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2022年2月 7日 (月)

高1FW  水俣方面:山下善寛さんの講話から学ぶ

 1月20日、高1フィールドワーク水俣方面では、オンラインで山下善寛さんの講話を聞きました。

 山下さんはチッソに勤務しながら組合活動を通して「人として何を大切にするべきか」を問い続けてきた方です。チッソに勤務しながら感じてきたことや当時の様子、これまでの企業の歩み、そして現在の環境への取り組みについて話して下さいました。

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 山下さんのお話は、現代の企業や労働問題、環境問題にもつながるものでした。生徒からは「『命や健康はお金で買えない。環境はすぐにもとには戻らない。だから命と健康を大事にするべき』ということが、今のコロナと共通する事だからこそ、命の大切さを感じた」という声もあり、自分事として捉えながら真剣に山下さんのお話に耳を傾けていました。また「日本が変わるには、女性が変わるしかない」という力強いメッセージは、生徒の心にも深く刻まれたようでした。

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生徒の感想より

 今回善寛さんのお話を聞き、水俣病に対する意識がとても深まりました。また、今回のお話は水俣病に限らず、現代の問題にも関わる話題があったというふうに感じました。

 印象に強く残ったのは、チッソに勤める労働者による労働組合の中でも、分断と差別や嫌がらせが存在していたというところです。今まで患者の方の目線で考えてきましたが、チッソで働いていた方たちの動きについてはあまり学んでこなかったので、とても勉強になる講話だと思いました。チッソで働いていた人全員が、自分たちの責任から逃れているような思考を持っていたわけではなく、多くの人が闘い、水俣病患者に寄り添う姿勢でいた事を、知らないままでいなくてよかったと思いました。

 会社のその労働者に対する差別が、水俣病に対するそれと同じであり、水俣病に対するたたかいは自分たちのたたかいであると気づいたことが、大きなスイッチだったんだと感じました。善寛さんの自分の道を進み続ける行動力や人間関係の築き方、広く持っている視野はとても尊敬するし、だからこそ私達に伝えてくれた言葉には説得力がありました。これからのフィールドワークの学びに役立てたいです。