防災訓練がありました
神奈川学園では、学期に一度防災訓練を行っています。2学期は、非常時の点呼体制を確認するとともに、防災備品の確認と入れ替えを行う訓練を行いました。
今回の訓練は朝のホームルーム直後に始まりました。大きな地震が起きた設定で、緊急放送と同時に机の下に避難しました。
揺れが収まり、安全が確認された後、怪我人の有無を確認し、本部(職員室)に出席人数と共に報告します。怪我人は生活委員が付き添って保健室に向かいます。
全校の人数が集約された後、学校に宿泊する体制を整えるため、防災備品を取りに行きます。今回は、教室に備え付けの備品を入れ替える作業も行いました。
最後に教室で、担任の先生から簡易トイレの使い方や避難に際する注意を受けて訓練は終了しました。
以下は、教室で担任の先生から伝えられた内容です。
東日本大震災から11年が経とうとしています。2011年3月11日は、学年末考査の最終日で帰宅していた人が多くいましたが、学校にいて大きな揺れを感じ、その後宿泊してから帰宅した人もいました。在校しているみなさんの中で、本校で震災を経験した方はいません。震災当日には安全の確保を行うだけでなく、学年を越えて協力して宿泊体制を整えました。当時を思い出すと、生徒のみなさんが落ち着いて行動したことで大きな混乱なく、一泊の宿泊を終えることができました。
今回実施されるのは、「地震が起きた想定で、学校で避難・宿泊をするために、物資を運搬し、確認する訓練」です。これまでに被災地訪問をした高校生の方が現地の方々から体験を聞き、「是非みなさん自身の防災に役立てて下さい」と言って下さったことを、文化祭開会式で生徒代表者が避難経路の確認をするなどの場面で活かしてきました。今年度は、1学期に「火事を想定した避難訓練」を予定していましたが、雨天のため実施できず、机上訓練に切り替えました。今回は、震災が起きた時の基本的な動きと分担を確認し、物資がどこに保管されているかを知っていただく機会です。訓練ではありますが、是非真剣に参加し、突発的な災害に備えましょう。
避難訓練は行いませんが、どの校舎も非常に硬い地盤の上に建設されており、火災が発生しない限り校舎内にとどまることが安全だと考えられています。学校には様々な施設がありますが、頭部を保護すること、落下物に気をつけること、揺れが収まったら逃げ道を確保する…などの原則を覚えておき、臨機応変に落ち着いて安全確保に努めて下さい。 |