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2021年10月 8日 (金)

中3国際  関根摩耶さんによる「アイヌ文化」に関する講演会

 10月1日の中学3年総合学習「国際」の授業は、関根摩耶さんとオンラインでつながり、講演を伺いました。関根さんは、現在大学4年生として神奈川県内で生活しながら、アイヌ語など文化をYouTubeなどで発信しています。その背景には、北海道の二風谷のアイヌコタンで生まれ、アイヌをルーツの一つに持っていることがありました。自分につながるアイヌの考え方や文化に誇りを持ち、他者に伝えようと様々なことに取り組まれています。

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 講演では、関根さんの生い立ちや、アイヌ文化の根っこにある考え方をわかりやすく伝えてくださいました。「アイヌ文化」の学習としてだけでなく、「生きている文化」とは何か、「自分らしく生きる」とはどういうことか、思いがけないテーマに広がりながら考えさせられる1時間でした。この講演を受けてこれからは、先住民文化の学習を深め、11月には神奈川・横浜の「グローカル」を考える現地研修に出かけていきます。

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 生徒の感想を紹介します。

 今日のお話を聞かせていただいて、自分の中でとても心に残ったことや、感動してこれから活かしていきたいなと思ったことがたくさんありました。まずは、関根さんのようなアイヌの方や、そこにルーツを持つ方のご家族などがおっしゃっている言葉は、「アイヌはこういう文化だから」というのではなく、人間として生きていく上で絶対に大切にしなければいけないことを教えてくださっているような気がしました。地球上にあるものは、そこに落ちている石ころにも、全てに魂が宿っていて、動物、植物、もの、人間、そして神様も、みんな平等で同じであり、尊敬し合いながら生きていかなければならない、そしてすべて神様から与えて頂いたもので、自分の都合で「ここは要らないからいいや」でなく、すべて感謝して使い切らないと失礼だということが、本当にそうだと思いました。当たり前にやらなければいけないことだけど、私たちができていない部分だなとすごく思いました。また、ドアに足をぶつけたら「ドアにも謝りなさい」、机に食べ物をこぼしたら「机も食べたかったんだね」と、関根さんの家族で言われていたというのが、物を大切にする以前に、すべてのものと同じ立場で考えて、本当に尊重しあいながら暮らしているんだなと思って、心からすごいな、と思いました。

 「誰しもがマイノリティ」という言葉もすごく心に残って、自分も「周りといつでも同じ」にするのではなく、もっと自分のやりたいことをとことん突き詰めて、自分では好きでないところも強みにしていけるよう努力したいと思いました。お忙しい中、貴重なお話を本当にありがとうございました。これからは、色々な物事に感謝するだけでなく、自然も人間も平等だということを忘れずに、自然に目を向けて物を大切にしていきたいと思いました!   (E.Rさん)

 

 今日関根さんのお話を伺って、心に残った言葉が沢山ありました。まず「ゴミを出さないことが自然への誠意」だというお話を聞いて、食料廃棄の問題や食に関する貧困問題が取り上げられ始めている今の時代にとても大切な価値観だなと思いました。ドアにぶつかったら、ドアにも謝る、自然災害が起きたときには山へお見舞いに行ったりする... 自分を棚に上げるのではなく、すべてのものに魂があり、人間も自然の一部だという考え方がとても素敵だなと思いました。自分が今こうやって文字を打てているのもパソコンのおかげ、自分が指を動かしているだけでは言語化できないのだと考えることで色々なものに親近感を抱くことができ、日頃から感謝の気持ちを忘れずに生活できるのではないかと思いました。

 関根さんの考え方で素敵だなと思ったことの一つが、「失敗しても生きていけるという自信」に関することです。今まで私は大変なこと、不安なことがあるとすぐにネガティブに考えてしまって、これからどうなるのか、常に考えていました。でもこの話を聞いて、失敗しても自分を支えてくれる人がいる、なんとか生きていけると思えるようになりました。今後気分が落ち込んでしまうことがあったら、このお話を思い出して、元気を出したいなと思いました。

 また、自分にしかできないことを大切にというお話を関根さんが特にたくさんおっしゃっていて、自分にしかできないこと、とても些細な小さなことでも良くて、案外探してみれば見つかって、将来へ繋がっていくきっかけになるかもしれないのかなと思いました。

 関根さんがおっしゃっていたことで心に残っていることのもう一つとして、「相手を知らないということを知る」という言葉があります。そうすることで互いが互いを知ろうとし、色々な人たちの生き方を尊重し、大切にしていくという考え方がとても素敵だなと思いました。

 最初、講演会が始まる前に小川先生と対談していたことで気になったのが、中学を一ヶ月休んで海外へ行ったというお話です。それを聞いたとき行動力がすごくて、自分もそんなふうに自分の意思をしっかり持って、行動を起こしたいなと憧れました。今日聞いたお話は、本当に一言一言が素敵で人生において大切な思考だなと思いました。最後に心に残った言葉として、「天から役目なしに降ろされたものは一つもない」という言葉があります。これは関根さんもぜひ覚えてほしいとおっしゃっていたと思うのですが、この言葉は本当に素敵で、これからの長い人生の中で自分を支えてくれるとても大事な言葉になってくれると思いました。今後大変なことがたくさんあると思うけど、今日のことを忘れずに、大事にして生きていきたいなと思いました。そしていつか関根さんのように自分のしたいことにまっすぐに、周りに左右されず突き進めたらいいなと思いました。  (S.Nさん)