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2021年11月13日 (土)

中3社会 世界ツアー発表会

 中学3年の社会科では2学期前半に「食から考える世界地誌とESD」に取り組みました。普段何気なく食べている食べ物も世界とつながりを持っています。各気候帯の衣食住を学んだあと、食料自給率38%(カロリーベース)の実態を深めていきました。そこから見えてくる貿易や外国の環境問題について知り、それらを意識できる取り組みとしてバーチャルウォーターやカーボンフットプリントなどを学びました。また、フェアトレードをはじめとした身近なお店や好きな食品で取り組まれていることも調べました。

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 これらの学習のまとめとして、「20年後の私の理想の食卓」の意見文と、「多文化共生を感じる世界ツアー」企画発表にチャレンジし、相互に評価を行いました。意見文と世界ツアー企画発表会のようすを紹介します。

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【意見文の紹介】

仕事をしているのに、十分な収益を得られず、日常生活も困難だったら、いったいどんな気持ちだろうか。たとえばチョコレートの場合、モノカルチャー経済の国では、児童労働が問題となっており、同時に原材料の生産者には利益が販売収益の6%と利益がほとんどない状態である。ガーナの場合、販売ルート、貿易手段でも先進国に頼っているためだ。加工技術もないため、利益の獲得が最後になってしまう。児童労働によって子どもの読み書きの機会が奪われ、貧困の連鎖から抜け出せない。このような状態から世界では「フェアトレード」で適正価格を設定し、エシカル消費でより配慮することによって、少しでも現状を改善したいと考えているが、実際はフェアトレードを知らない人が大勢だと思う。実際私も知らなかった。スーパーで見かけるほかに比べて値段の高いチョコレートの一部は適正価格で設定されたものであり、原材料生産者への適正な利益が得られるように工夫がされている。まずは、フェアトレードという言葉を知ってもらい、より多くの人が気にして購入すれば改善されていく、と私は思う。(K. Yさん)

 

私は、食品ロスの課題について考えました。食品は作られる過程、運ばれる過程でたくさんの水を消費し、温室効果ガスを排出します。そして、捨てられるときにも、水分を多く含んでいれば、温室効果ガスが多く出ます。現在、コロナウィルスで大変な事態になっているように、豚肉が混ざっているエサを豚が食べれば同種間のために病気が感染する可能性もあります。発症に気づく前に殺されて人間が食べれば、さらに危険が広がるという問題です。今まで食品ロスは、世界には満足に食べられない人々がたくさんいるからその人たちに申し訳ない、という気持ちだけでした。しかし、深刻な水不足、温暖化問題、ウィルス感染など、食品ロスには貧困に加えて、こんなに多くの課題が絡んでいたのは、今回の学習で初めて知りました。自分たちがやれることとして、おつとめ品を買ったり、食べきれる分しか買わないなど、積極的に行動しようと思いました。(S. Aさん)