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2021年12月20日 (月)

中1総合  「平和学習」学年発表会

 「平和について考える」をテーマに取り組んできた、中学1年生総合学習まとめの様子です。中学1年生の総合学習のテーマは「平和について」です。1学期は、川崎平和館を訪れ、現代まで続く様々な「非平和」に出会いました。夏休みには新聞スクラップから、一人ひとり「非平和」についてレポートにまとめ、クラスで発表しました。また、卒業生・五大路子さんの朗読劇では、事前学習で横浜大空襲について学び、第二次世界大戦中の空襲の被害について、イメージを膨らませ多くのことを感じてきました。

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 2学期は、第五福竜丸展示館の学芸員である市田さんの講演会を実施し、その後は一日研修として、実際に第五福竜丸展示館で学んできました。平和学習の焦点は「核というものに振り回された、一人ひとりの傷」について知り、考えることです。自分とは異なる様々な境遇の人たちに共感し、その人を理解しようとすることを大事にしていきます。

 総合の時間には、クラスを4~5人のグループに分け、テーマごとに調べ学習を進めてきました。2学期末には、クラスでグループごとの発表を実施し、今回は、そのクラス代表による学年発表会です。

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 各チームは、以下の5テーマに分かれて発表しました。

 テーマ1:原爆の投下について 1945年8月6日の広島を中心に

 テーマ2:原爆の投下について 1945年8月9日の長崎を中心に

 テーマ3:水爆の実験について 1954年3月1日の第五福竜丸を中心に

 テーマ4:水爆の実験について 1954年3月1日のマーシャル諸島ロンゲラップを中心に

 テーマ5:原発の事故について 2011年3月11日の福島を中心に

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 代表の生徒たちは、自分たちで自主的に打ち合わせを重ねながら、Googleスライドを利用して、学んできたこと、伝えたいことをまとえてきました。「One slide  One message」というアドバイスを活かし、ポイントを絞りながらまとめてきていました。クラス発表での経験をブラッシュアップし「原稿を読むのではなく、自分の言葉で語る」ことを意識しながら、緊張しながらも一生懸命語る姿が印象的です。

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 発表会には、外部の方にも来ていただきました。第五福竜丸展示館の蓮沼さんは会場に、市田さんはオンラインで参加していただきました。また、本校の卒業生にも2名来校してもらい、自分たちの経験を踏まえてコメントしもらいました。一人は、高校2年生のときに、原発をテーマに文化祭に取り組んだ経験もあり、「事実だけでなく、そこから何を感じたか、自分の心の動きを大事にしてほしいと」語ってくれました。また、もう一人はこの3月の卒業生であり、神奈川学園の総合学習で学んだことが、今の大学での学びにつながっていることを語ってくれました。「目に見えないもの、見えにくいものに意識を向けることの大切さ」を発表の内容を拾いながら話してくれました。代表者の発表を終えて、市田さん、蓮沼さんからは「非平和について、自分事として、当事者意識を持って取り組んでいることが素晴らしいことで、大切なことですね」とメッセージをいただきました。 

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 今日の発表会では、代表の発表を聞くことで、中学1年生全体としても、核の問題に巻き込まれて傷つけられた人たちの気持ちを、もう一度推し量る時間にもなりました。非平和とは何か、その課題を少しでも解決するために何が必要なのか、自分たちにできることは何か、自分事として、今後も考えていきたいと思う1日でした。