多く、参加者の方に分かりやすく展示の主張が伝わる工夫がされていました。

また、「プレゼン力」という点では、学んだことを原稿などに頼るのではなく、自分の言葉で説明する姿が多くみられました。途中でお客様から投げかけられた質問に的確に答えたり、模造紙に記してあることのポイントをまとめて説明したりする姿や、模造紙に書いてないことまで説明できる人も多く、学習の深まりを感じています。また、各展示教室を訪れたときに、例年以上に間を置くことなく積極的に「説明しましょうか」と声をかけてくれる人が多かったことにも、みなさんのお客様に対する心遣いを感じました。

今年、来場者の方(主に小学生とその保護者の方)に学校として感想をアンケートでお聞きする、という取り組みを初めて行いました。そこにもみなさんの姿勢に対する感動の声が数多く記されていました。そのごく一部を紹介します。

○文化祭、初めて来ましたが、どのクラスもとてもよく調べられていました。また、入った時に説明もしっかりしていただき、わかりやすかったです。歩いていてもあいさつがしっかりできる子が多いと感じました。また来年来たいなと思いました。ありがとうございました。

○小学生以下の子も楽しめる工夫が多く、楽しんでいました。

○以前3校の文化祭に行きましたが、これまでの学校と雰囲気が違い、楽しかったです!

○クラスの展示、どれもすばらしいです。時間をかけてじっくり学んでいることがよく分かります!!

○生徒の方々の対応や展示の説明がとても良かったです。

○参加できるものがたくさんあり、みなさん親切でとても楽しめました。

○飾り付けが上手で、びっくりしました。

○あいさつをしてくださる生徒さんがとても多くて明るい雰囲気が良かったです。ありがとうございました。

○自ら進んで声をかけてくださる生徒さんがいて感心しました。小さな子どもたちにもていねいに接してくださいました。ありがとうございました。

○門からの通り道に飾ってあるポスターや喫茶の装飾からもやる気と活気が感じられて、素敵なものも多く、楽しめました。

○広くて「迷子状態」のときに、みんな親切に教えてくれました。学校を回って見て、私も入りたいなと思いました。

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各学年の取り組みにも、学年ごとの特徴が出ていました。

中学1年生は、初めての文化祭でしたが、高校3年生の応援を受けながら大食堂の運営をがんばりました。美しい桜の切り絵を用いた、華やかでかわいらしい装飾で、居心地のいい空間を作り上げました。また、学年全員が作成した「戦争体験レポート」はどれも力作で、レポートが並んだ多目的室は落ち着いた展示空間になりました。

中学2年生は初めてのクラス参加でした。どのクラスも調査に出かけたり、専門家の方に伺ったりしたお話をていねいにまとめ、自分の言葉でしっかりとお客様に伝えることができました。体験できる工夫にもあふれた展示で、どのクラスも「初めて」とは思えない充実ぶりでした。

中学3年生は喫茶での参加でした。それぞれのクラスのテーマに基づく個性の異なる装飾で教室を飾りつけましたが、どれもほんとうに見事な、センスにあふれた装飾で、そこが「教室」であることを忘れさせるほどの空間を作り上げました。

高校1年生は、「さすが高校生」と思わせるプレゼンの力を見せてくれました。また、身近であるがゆえに形にしにくいテーマや、現在進行形で結論に至っていない現代の課題を、わかりやすく形に示そうと工夫にあふれた展示空間を作りました。

高校2年生は、クラブなどの中心学年で忙しい中、よくぞあれだけの展示空間、喫茶空間を作り上げたと感じています。展示では、プレゼンの力はもちろん、さまざまな課題を自分の身に引きつけたり、調べにくいテーマを徹底して掘り下げる姿勢がありました。喫茶では、テーマ性のある装飾とおもてなしで、お客様に満足いただく空間を作りました。

 

もう一点、特筆すべきは、各クラブのレベルの高さでしょう。

どのクラブも日頃から積み重ねた研究の成果や、技術の高さを発揮することができました。研究発表ではお客様の知的好奇心を刺激する展示を、公演では大きな感動を与える舞台を作り上げました。先ほどの参加者アンケートでも、「○○部の研究が興味深かった」「△△部の公演が素晴らしかった、感動した」という声が数多く寄せられています。

また、今回は創立100周年記念ホールが完成して2度目の文化祭でした。昨年の振り返りから改善すべき点を明らかにしての運営で、実行委員と生徒のみなさんの協力で全体的にスムーズに行うことができました。ありがとうございました。

 

では、以下に受賞団体について触れていきます。

 

 

受賞団体

≪展示部門≫

金賞

中2B J2Bに何かようかい?

