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2018年6月14日 (木)

《高校1年》 フィールドワーク5方面の授業

≪沖縄≫

1

今回の授業では、兵士の視点で戦争について考えました。海兵隊に入隊したアレン・ネルソンさんの著書や映像を見ながら、兵士たちがどのような訓練を行ってきたか、何を求められていたのかを考えました。

「今回の海兵隊訓練所の映像は衝撃的でした。想像を上回る恐怖におそわれました。兵士達に求められていることは人間の感情を捨て、まるで機械のように敵を殺すことだけ覚えることだと思います。最初に所持品を全部没収されていました。これは、外部からの繋がりを断ち、兵士に育て上げる為に行う行為だと強く感じます。高校を卒業したばかりの多くの学生が数か月後には「相手を殺す」ことを覚え戦場で戦っているのだと思うと教え方次第で人が180°変わってしまう怖さを感じます。私の訓練のイメージは体力作りがメインだと思っていました。しかし『殺せ殺せ』と叫びながら人の殺し方を学んでいて感じたことのない恐ろしさでした。」(生徒の感想より)

 

≪水俣≫

2

『証言 水俣病』を読み、グループ内で分担して、4人の患者さんの人生をたどりました。それぞれの方について発表しあい、「患者の望んだものは何だったか」ということを考えました。授業の感想を紹介します。

「水俣病の影響によって人生を大きく狂わされた人たちをそれぞれまとめることで、同じ水俣病患者でも生きてきた人生や、水俣病に対して思っていることや起こした活動も違っていて、並べて読むことで、1回『証言 水俣病』を読んだ時とは違った視点で感じることができた」「周囲からの理解の少なさが頭に残りました。伝染病ではないのに伝染病だと言われ、隔離病室に入れられたり、近所の人々からひどい扱いを受けたり…と、心についた傷は計り知れないほど深いと思います。家族が恐ろしい病気にかかって死んでいくのを見るのは想像するだけで心が痛いです。そんな思いをしたのに安い賠償金を与えられ、認定もされず、充分な治療も受けられず…怒りと憎しみは増幅する一方だったと思います。今ももちろん水俣病は終わっていないし、決して終わらせてはいけないと強く思いました。」

 

≪奈良・京都≫

3

今日の授業のテーマは「仏像と仏教」です。前回の授業で学んだ「宗教と仏教」が、形に表れるとどうなるかを学びました。

「籔内佐斗司流 仏像拝観手引」の映像を見ながら、実際に現地で仏像を拝観する際に知っておくべき知識をワークシートに書き込んでいきました。そもそも、仏像は見るものではなく、「拝む・拝観する」ものなのだということも学びました。如来・菩薩など仏像には位があること、手の形や台座の形にも一つひとつ意味があることを知りました。今まで何となく聞いたことがあった言葉も、改めて整理しながら聞いてみると発見がありました。映像の中には、実際に私たちが拝観できる仏像もたくさん含まれていたので、現地に行くのがますます楽しみになった授業でした。

 

≪岩手・宮城≫

4

前回、ラーニングセンターで「たろう観光ホテル」「奇跡の一本松」「共徳丸」「南三陸防災対策庁舎」「大川小学校」の5つの震災遺構について調べ、今週はその発表をしました。保存するか解体するかを決めるにも、各所によって様々な事情があったことがわかりました。

発表の後は、「自分の通っている学校が大地震により被災し、犠牲者も出てしまいました。震災から5年を経て、自分の学校を震災遺構として保存するか、解体するか議論が進んでいます。」という架空の命題を元に、保存賛成、保存反対のそれぞれの立場でその根拠となる意見を書いてください、という課題に取り組みました。来週はそれを元にディベートをする予定です。

 

≪四万十川≫

5

今日は、フィールドワークに行く地域を、地図で確かめました。

「高知県はどこ?」「日本周辺の海洋と海流は?」「海流名を書き入れよう」……中学の時に、社会科の授業で使った白地図に向かって作業を進めます。

次に、旅程を見ながら、四万十川の地図を開いて訪れる場所を探し、印をつけて確認しました。「佐田沈下橋」「トンボ自然公園」「砂浜美術館」など、フィールドワークの現地のイメージが膨らんできました。