中3理科Ⅱ 太陽の1日の動きを透明半球で調べる
中学3年生の理科Ⅱの授業では、1学期に地学分野の天文について学習しています。今回は座学で学習した太陽の1日の動きを実験で確かめました。
太陽の位置を記録するやり方を事前に再確認してから、実験当日は各グループで分担をして、1日がかりで太陽の動きを観察しました。各授業の合間に屋上へ行き、約1時間おきに太陽がどの方角、高度に見えているかを、透明半球とよばれる装置にペンで印をつけ、そのときの時刻も記録していきます。
実験後最初の授業では実験結果の解析を行い、実験当日の日の出、日の入りの時刻と方角や、太陽が真南に来た時刻とそのときの高度を、実験結果から計算で求めました。
生徒は今までに学習した数学の知識を駆使しつつ実験の解析を行っていました。透明半球に印をつけるだけという簡単な実験方法に対して解析は少し難しく、生徒は苦戦している様子でしたが、グループ内で協力し合いながら解析を進め、2回の授業にわたって集中して取り組んでいました。
以下は、生徒の感想です。
「一人一人が協力して透明半球を調べることができました。実験の結果と実際の結果がだいたい合っていてよかったです。」 「印のつけ方などが少し違うだけで計算が大きく変わってしまったりして、とても大変でした。日の出の時刻と日の入りの時刻が計算よりも大きく違ったので驚きました。影がうすくて分かりづらかったのかなと思いました。大変だったけれど、友達と実験するのは楽しかったです。」 「本当の時間よりもずれてしまったところもあったけれど、この印をつけるちょっとの作業でここまで時間が求められるのはすごいと思いました。今度もっと細かく印をつけて再挑戦したいです。あと、今回は計算の仕方が分からないところがたくさんありすぎたので、今度は自分で式を立てて、計算ができるようになりたいです。」 |