妖怪について、伝説をフィールドワークで地元を調査したり、紙芝居や動画、模型などを駆使したり、体験も充実する等、教室を目いっぱい使った見事な展示でした。説明もとてもていねいでした。

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高2B 神さまの言う通り

大きな鳥居等の模型や精密なジオラマ、動画などそのどれもが見事に、またていねいに作りこまれていました。日本人の宗教観への問題提起、自分の言葉で語りきるプレゼン力も高2らしい見事さでした。

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銀賞

中3B 行列のできるはちみつ喫茶

「花とはちみつ」というテーマで統一され、細部までこだわって作られた喫茶空間は、そこが「教室」であることを忘れさせました。立体的で華やかでありながら、落ち着ける空間を実現しました。

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高1A 音姫

目には見えない「音」を、実体験や視覚化を通しながら興味深く掘り下げ、社会的な鋭い問題意識も提示しました。さらに展示とともにパフォーマンスを行う発表形態も工夫されていました。

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高2A JK半端ないって!! ~そんなんできひんやんふつう~

 JKという、等身大でありながら、JKビジネスや貧困問題等、社会的な鋭い問題意識につながる課題設定が見事でした。一人ひとりが展示教室全体を説明できる「プレゼン力」にも圧倒されました。

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≪公演部門≫

金賞

新体操部 結~むすび~

ロシア、スペイン、インド等、さまざまな国の民族舞踊や音楽から、文化や価値観の違いについて考える重厚なテーマを、実際のステップ等で「本物」を追求した美しい演技で見事に表現しました。

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銀賞

ダンス部 Good Job 

大人数を活かしたダイナミックな完成度の高いダンスがまず圧巻でした。そして職業をテーマにしながらスピーディーに展開される工夫された構成で、観客が楽しめる舞台を作り上げました。

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コーラス部 

ミュージカル「クレイジー・フォーユー」

ラブコメディーという難しい分野に挑戦し、登場人物一人ひとりが活き活きと活躍する舞台を作りました。美しいコーラスはもちろん、演技、ダンスともに完成度が高く、楽しいステージでした。

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この他に、今年度特筆すべき団体として話題にあがったのは、書道部です。

書道部は、例年公演と展示の両分野で参加していますが、パフォーマンスの向上に加え、今年はとりわけ展示室の書の迫力に素晴らしいものがあった、という評価が多くありました。

 

文化祭を支えてくれた文化祭実行委員のみなさん、

高校3年生のみなさん、ありがとうございました。

 

さて、今年の文化祭は事故もなく、落ち着いた雰囲気の中で終えることができました。それは生徒のみなさんの文化祭に取り組む姿勢が生み出したものだと考えます。そして、その姿勢をリードしてくれたのは文化祭実行委員会のみなさんです。今年は「HORIZONS」という大目標を掲げ、「地平線の向こうにいるたくさんの人を想像し、一人ひとりが視野を広げて文化祭を作っていく」「文化祭当日に学んできたことを多くのお客様と共有」することを通して視野の広がりをめざしてきました。その思いを学校全体で共有できたからこそ、今年の文化祭の成功につながったのだと思います。実際の運営面でも実行委員のみなさんは、表舞台に出る場面だけでなく、多くは裏方に徹しながら全体を支えてくださいました。ほんとうに、ありがとうございました。

そして、高3のみなさん、大食堂での中1のフォローや、キャンパスツアーでのご案内など、最上級生として下級生をたくさん支えて下さりありがとうございました。みなさんが「神奈川学園の顔」として立ってくれたからこそ、下級生は安心してそれぞれの活動に取り組めたのだと思います。ほんとうに、ありがとうございました。

 

 

芸術関係 金賞 受賞者 ……芸術科の選考で選ばれた金賞受賞者です。

≪絵画部門≫    高3 芳賀樹

≪デザイン部門≫  高2 森麻由子

≪書道部門≫    高2 山田ののか  高1 野原有夏

 

文化祭生徒賞 受賞団体……生徒の投票で選ばれた団体に、生徒会長から賞状が渡されました。

≪展示部門≫ 

第1位 高2D チョコミン党

第2位 高2A JK半端ないって!! ~そんなんできひんやんふつう~

第3位 中3B 行列のできるはちみつ喫茶

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≪公演部門≫ 

第1位 ダンス部 Good Job

第2位 新体操部 結~むすび~

第3位 バトントワリング部 Galaxy

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